パソコン工房、RTX5090店頭販売の混乱について謝罪

ユニットコム（パソコン工房）のニュースリリース

　「パソコン工房」を運営するユニットコムは2月3日、パソコン工房秋葉原パーツ館で1月30日に実施した「RTX 5090／5080」の店頭抽選販売でのトラブルについて、同社サイトで謝罪した。

想定を上回る来客と対応の不備で騒動に発展

1月30日「秋葉原パーツ館」での RTX 5090の店頭抽選販売についての お詫びとお知らせhttps://t.co/CedbY0LlWb

— パソコン工房（UNITCOM) (@unitcom_info) February 3, 2025

　同社によると、今回の販売も従来同様、「新商品発売のお祝いならびに盛り上がり」を目的として開催。

　当日は同社秋葉原本部のスタッフの総出（約25名）で対応したが、事前調査での予測を大幅に超える来客数や、販売、誘導方法の不備が重なり、騒動に発展してしまったとしている。

　同社は今後、再発防止に努めるとともに、全社を挙げて信頼回復に努めていく方針だ。

　本件を巡っては、騒動の過程で抽選販売参加者の一部が千代田区立昌平幼稚園敷地内に侵入。職員が刺股（さすまた）で対応したほか、園の看板が破壊される被害も発生しており、パトカーが出動している。

　同社は事件当日の夜、店舗の公式Xアカウントを通じて謝罪したが、店舗の対応について批判的な意見が多く寄せられ、いわゆる炎上状態となっていた。

https://t.co/YPwMfkKQazpic.twitter.com/QDRjPA3sm6

— パソコン工房秋葉原パーツ館 (@PK_akibahonten) January 30, 2025

　なお、事件発生から約24時間が経過した1月31日夕方には、千代田区の樋口高顕区長が自身のXで本件の経緯を公表。事件当時は教室のカーテンを閉め切っており、園児は状況を見ていないことや、看板の破損についてパソコン工房から幼稚園に謝罪と弁償の申し出があったことを明らかにしている。

ご心配頂いています昌平幼稚園のことでご報告します。昨夕、パーツ販売の抽選参加希望の方が集まり、一部の方が園庭フェンスに登り降りられなくなり、また園の看板が壊れるという事態がありました。前者の方は園庭側に降りましたが、不審者侵入時の訓練通り、園の職員複数名で事にあたり、出口まで誘導…

— 樋口高顕（千代田区長） (@higuchi_takaaki) January 31, 2025