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Office使い続けても14時間駆動! 1kg以下でCore Ultraの14型ノートPCで外でも快適な仕事環境を

ASCII.jp / 2025年1月28日 11時0分

「THIRDWAVE F-14LN5LA」

 サードウェーブの「THIRDWAVE F-14LN5LA」(関連記事)は、14型の大きく見やすいディスプレーを採用しながら、厚み約18mm、質量約950gという薄型軽量ボディーを実現したモバイルノートパソコンだ。コードネーム「Lunar Lake」で知られるインテル Core Ultra プロセッサー(シリーズ2)を搭載しており、従来よりCPU性能だけでなくグラフィックスやAI処理性能も大幅に向上している。

 今回は各種ベンチマークを実行して、そのパフォーマンスやバッテリー駆動時間をチェックしてみた。

Core Ultra プロセッサー(シリーズ2)をいち早く搭載

 「THIRDWAVE F-14LN5LA」は、高性能と低消費電力を高いレベルで両立したCore Ultra プロセッサー(シリーズ2)をいち早く搭載しているのが特徴の1つ。主なスペックは次のとおり。

 このうちCore Ultra 5 226Vは、高性能なPコアを4基、高効率なEコアを4基搭載した、8コア/8スレッドのプロセッサー。AI処理に特化したNPU(インテル AI Boost)の性能が前世代より4倍近く向上しており、Microsoftが提唱する「Copilot+PC」のハードウェア要件である“40TOPS以上の処理性能”も満たしている。さらに電力効率もアップしており、消費電力も低減。もちろん、CPUやGPU性能も従来より大きく向上している。

CPUは8コア/8スレッドのCore Ultra 5 226Vが搭載されている

 この構成で、いったいどのくらいのパフォーマンスなのだろうか。そこで、ベンチマークソフトで性能をチェックしてみることにした。

 まず、CPUの性能を見るため「CINEBENCH 2024」を実行してみたところ、シングルコアが113pts、マルチコアが588ptsとなった。第13世代 Core i7-1360Pや、前世代のCore Ultra 5 125Uを上回るスコアで、着実な進化がうかがえる結果だ。普段使いやビジネス用途はもちろんだが、軽くであればクリエイティブ用途も快適にこなせそうだ。

「CINEBENCH 2024」の結果

 続いて、PCの総合的なパフォーマンスを見る「PCMark 10」を試してみたところ、総合スコアが「6503」という結果になった。詳細を見ると、PCの基本性能を示すEssentialsが9629、ビジネスアプリの性能を示すProductivityが9010、クリエイティブ系アプリの性能を示すDigital Content Creationが8603となっている。

「PCMark 10」の結果

 快適さの目安となるスコアは、それぞれ4100、4500、3450以上なので、いずれも大幅に超えており、普段使いやOfficeアプリを使用した文書作成はもちろんだが、写真・動画編集などもストレスなく作業できることが分かる。

 続いて、NPU性能を見るためUL ProcyonのAI Computer Vision Benchmark(AI推論性能を測定するベンチマーク)とAI Image Generation Benchmark(AI画像生成の性能を測定するベンチマーク)も試してみた。

 このうち、AI Computer Vision Benchmarkは前世代の上位プロセッサーとなるCore Ultra 7 155Hとの比較で3倍以上のスコアが出ており、NPU性能が4倍近くアップしたという謳い文句が大袈裟でないことが分かる。

AI Computer Vision Benchmarkの結果。前世代の上位プロセッサーであるCore Ultra 7 155Hはスコアが269だったので、単純比較で3倍以上にアップしている
AI Image Generation Benchmarkの結果

 AI Image Generation Benchmarkは、Stable Diffusion 1.5を使用して512×512ドットの画像を生成するテスト。今回は、その処理のうちU-NetのステップをNPUのみで実行する場合と、iGPU(CPU内蔵GPU)の支援を使用する場合、iGPUのみの3種類をテストしている。結果を見ると、GPUよりもNPUを使った方がパフォーマンスが高い。GPUに負担をかけずAI処理を高速に実行できるのは非常に心強い。

 ストレージは1TBのM.2 SSD(PCIe Gen4×4)が搭載されていたが、CrystalDiskMarkを実行してみたところ、シーケンシャルリードが約4,000MB/s超と高速。実際にデータの読み込みはサクサクと快適だった。動画などの大容量データを扱う作業には、大いに役立ってくれそうだ。

CrystalDiskMarkは、SSDのシーケンシャルリードが4000MB/s前後となった

Officeアプリを使った作業で14時間以上持つバッテリー

 バッテリー駆動時間はJEITA 測定法 3.0準拠で、動画再生時に7時間、アイドル時に16.8時間となっている。そこで、実際にどれくらい持つか試してみることにした。

 今回は、ディスプレーの輝度を40%に設定して、UL Procyonのバッテリー寿命ベンチマークのシナリオのうち、実際にMicrosoft Officeを使った作業を行なう「オフィス生産性」を実行してみた。その結果、14時間5分の駆動が可能だった。

UL Procyon バッテリー寿命(オフィス生産性)ベンチマークの結果

 実際の業務に近い条件のテストでこれだけ持てば十分過ぎるだろう。普段はACアダプターや電源ケーブルを持ち歩かなくても安心して使えそうだ。ちなみに本製品のUSB Type-CポートはUSB PDに対応しているので、付属のACアダプターが手元にない場合でもサードパーティ製のUSB急速充電器を使って充電することができる。ノートPCを持ち歩く機会の多い人には魅力的なポイントだ。

付属のACアダプターと電源ケーブル

AI処理を活かせるアプリや機能に期待

NPU性能が従来より大幅にアップしており、AI処理を活かせるアプリや機能にも期待したいマシンだ

 薄型軽量ボディーに最新のCore Ultra プロセッサー(シリーズ2)を搭載したサードウェーブの「THIRDWAVE F-14LN5LA」。CPU性能やグラフィックス性能だけでなく、NPU性能が従来より大幅にアップしているのが魅力的なポイント。

 今後登場が期待されるAIを活用するアプリや、機能をビジネスやプライベートで活用したいという人には、とくにおすすめできる。デザインが洗練されておりバッテリー駆動時間が長いので、持ち歩いて出先でPCを使う機会が多い人にも、ぜひ注目してほしい製品だ。

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