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beyerdynamicの新イヤモニは用途別の4機種展開ーー「DT 70 IE」「DT 71 IE」「DT 72 IE」「DT 73 IE」

ASCII.jp / 2025年1月22日 23時0分

ピアノ再生にマッチするDT 73 IE
ピアノ再生にマッチするDT 73 IE

 オーディオブレインズは1月22日、NAMM Show 2025に合わせて、beyerdynamicのイン・イヤー・モニター(IEM)の新製品4機種を発表した。

末尾の数字で用途が変わるDT 7X IE」

 プロのミュージシャンやサウンドエンジニアがターゲット。先進技術とドイツの職人技を融合させ、ミキシングやクリティカルリスニング、ドラム&ベース、ギター&ボーカル、さらにはクラシック楽器やキーボード用など、特定の用途に向けて設計。音質と快適性の新しい基準を打ち立てるとしている。

 TESLA.11ダイナミックドライバーシステムは、卓越した明瞭性と1kHzでわずか0.02%と極めて低い歪率。最大音圧レベルは137dBで、市場で最も高出力なシステムのひとつとしている。

 製品はドイツ・ハイルブロンにある本社で手作業で製造、コンパクトなデザインと人間工学に基づいたフィット感、さらにMRIで採取された数百もの耳型データを基に開発された設計によって、高いフィット感と最大39dBの遮音性を持つ。大音量のステージやスタジオの厳しい要求に最大限に対応する。

製造工程

 4製品は下記のように用途別に最適化された音響特性を備えている。プロのミュージシャンやサウンドエンジニアと共同で開発した。また、マーティン・ミラー・セッション・バンドとのコラボレーションも実施する。マーティン・ミラー氏は「beyerdynamicのヘッドホンは、私の音楽キャリアを通じて常に欠かせない存在でした。特にスタジオではDTシリーズのモデルを愛用しています。この新しいインイヤーシリーズのおかげで、ステージ上でも同じ音質を体験できるようになりました」とコメントしている。

製品を装着したマーティン・ミラー氏

 「DT 70 IE」はミキシングや精密な分析に特化した設計で、ライブサウンドエンジニアやスタジオ用途、さらには外出時のコンパクトなモニターとして開発。バランスの取れたチューニングで高品質に音楽を楽しみたいユーザーにも向いているという。

 「DT 71 IE」は力強い低音を基盤とし、やや落ち着いた中域と際立った高音域を特徴としています。ドラマーやベースプレイヤーに最適なモデル。

 「DT 72 IE」は、ギタリスト、ボーカリストのニーズに合わせてチューニングしたモデル。自然な低音域とディテールに富んだ高音域が特徴。中音域の高い部分がやや強調されており、ミックスの中でギターやボーカルの存在感やクラリティを得られる。

 「DT 73 IE」は、ピアニスト、キーボード奏者、オーケストラの音楽家に最適な選択肢。20Hzから1 kHzまでの低音〜中音域をリニアに再現。原音のデータそのままの自然な再現が可能。一方で5kHz以上の高音域にはわずかなブーストを加え、倍音成分を正確に再現できるという。

 共通する仕様として、ケブラー補強ケーブルを金メッキしたMMCX端子で接続。DT 70 IE、DT 72 IE、DT 73 IEはIP68認証を取得。防塵性と最大1.5メートルの水深で30分間の耐水性を持つ。DT 71 IEはIP65保護等級(防塵・耐水)に準拠。

 周波数特性は5Hz〜40kHzで、インピーダンスは16Ω。

 音圧はDT 70 IEが113dB SPL、DT 71 IEが112dB SPL、DT 72 IEが113dB SPL、DT 73 IEが115dB SPL(500Hz、1mW)。同様に129/130/130/131dB SPL(500Hz、1V)。瞬間最大入力は137dB SPL。

 重量は6gでケーブル長は1.4mでプラグは3.5mm(3極)。本体にはキャリングケースのほか、シリコンイヤチップを5ペア(XS、S、M、L、XL)、メモリーフォームイヤチップ(ComplyのTx-500)を3ペア。ワックスフィルターを1ペア同梱する。

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