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2560×1600&高性能Ryzenで約15万円はお買い得、15.3型ノート「mouse B5-A7A01SR-A」は普段使いに最適

ASCII.jp / 2025年2月1日 12時0分

普段使いやビジネス用途に使いやすい15.3型ノート「mouse B5-A7A01SR-A」

 マウスコンピューターの15.3型ノート「mouse B5-A7A01SR-A」は、CPUにRyzen 7 8845HSを採用しているおかげで十分な処理能力を備えているうえ、画面解像度がWQXGA(2560×1600ドット)と高精細のため広いデスクトップエリアを利用できる。しかも価格が14万9800円~とお手頃なことにも注目だ。mouse B5-A7A01SR-Aには16GBメモリー/500GB SSD搭載の「B5A7A01SRAECW101DEC」、32GBメモリー/1TB SSD搭載の「B5A7A01SRAECW102DEC」の2モデルがあり、今回は前者の「B5A7A01SRAECW101DEC」をお借りできたので、これを基にその実力や実際の使い勝手を紹介しよう。

マウスコンピューターの15.3型ノート「mouse B5-A7A01SR-A」。CPUとしてRyzen 7 8845HSを搭載している

CPUの「Ryzen 7 8845HS」のおかげで性能十分、目的や予算に合わせてストレージ容量を増量したい

 mouse B5-A7A01SR-Aが搭載するCPUは、8基のコアを備えたAMD Ryzen 7 8845HSだ。スレッド数は16で最大クロックは5.1GHzにも達する。マウスコンピューターによると、前モデルのmouse K5(2022年モデル)に搭載していたCore i7-12650Hと比較して、マルチコア性能が約20%ほど高いという。またグラフィック機能のAMD Radeon 780MはCPU内蔵GPUとしては高めの性能を備えているため、フルHD(1920×1080ドット)解像度で軽めのゲームを遊ぶ程度なら難なくこなせる。

 ほかのスペックについて気にかかるのは、ストレージ容量が500GB NVMe M.2 SSD(Gen4×4)とやや少ない点だ。BTOオプションを見てみると、mouse B5-A7A01SR-Aは最大2基のSSDを内蔵できるほか、外付けストレージとしてポータブルSSDも選べるので、目的や予算に合わせてストレージ容量の増加を検討するといいだろう。例えば、メインストレージにあたる1基目のSSDは標準の500GBのほかに512GB~4TBの計7種類から指定できる。2基目のSSDは500GB~4TBの計7種類だ。

 例えば、ビジネス用の文書作成やネット・動画閲覧なら標準のストレージ容量のままでも利用しやすいが、スマホで撮影した画像や動画を保存したり、画像を編集したりするなら、バックアップ用途を兼ねて500GBのポータブルSSDを追加したり、1TBのSSDに変更しておくと容量不足に悩まされることが減るだろう。

バックアップ用途を兼ねて500GBのポータブルSSDを追加したり、1TBのSSDに変更しておくと容量不足に悩まされることが減る

明るい雰囲気のシルバーの本体に、最大解像度2560×1600ドットの15.3型液晶ディスプレイを採用

 mouse B5-A7A01SR-Aの本体色は明るい雰囲気を感じさせるシルバーで、家だけでなく外出先やオフィスなど、どんなシーンにもマッチするだろう。バッテリー駆動時間は動画再生:約10時間、アイドル状態:約17時間(JEITA 3.0)と十分な長さだ。重量は約1.68kgとなっているものの、リビングから自室に移動させる、会議室から自分のデスクに移動させるなど屋内利用中心なら負担になりにくい。

シルバーのボディーはリビングに置いても違和感があまりない明るい印象だ

 液晶ディスプレイのサイズは15.3型で、ノングレア(非光沢)タイプのため周囲の光が映り込むことが少なく、画面の内容を視認しやすい。画面解像度はWQXGA(2560×1600ドット)と高精細のため広いデスクトップエリアが確保されており、複数のウィンドウやアプリを表示可能だ。またリフレッシュレートが120Hzとなっており、ゲーム画面を滑らかに表示できる。

 ベゼルは実測で左右が約5mm、上部が実測約6mmの狭額縁となっており、画面の内容に集中しやすい。上部の中央付近はWebカメラを収納している関係で実測約8mmとなっているものの、この部分に指を引っかけることでノートを開けやすくなっており、快適だ。またWebカメラには、物理的に映像を遮断するプライバシーシャッターが搭載されている。操作ミス・忘れによる意図しない映像撮影もしっかり防げるのだ。

テンキー搭載で数値を入力しやすいキーボード、Copilotキーも採用

 キーボードは、テンキーも備えた105キー配列だ。キーピッチは約18.75mm、キーストロークが約1.4mmとなっており、ノートPCとしては広めの打ちやすいサイズを確保している。テンキー部分は少し細めのハーフサイズになっているものの、カーソルキーはフルサイズなので細かいカーソルの移動に便利だ。mouse B5-A7A01SR-Aは「Copilot+ PC」ではないものの、インターネットベースのCopilotブラウザーを起動するCopilotキーも採用している。

 実際にタイプした感想としては、クリック感によりしっかりした打鍵感があり、疲れにくそうなストロークの深さのように感じた。タッチパッドのサイズは大きめで、指の滑りも良好だ。このため、2560×1600ドットという高解像度のデスクトップでもカーソルを移動させやすい。

テンキーまで揃えたキーボード。カーソルキーが通常サイズなのもうれしい

 暗いところでもキーを視認しやすいLEDバックライト機能も採用しており、プリインストールソフトの「Mouse Control Center」でオン/オフを切り替えられる。「Mouse Control Center」ではmouse B5-A7A01SR-Aの駆動モードの切り替えも可能で、パフォーマンスと静音性のバランスを取るモードか静音性を重視するモードを利用できる。

キーボードバックライトを点灯した状態。プリインストールソフトの「Mouse Control Center」でオン/オフを切り替えられる

USB4採用で最新機器も接続しやすい充実のインターフェース、Wi-Fi 6EとBluetooth 5にも対応しケーブルレス環境も狙える

 mouse B5-A7A01SR-Aは、幅342mm×奥行き239.7mmというサイズを活かし、左右側面だけでなく背面にもインターフェースを搭載している点もメリットだ。左側面にはUSB 2.0 Type-A×1、USB 3.1 Type-C(USB PD、画面出力対応)×1、右側面はUSB 3.0 Type-A×2などを装備しており、抜き差しの機会が多いUSB機器をつなげやすくしている。右側面にはSDメモリーカードスロットもあるため、デジカメで撮影した画像データを保存しておきたい人には便利だろう。背面には、HDMI×1、USB4(USB PD、画面出力対応)×1、ギガビットLANポートを備えており、こちらは外部ディスプレイやバックアップ用のポータブルSSDなどあまりケーブルを抜き差ししない機器を接続することを想定している。

 また最大2.4GbpsのWi-Fi 6E、Bluetooth 5も利用できるため、ワイヤレスのマウスやヘッドセットなどをつなぎケーブルレス環境を構築しやすい点も覚えておくといいだろう。

左側面。左からUSB 2.0 Type-A×1、USB 3.1 Type-C(USB PD、画面出力対応)×1、ヘッドホン/ヘッドセット端子×1が並ぶ
右側面。左から、SDメモリーカードスロット、USB 3.0 Type-A×2
背面。左から、HDMI出力×1、USB 4(USB PD、画面出力対応)×1、ギガビットLAN端子となっている

 ACアダプターは100WのUSB PD充電器タイプで、非常にコンパクトだ。BTOでもうオプションの「USB PD 100W対応 AC充電器」を追加購入しておけば、据え置き用と持ち運び用として使い分けられる。

コンパクトなACアダプター。スマホの充電にも使える

mouse B5-A7A01SR-Aは普段使いだけでなく、簡易的な画像編集もこなせる

 ここからは、mouse B5-A7A01SR-Aの性能をベンチマークソフトで確認しよう。まずは、3D CGをレンダリングすることでCPUの性能を計測する「Cinebench 2024」のスコアをチェックだ。

 Cinebench 2024では、Single CoreでCPUの1コアあたりの性能(シングルスレッド)、Multi CoreではCPUの全コアの性能(マルチスレッド)を計測している。Single Coreの数値が高いほど軽快に動作しやすく、Multi CoreはCPUの最大性能を知る指標となる。mouse B5-A7A01SR-Aの計測結果は、Single Coreでは「106pts」、Multi Core」では「947pts」という結果になった。

「Cinebench 2024」のスコア

 次は、PCの総合力を計測する「PCMark 10」で、総合スコアは「7503」だ。ソフトの起動やWebブラウザーの処理速度を表す「Essentials」は「10956」、オフィス系ソフトの処理速度を表す「Productivity」は「10828」だ。画像の処理や動画編集の処理速度を表す「Digital Content Creation」では「9661」と高めの数値となった。

 内訳を見てみると、「Essentials」ではソフトの起動速度を計測した「App Start-up Score」の数値が「15095」、Webブラウザーの処理速度を表す「Web Browsing Score」が「10088」と高い。「Productivity」では表計算ソフトについて計測した「Spredsheets Score」が「13302」だ。「Digital Content Creation」は、画像処理向けの「Rendering and Visualization Score」が「14107」と高めで、簡易的な画像編集なら難なくこなせることが分かる。

「PCMark 10」のスコア

 ゲームについては、より実際の環境に近いベンチマークとして「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」(以下、黄金のレガシー)を利用した。ただしRadeon 780MのようなAMD製GPUの場合、黄金のレガシーなどのベンチマークソフトではフレームレートを正確に計測できないので、あくまで参考程度にとどめてほしい。AMDのフレーム生成技術「AFMF 2」は、ゲームからの映像をもとに新しいフレームを生成することでフレームレートを高める仕組みになっており、実際のプレイ時には今回の数値以上に快適に感じるはずだ。

 またRadeon 780Mは、フルHD解像度のゲームプレイを想定しているCPU内蔵GPUのため、黄金のレガシーの設定は画面解像度1920×1080ドット、表示方法「フルスクリーン」としており、画質を変えながら計測した。結論からいくと「標準品質(ノートPC)」「高品質(ノートPC)」の評価は「普通」と健闘しており、「最高品質」では「設定変更を推奨」となった。平均フレームレートも同様の傾向で、「標準品質(ノートPC)」が37.2fps、「高品質(ノートPC)」は37.2fpsで、「最高画質」は22fpsとなった。実際に遊ぶ際には、先に挙げたAFMF 2に加えて、画質を調整することでより高いフレームレートでプレイできるはずだ。

「ファイナルファンタジーXIV: 黄金のレガシー ベンチマーク」のスコア
画質設定ごとの平均フレームレートと最小フレームレート

 最後に、「CrystalDiskMark 8.0.6」でストレージのアクセス速度を計測したところ、シーケンシャルリードが「約4307MB/s」、シーケンシャルライトは「約1828MB/s」となった。ソフトの起動にかかる時間が短く、データを高速に読み書きできることが分かる。

「CrystalDiskMark 8.0.6」の計測結果

mouse B5-A7A01SR-Aは、メインマシンとして使えるコスパ良好ノートだ

 mouse B5-A7A01SR-Aは、CPUのRyzen 7 8845HSにより、文書作成やネットサーフィンといった普段使いをはじめ簡易的な画像編集もこなせるため、メインマシンとして使いやすい。15.3型という画面サイズ、2560×1600ドット解像度というディスプレイのおかげで、複数のウィンドウやソフトを数多く表示できるため快適だ。しかも14万9800円からというお手頃価格で、コストパフォーマンスは非常に良好となっている。新社会人や新入学などに向けた初めてのノートパソコンとしてオススメしやすい製品だ。

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