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520Hz駆動のゲーミングディスプレー、目視で260Hz駆動と見分けられる?

ASCII.jp / 2025年1月21日 14時0分

インテル B860Mや、AMD B850チップセットを搭載したマザーボードの新製品を展示

リフレッシュレート可変ディスプレーやインテル B860M、AMD B850搭載マザーボードなどを展示

 先日、CES 2025の期間中に近隣のホテルで開かれたASRockのプライベートブースにお邪魔してきました。

 インテル B860Mや、AMD B850チップセットを搭載したマザーボードの新製品や、有機ELパネルを採用した31.5型ゲーミングディスプレー「PGO32UFS」など、同社らしい個性が光るラインアップを一斉に展示。

 PGO32UFSは、フルHD(1920×1080ドット)/480Hzか、4K(3840×2160ドット)/240Hzから、解像度/リフレッシュレートを選んで切り替えて使えるという遊び心のある製品です。

PGO32UFSは、解像度とリフレッシュレートを切り替えて使える

 色々と説明を聞きながら製品を見学していると、「今日はぜひ、見てほしいものがあるんですよ」と声をかけられます。すでに色々見ているので、改めて口にするということは、何やらすごいものなのでしょう。

PG27FFX2A

リフレッシュレート520Hzは、目視でわかるのか!?

 案内されたのは「PG27FFX2A」という27型ゲーミングディスプレーのコーナー。PG27FFX2AはIPSパネルを搭載しつつ、520Hzのリフレッシュレートに対応したゲーミングディスプレーです。

 PG27FFX2Aは、発表自体は昨年行われていましたが、具体的な発売予定などは明確になっていませんでした。

 IPSパネルはTNパネルに比べて制御系統が複雑なことに加え、広い視野角を実現するために液晶分子の動く方向に制約があります。これらの理由で、TNパネルと比較すると、高いリフレッシュレートを実現することが技術的に難しいそうです。

 見せてもらったデモは、520Hzで駆動しているディスプレーに対して、33/65/130/260/520FPSの映像を同時に投影するというもの。さすがに、33や65の低いFPSの映像は一見して260との違いがわかるのですが、260FPSと520FPSの違いはなかなか見分けられません。双方、どの角度から見ても鮮やかで、なめらか。

画面に近づいてみても、260と520(一番上とその下)の違いはよくわからない

 こういうとき、遠慮して「さすが、520は違いますね」と言ったりすることもある私ですが、この日はなぜか「260と520の違いは、見てもよくわかりませんね」と口走ってしまいました。

 そうすると、担当してくださった方「熟練のゲーマーなら、ちゃんと見分けられますよ。じっくり見てみてください」と穏やかに返してくれます。

 集中して、もう少しじっくりと観察してみると……見えた! 違いが見えました!

 260FPSでも520FPSでも、非常に滑らかなことには変わりはないものの、260FPSではほんの一瞬ブレてしまうディティールが、520FPSでは残像を残すことなく流れていきます!

520FPSの映像は、微妙なブレも発生していない

 というわけで、520Hzのリフレッシュレートは、じっくり見比べると260Hz(相当)との違いが見分けられました。非常に繊細な集中力が要求される競技では、520Hzのリフレッシュレートで表示されていることが、勝敗を分けることもあるのかもしれません。なお、具体的な時期は示されなかったものの、PG27FFX2Aは近日中の発売に向けて動いており、日本国内市場でも展開の予定があるといいます。

 世界初をうたう「520Hz駆動のIPSゲーミングディスプレー」、ガチのゲーマーなら、ぜひ手に入れたいところですね!

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