これで2万円台？ まさにハイコスパな薄型ハイレゾプレーヤーが登場

　エミライは1月24日、実売2万円台で上位機に匹敵する性能を持つハイレゾプレーヤー「JM21 Blue」を発売すると発表した。価格はオープンプライス。発売は1月31日を予定している。「音楽を持ち歩こう 早割キャンペーン」として、2月28日までは実売2万9700円前後の期間限定特価で販売するとのこと。

　エントリークラスの製品だが、デュアル構成のシーラス・ロジック製DACチップ「CS43198」とデュアルアンプ（SGM8262）によるフルバランス構成による圧倒的な高音質をうたう。本体は13mmと薄型ながら、出力は700mWと強力。さまざまなインピーダンスのヘッドホンに対応できるよう、3段階のゲイン設定と独立した音量カーブを用意している。

　ディスプレーは4.7インチ。クアルコムのSnapdragon 680を搭載し、OSにはカスタムおAndroid 13。独自開発のDAPSシステムによって、音質劣化の要因にもなるSRC（Sampling Rate Converter）処理を必要としない音楽再生が可能となっている。

　驚異的な低ジッターを実現するフェムト秒クロックを搭載。44.1kHz系/48kHz系の2系統が独立して搭載されている。段階的システムによる安定した電源供給と干渉を減少させる独立シールド設計など内部もこだわっている。

　4.4mmと3.5mmのヘッドホン出力のほか、S/PDIF、USB、ライン出力を装備。USB DACとして利用する場合は最大384kHz/32bitの再生が可能。Bluetoothの送受信にも対応し、どちらでもハイレゾ級の伝送ができるLDACコーデックが利用できる。バッテリー駆動時間も12.5時間と長く、バッテリーをいたわる充電停止モードも搭載している。様々な使用環境に対応できる万能的なプレーヤーとなっているのも特徴だ。

専用ケースに収納したところ

　本体サイズは約幅68×奥行き13×高さ120.7mm、重量は156g。