NTTグループ、クラウド対応型エンタープライズネットワーク実現に向けたCloudWANを南アフリカと日本から展開
@Press / 2017年5月30日 15時0分
NTTグループの北米研究開発拠点NTT Innovation Institute, Inc.(NTT i3)、ディメンションデータグループのInternet Solutions(IS)、NTTコミュニケーションズグループのNTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は2017年6月に、新しいクラウド型ネットワークサービスCloudWANの提供を、南アフリカ共和国と日本で開始いたします。
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NTTPC ロゴ
2011年より、NTTグループはSoftware-Defined技術に積極的に取り組んできました。NTTグループの北米R&D拠点の開発プロジェクト「CloudWAN」は、SD-WAN(Software Defined WAN)とNFV(Network Functions Virtualization)を一つの統合サービスとして提供することで、高度なサービスをネットワークエッジ上で実現します。これにより、お客さまは、柔軟かつ、迅速にITインフラを構築・運用できるだけでなく、高品質なサービス、一貫したポリシー、堅牢なセキュリティを維持することが可能となります。
1.概要
今日の企業には、デジタルトランスフォーメーションやクラウドサービスの活用、ITインフラの変革などにうまく順応することが求められます。このようなパラダイムシフトによって、これまでとは根本的に異なるネットワークへのアプローチが求められる中、CloudWANは、以下のシンプルな三段階のアプローチで、企業ネットワークの進化を実現します。
(第一ステップ) 物理的なIT資産を意識することなく、仮想サービスプレーンを構築
CloudWANは、パブリックおよびプライベートクラウドとオンプレミスのITインフラを、任意のトランスポートネットワーク上でシームレスな単一の仮想ネットワークに結合するプラットフォームを実現します。この新しい仮想サービスプレーンによって、一元的なマネジメントを実現しつつ、ネットワークサービスを企業全体に拡張することができます。
(第二ステップ) 様々なネットワーク機能を仮想サービスプレーンに移行
仮想サービスプレーンを構築すれば、企業は、様々なベンダーのファイアウォールやWAN高速化装置などの機能を、ハードウェアを購入することなく統合された仮想ネットワークに遠隔で導入することができ、高度なスキルを持ったネットワーク技術者がオンサイトで機器設定を行う必要がなくなります。
(第三ステップ) 仮想サービスプレーン上でエッジコンピューティングを実現
仮想サービスプレーン上には、ネットワーク機能にとどまらず、ビジネスに必要なアプリケーションやサービスも追加できます。IoT時代のアプリケーションやサービスに必要なデータ処理機能を、工場や支店におかれたネットワークエッジに瞬時に配置することを可能とし、お客さまの真のビジネス変革を支援します。
2.特徴
CloudWAN:特徴とメリット
【特徴】
・パブリック/プライベートクラウドとオンプレミスを統合する仮想ネットワーク
・クラウドベースの単一コンソール上での、インフラ、ネットワーク機能、アプリケーションの管理サポート
・コア仮想ネットワークと相互運用性のあるソフトウェアが提供する拡張ネットワーク機能
・クラウドからネットワークのエッジまで広がる、ビジネスアプリケーションとサービスの統合
・分散IT環境を拡張するためのモジュラー性とシンプルさ
・IoTデバイスのためのマイクロサービスアーキテクチャ
・これまでのインフラ投資を阻害することなく、CloudWANをエンタープライズの既存IT環境に柔軟に組み込むための、ソフトウェア型ネットワーク機器ベンダーとの連携
・多種多様なネットワークを統合
・国単位で技術仕様の異なるネットワークの複雑性を一元化する、シンプルな機器構成
【メリット】
[コスト面]
・ネットワーク製品・アプリケーションのセットアップ・サービスコストの削減
・代替のトランスポートネットワークを可能にすることによるネットワークコストの削減
[管理面]
・ネットワーク機能を単一アプライアンス上のサービスとして持たせることによる容易なデバイス管理を実現
・高い負荷を抱える一部のIT技術者への負担を軽減
・ネットワークの監視、デバッグ、トラブルシューティングを簡素化
・集中管理されたセンター拠点からネットワーク機器を迅速に導入
3.コメント
NTT代表取締役副社長である篠原弘道は以下の通り述べています。
「CloudWANの実現によって、NTTグループはICT環境全体を一元的かつ効率的に運用管理することを可能にしていきます。 今後も、シリコンバレーの研究開発拠点NTT i3と、NTTグループ各社の強みを組み合わせることにより、我々はより強力なパートナーとして、幅広いお客さまのビジネスの価値創造に大きく貢献することができると考えています。」
NTT i3社長であるNina Simosko(ニナ・シモスコ)は以下の通り述べています。
「CloudWANは、ネットワークエッジ上で新しいソフトウェアを簡単かつアジャイルな手法で利用することを促進し、ビジネスを強化します。 これにより、ビジネスの柔軟性がこれまでになく高まり、急速な事業変革が可能になります。これこそ、まさにNTT i3が追求していることです。」
Internet Solutions社長であるSaki Missaikos(サキ・ミサイコス)は以下の通り述べています。
「NTTは、お客さまに高性能でレジリエンスの高いサービスを提供しなければなりません。そのためには、急速に進化するテクノロジーの変化や市場のニーズに合わせて自在に変化できる順応性に優れたプラットフォームを構築するためのオープンなエコシステムを持っていることが極めて重要になります。NTT i3のCloudWAN SD-WANコントローラーとエコシステムを活用することにより、高速で信頼性の高いエンタープライズサービスを当社のお客さまに提供することが可能になります。」
NTTPCコミュニケーションズの代表取締役社長である田中基夫は以下の通り述べています。
「NTTPCは、「SDx + M」を推進するNTTコミュニケーションズグループの一員として、関連するサービスを推進しています。エンタープライズビジネスが、デジタル化、クラウドへと向かう中、NTTPCはシンプルで柔軟性と迅速性を実現するCloudWANのような革新的技術を積極的に導入し続けます。」
4.各社サービス提供概要
NTT i3 CloudWAN
CloudWANの詳細については、 http://www.cloudwan.io/ をご覧ください。
Internet Solutions(南アフリカ)
CloudWAN 6月8日発売
CloudWANは、お客さまのネットワークをシンプルに管理することのできる、統合仮想ネットワークです。それぞれの拠点に、様々なネットワーク機器を設置することなく、一つのデバイスを使って、サービスとして機能させることが可能です。お客さまは、CloudWANをご利用することによって、ネットワーク機器、サーバなどを拠点開設のつど、購入・配送する必要から解放されます。
当社は、この仮想ネットワークソリューションを、クラウド環境に最適なネットワークサービス展開の第一歩として、2017年6月8日に提供開始します。
NTTPCコミュニケーションズ(日本)
Master'sONE CloudWAN 6月6日発売
NTTPCは、2017年6月6日からNTT i3 CloudWAN技術による中小企業市場に適した「Master'sONE CloudWAN」を提供開始します。NTTPCは本サービスをクラウド時代に適合する次世代ネットワークサービスとして位置付けています。このサービスは、柔軟性、敏捷性、セキュリティという3つの機能を備えており、様々な既存ネットワークサービスをオーバーレイすることで、様々なクラウドや多くのビジネスサイトをセキュアに接続することができます。
Master'sONE CloudWANの詳細については https://cloudwan.nttpc.co.jp/ をご覧ください。
■NTT Innovation Institute, Inc.(NTT i3)について
NTT Innovation Institute, Inc.(NTT i3)は、シリコンバレーにおけるNTTグループのイノベーションセンターです。NTT i3は、お客さまとともに、イノベーションに戦略的に取り組み、最新のICT技術を活用したビジネス革新を推進します。同様に、NTT i3は、チャレンジャー精神に富むデジタルネイティブなベンチャー企業との協業を進めています。
初期のアイデアから市場での展開までのイノベーション活動を加速するため、NTT i3では、長年培ってきたNTT R&Dの知見およびNTTのグローバルICTインフラストラクチャーに加え、シリコンバレーならではの起業家や開発者からなるエコシステムをフルに活用しています。
詳しくは http://www.ntti3.com/ またはFacebookおよびTwitterをご覧ください。
Facebook: https://www.facebook.com/nttinnovation/
Twitter : https://twitter.com/ntti3
■Internet Solutionsについて
Internet Solutions(IS)は、1993年に設立された南アフリカの企業です。ディメンションデータが保有する同社は、アフリカのIP通信サービスプロバイダーであり、法人企業に対して接続サービスやクラウド製品、通信キャリアサービスなどを提供しています。今日では、同社はIP(インターネットプロトコル)ベースのテクノロジーの最前線に位置し、民間および公共部門組織のさらに複雑化するニーズに合わせてソリューションやサービスの構築を行っています。
Internet Solutionsは自社のTier1グローバルネットワークおよびネットワークノードを北米、欧州、アジアに保持しており、インターネットバックボーンプロバイダーと相互接続しています。同社は、アフリカの複数拠点からこの国際ネットワークへの接続を提供しています。ヨハネスブルグ証券取引所に上場する80パーセントの企業にサービスを提供する同社は、ケニア、モザンビーク、ウガンダ、モーリシャス、タンザニア、ナイジェリア、アンゴラ、ガーナにも拠点を持っています。詳細は、 https://www.is.co.za/ をご参照ください。
■NTTPCについて
株式会社NTTPCコミュニケーションズ(NTTPC)は、1985年に設立されたNTTコミュニケーションズのグループ会社であり、日本の通信市場におけるネットワークサービスおよび通信ソリューションプロバイダーです。NTTPCは、1995年にNTTグループの第1世代ISPサービス「InfoSphere」を開始し、1997年に日本の第1世代インターネットデータセンターとサーバーホスティングサービス「WebARENA」を開始しました。NTTPCは、NTTグループの企業向けインターネットサービスの先駆者として常にICT市場に対して、新しいサービス・ソリューションを開拓しています。
その中でも「Master'sONE」は、NTTPCの持つインターネットサービスに関連する技術とスキルに基づいたVPNサービスブランドです。近年NTTPCは、日本のブロードバンドネットワークであるNTT東日本・NTT西日本「フレッツ」の機能をフルに活用したブロードバンドVPNサービスを提供しています。また、これらのネットワークサービスと組み合わせることが可能な、機能的かつ多様なサービスを提供しています。
詳しくは http://www.nttpc.co.jp/ をご覧ください。
※「Master'sONE」は、NTTPCコミュニケーションズの登録商標です。
※「Master'sONE CloudWAN」は、NTTPCコミュニケーションズより商標登録出願中です。
※「フレッツ」はNTT東日本・NTT西日本の登録商標です。
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プレスリリース提供元:@Press
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