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シンプルデザイン、だがそれがいい! RTX 4060の15.6型ノートPCでゲームも仕事もこの1台で

ASCII.jp / 2025年1月31日 11時0分

「LEVEL-15FXA61-R7-RM4X」

 ユニットコムが販売するゲーミングブランド「LEVEL∞」の「LEVEL-15FXA61-R7-RM4X」は、Ryzen 7 8845HSとGeForce RTX 4060を搭載する15.6型ゲーミングノートパソコンだ。リフレッシュレート144Hzに対応するフルHDディスプレー、マルチカラーLED搭載のテンキー付きキーボード、無線LAN「Wi-Fi 6E」などが特徴となっている。価格は19万4800円から。

 LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xの魅力を、「外観・使用感」「軽量~中量級ゲームのベンチマーク」「重量級ゲームのベンチマーク」の3回に分けて掘り下げていく。本記事ではまず、外観・使用感をメインにLEVEL-15FXA61-R7-RM4Xがどういったマシンなのかをお届けしたい。

 まずは、LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xの外観からチェックしていこう。筐体はマッドブラックで塗装されており、一見するとオーソドックスなノートパソコンに見える。天面に「LEVEL∞」のロゴマークがあるぐらいで、それ以外は黒一色というシンプルなデザインが特徴だ。

 色だけでなくコーヒーの味もブラック派の筆者にとって、本モデルの筐体はシンプルゆえにカッコいいと感じた。ゲーミングらしい派手派手しいデザインよりも、シンプルなデザインが好きな人に刺さるのではないだろうか。

シンプルなマットブラック塗装がとてもクール。天板中央に「LEVEL∞」のロゴマークが入っている

 筐体のサイズは約幅361×奥行248.5×高さ31.6mm(ゴム足含む)で、重量は約2.26kg(バッテリー含む)。カバンに収納しても負担にならないサイズ感なので、本モデルを外に持ち運ぶこともでき……なくはない。

 「持ち運びもできる!」と断言しづらい理由は、2kgを超える重量にある。「ぐぎぎぎ……」と歯を食いしばるほど重いわけではないが、ずっしりとした重みがどうも気になってしまう。本モデルを持ち上げてみたところ、両手なら余裕なのだが、片手だと結構キツイ。筆者がアーノルド・シュワルツェネッガーのような筋肉モリモリマッチョマンなら余裕だったのかもしれないが……。

 ゲーミングノートパソコンの運命というべきか、CPU内蔵ではないGPUを搭載しているマシンの重量については、致し方ないといわざるを得ない。筆者個人の意見としては、自宅内での活用が無難ではないかと思われる。とはいえ、けっして持ち運べないわけではないので、結局のところは15.6型以上のノートパソコンが入るリュックを選ぶなど、カバンの種類や持ち運び方の工夫次第になるだろう。

144Hzの高リフレッシュレートに対応!

 続いてはディスプレーを見てみよう。冒頭でも述べたように、LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xはリフレッシュレート144Hzに対応したフルHD(1920×1080ドット)パネルを採用している。非光沢のノングレアタイプなので、グレアと比べて長時間作業やゲームプレイする際にちらつきや映りこみがなく目が疲れにくいのはありがたい。

144Hzに対応するフルHD(1920×1080ドット)の液晶パネルを搭載

 ゲーマーにとってうれしいのは、144Hzのリフレッシュレートに対応していることだ。フレームレートの高さが重要になるFPS・TPSのシューターや格闘ゲームで144Hzの恩恵が活かせるだろう。実際に触れてみたときは滑らかな映像でゲームをプレイでき、60fpsではもうゲームプレイしたくなくなっている自分がいた。なお、各種ゲームタイトルのフレームレート計測については後日掲載予定の記事で紹介する。

 最近のAAAタイトルはグラフィックスの進化に伴い、GPUの描画負荷も高くなってきている。ゲームの要求スペックも高まっているため、GPUメーカーが開発した「フレーム生成技術」が必要不可欠になりつつあるのが現状だ。

 本モデルに搭載されているGeForce RTX 4060(モバイル向け)は、NVIDIAの「DLSS FG(DLSSフレーム生成技術)」に対応している。これは、AIが画像と画像の間に「中間フレーム」という画像を生成し、フレームレートを向上させるというものだ。

リフレッシュレートの項目には「144Hz」と表示されている

 今後、描画負荷の高いゲームをプレイするときは、DLSS FGを活用する機会がどんどん増えるだろう。本機の搭載するGeForce RTX 4060だと、負荷が高めのタイトルを144Hz以上のリフレッシュレートでガッツリ遊べるというのは考えにくいので、これくらいのリフレッシュレートがちょうどいいといっていいのではないだろうか。。

 そのほか、ディスプレー上部に内蔵されている約100万画素のWebカメラもポイントだ。Web会議はもちろん、友人らとオンラインチャットをする際に役立つ。本モデルはゲーミングノートではあるが、仕事用として併用するのも悪くない。まさに仕事兼ゲーム用の1台に打ってつけといえる。

ディスプレー上部に内蔵されているWebカメラ。Web会議などで活用できるはずだ

彩り豊かなライティングが楽しめるテンキー付きキーボード

 LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xのキーボードは、テンキー付きの日本語配列を採用している。各キーは隙間が狭いうえに密集しているが、押し間違いが起きにくい構造になっているためか、タイピングは快適だった。そのうえ、手首を置くためのパームレストが少し広めにとってあるのもありがたいところだ。

 本モデルはキーストロークが短く、「スッ」とした打鍵感だった。ケーミングキーボードと異なる感覚だが、しばらく触っているとスッとした打鍵に慣れる自分がいた。そのうえ打鍵音も静かなので、よほど強くタイピングしない限りはボイスチャット中にマイクがタイピング音を拾ってしまう心配はないと思われる。

 しかし、個人的に気になったのはスペースキーの横幅だ。個人差があるかもしれないが、WASDキー(移動)+スペースキー(ジャンプなど)の操作を行なったとき、最初は「スペースキーの横幅が狭くて押しにくい」と感じてしまった。

 筆者が普段使っているテンキーレスキーボードは、変換キーや無変換キーがないぶんスペースキーの横幅が広い。本モデルのスペースキーの横幅は「V」キーから「N」キーまでなのに対し、普段使いのテンキーレスキーボードは「X」「M」キーのギリギリまでといったイメージだ。つまり、テンキーレスキーボードのほうが横幅が広いということだ。

 そのせいか、いつもの感覚で本モデルのスペースキーを押そうとすると、間違えて左隣にある「無変換」キーを押してしまうことも……。ただ、数時間キーボードを操作しているとだんだんと慣れてくるため、決して不便ではないとだけ伝えておきたい。要は慣れが肝心というわけだ。

テンキーが付いた日本語配列のフルサイズキーボード

 また、キーボードにはマルチカラーLEDが内蔵されていて、バックライトの色は「Control Center 3.0」というソフトウェアで自由に変更できる。「ゲーミングといったらピカピカ光るLEDでしょ!」という人にとっては夢のような機能と言えるだろう。もちろんLEDはオフにできるので、キーボードを発光させるか否かはユーザー次第だ。

キーボードにはマルチカラーLEDが搭載されており、ゲーミングらしいライティングを堪能できる。付属のソフトウェア「Control Center 3.0」でバックライトの色を変更できる

有線・無線LAN対応!十分すぎるほどのインターフェース

 LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xのインターフェースは、左右側面と背面にある。各端子を3面に分けることで、接続された周辺機器やコードの偏りを減らせるわけだ。

 左右には各種USBポートやイヤフォンジャックが、背面には映像出力用の端子や有線LAN端子が備わっている。本モデルでゲームをガッツリ遊ぶならこれぐらいで十分だろう。

左側のインターフェースは、USB 3.2 Gen1 Type-A×1、イヤフォン出力/マイク入力端子
右側のインターフェースは、USB 3.2 Gen2 Type-A×1、USB 3.2 Gen2 Type-C(PD対応)×1
背面のインターフェースは、有線LAN端子、HDMI、電源コネクター、USB 3.2 Gen2 Type-C(映像出力対応)×1

 また、本モデルは有線LAN端子に加え、無線LANの「Wi-Fi 6E」も利用できる。有線・無線の両方に対応しているのもポイントだ。筆者もだが、ゲームソフトのダウンロードや対戦ゲームのプレイにおいては有線があるとうれしく感じる。だが、LANケーブルを接続した状態だと、好きな場所でゲームができないという難点がある。その際は無線LANが有効だ。

 筆者はバリバリの有線派なのだが、「LANケーブルが届かない場所でゲームができたらいいな……」と考えることもしばしば。QoLを向上させるうえで、無線LANの存在はかなり重要なのかもしれない。

ゲームも一般的な作業もこなせる1台!

 LEVEL-15FXA61-R7-RM4Xを実際に使ってみて、ゲームだけでなく普段使いの1台にピッタリだと感じられた。オーソドックスな筐体をはじめ、144Hz対応のフルHD液晶パネル、テンキー付きキーボード、3面に備わるインターフェースなど、カッコよさと使いやすさを兼ね備えたモデルといっても過言ではないだろう。

 本記事では外観・使用感をメインに取り上げたが、次回は軽量~中量級ゲームタイトルのベンチマーク結果をお届けしたい。

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