成長因子「IGF-1」(*1)が、表皮幹細胞(*2)を活性化させることを確認 IGF-1の増加を促す独自成分「ナノボスウェリン酸」を新開発
@Press / 2017年6月26日 19時0分
富士フイルム株式会社(社長 助野 健児)は、細胞の増殖に広く関与している成長因子の1つであるインスリン様成長因子1(以下、IGF-1)によって、表皮幹細胞の「長期に亘って細胞を生み出す能力」の活性化が期待できることを見出しました(図1)。
◆詳細はWebページをご覧下さい。
⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1197.html?link=atp
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/131774/img_131774_1.jpg
この研究成果は、細胞の回転運動に着目し、表皮幹細胞の「長期に亘って細胞を生み出す能力」を評価する方法(*3)を用いた、東京医科歯科大学 難波大輔准教授との共同研究により得られたものです。
また、IGF-1を増加させる成分を探索し、難溶性成分「ボスウェリン酸」(*4)にその作用を見出しました。さらに、同成分を独自のナノ技術で粒子径約20nmに分散した「ナノボスウェリン酸」を新たに開発しました。ナノボスウェリン酸は、IGF-1を増やして表皮幹細胞の働きを活性化させ、新たな細胞が活発に生み出されることで、表皮のターンオーバー促進やシワ・たるみの改善が期待できます。
当社は、今秋発売するエイジングケア領域の機能性化粧品に「ナノボスウェリン酸」を配合する予定です。
*1 インスリンに似た構造を持つ増殖因子(タンパク質)。人体を構成する多くの組織や細胞に影響を与えることが報告されている。加齢による発現低下が報告されており、老化にも関与しているシグナルの一つとして考えられている。
*2 「幹細胞自身を再び生み出す自己複製能」と「機能的に変化する分化能」を長期に亘り維持できる性質を有する、表皮基底層に存在する細胞を指す。
*3 J Cell Biol. 2015 Apr 27;209(2), J Dermatol Sci. 2015 Sep;79(3)
*4 カンラン科ボスウェリア属の植物「ボスウェリアセラタ」に含まれる疎水性成分。
富士フイルムニュースリリース一覧
⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/index.html?link=atp
富士フイルム株式会社
⇒ http://fujifilm.jp/?link=atp
※リンク先は本件掲載時点の情報であり、予告なく変更になる場合があります。
※本ページに記載している地名・人名など一部の文字で表示できない旧字体は新字体または平仮名に置き換えている場合があります。
※本ページに記載している個々の文章、図形、デザイン、画像、商標・ロゴマーク・商品名称などに関する著作権その他の権利は富士フイルムまたは原著作権者その他の権利者が有しています。
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
-4歳の若返り効果。nanoPDS化ビタミンC美容液、臨床試験で実証
PR TIMES / 2024年9月13日 13時40分
-
理研、老化すると組織幹細胞も疲弊することをハエから発見
マイナビニュース / 2024年9月12日 6時41分
-
ヘアケア研究への挑戦、大人の髪悩みに“サイエンス”で最適解を
PR TIMES / 2024年9月2日 15時45分
-
霊芝の胞子油に造血幹細胞を増やす効果を発見
PR TIMES / 2024年8月27日 12時45分
-
脂肪細胞の発達により乳がんの浸潤・転移が促進されることを解明
Digital PR Platform / 2024年8月27日 11時42分
ランキング
-
1ゆうちょ顧客情報を不正流用 日本郵便、かんぽの保険営業に
共同通信 / 2024年9月21日 18時30分
-
2「佐渡島の金山」世界遺産登録、経済効果585億円…政投銀が3年前の試算を上方修正
読売新聞 / 2024年9月21日 17時22分
-
3NYタイムズ「2番目に行くべき」効果か、盛岡市の外国人宿泊客数が前年比9・5倍
読売新聞 / 2024年9月21日 22時45分
-
4渋谷・おしゃれ飲食街の「インフレ」が進む"裏事情" 立ち飲みのワイン1杯1200円も躊躇なく飲む若者たち
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時0分
-
5PAULの「3080円・高級モーニング」超正直な感想 フランス発ベーカリー・カフェチェーンの実力は?
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください