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MMM主催・アート講座が参加者募集「なぜ、イギリスでは暮らしのなかにアートが根付いたのか?」

@Press / 2017年7月4日 11時0分

「ナショナル・ギャラリーの来館者」 画像提供:荒川 裕子
DNP大日本印刷の文化活動のひとつで、「暮らしにアートを」のコンセプトで活動をしているMMM(メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド、東京都中央区銀座)は、催事「イギリスのミュージアム特集」(会期:2017年6月6日~7月31日)の一環として、MMM講座「なぜ、イギリスでは暮らしのなかにアートが根付いたのか?」を2017年7月21日(金)に銀座で開催いたします。本講座の開催にあたって参加者の募集を行います。感性豊かな暮らしをつくるヒントを、イギリスのアート文化史を手掛かりに、講師とともに探る講座です。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/132111/LL_img_132111_1.jpg
「ナショナル・ギャラリーの来館者」 画像提供:荒川 裕子


●開催趣旨
イギリスがEU離脱を選択したことは、この国が大陸のヨーロッパ諸国とはやや異なる独自の存在であることを改めて印象づけました。このイギリスらしさ(Englishness)は、ヴィクトリア朝時代(1837-1901年)にその基盤がつくられたといいます。
この時期は、ロンドンのみならず、イギリス各地に美術館が創設された「ミュージアムの時代」でもありました。すべての公立美術館を無料にするという、今日まで続く伝統は、この時に始まりました。それは産業革命を支える労働者への文化政策でもあったといいます。
一方、産業革命は「アーツ・アンド・クラフツ運動」の起因ともなり、そこから「生活の中の美」という考えが育まれ、広く受け継がれていきました。
アートはイギリス社会でどのように受け容れられ、人びとの暮らしにどのように作用して来たのでしょうか。暮らしとアートの関係や、コミュニケーションとしてのアートのあり方を、その先進国ともいえるイギリスをフィーチャーし、"Englishness"という視点を通じて探ります。

「ナショナル・ギャラリーの来館者」(1870年)
https://www.atpress.ne.jp/releases/132111/img_132111_1.jpg
「ロンドン万国博覧会」(1851年)の翌年、労働者階級への教育と国内のデザイナーや製造業者への感化を目的に、その前身が設立された「ヴィクトリア&アルバート博物館」
https://www.atpress.ne.jp/releases/132111/img_132111_2.jpg
ウィリアム・モリス『ユートピアだより』口絵(ケルムスコット版、1892年)
https://www.atpress.ne.jp/releases/132111/img_132111_3.jpg

画像提供:荒川 裕子


●講座概要内・
・テーマ :「なぜ、イギリスでは暮らしのなかにアートが根付いたのか?
――“Englishness”の視点から考える」
・講師 :荒川 裕子(法政大学キャリアデザイン学部教授)
・開催日時:2017年7月21日(金) 18:30~20:00(開場:18:00)
・開催場所:DNP銀座ビル3F
(東京都中央区銀座7-7-2、1F:ギンザ・グラフィック・ギャラリー)
・募集定員:50名(定員に達し次第、締切とさせていただきます)
・参加費 :1,000円/名(消費税込み、当日会場でお支払ください)
・申込み先:MMMブティック(電話03-3574-2380)
(受付時間:月曜~土曜 11:00~19:00、休館日:日曜・祝日)


●講師プロフィール
荒川 裕子(あらかわ・ゆうこ)
https://www.atpress.ne.jp/releases/132111/img_132111_4.jpg
法政大学キャリアデザイン学部教授。専門はイギリスを中心とする西洋近代美術史。静岡文化芸術大学文化政策学部助教授を経て2005年より現職。著作に「イギリス絵画におけるシェイクスピア」(『シェイクスピア―拡張する世界』慶應義塾大学アートセンター 2017年)、『イギリス美術叢書I ヴィジョンとファンタジー』(ありな書房 2016年)、『ジョン・エヴァレット・ミレイ:ヴィクトリア朝 美の革新者』(東京美術 2015年)、『ロンドン アートとテクノロジー』(竹林舎 2014年)等。また展覧会図録の学術監修に、「ターナー展」(東京都美術館・神戸市立博物館、2013年~2014年)、「テート美術館の至宝 ラファエル前派展 英国ヴィクトリア朝絵画の夢 展」(森アーツセンターギャラリー、2014年)等がある。

画像提供:荒川 裕子


1.MMMとは・・・
http://www.mmm-ginza.org/top.html
大日本印刷が展開している「DNPの文化活動」のひとつです。MMMは、“暮らしにアートを”のコンセプトで、2003年にRMN(フランス国立美術館連合)とDNP(大日本印刷)との共同プロジェクトとして開設されたMMF(メゾン・デ・ミュゼ・ド・フランス)を前身としています。MMFの開設10周年を機に、それまでの活動を踏まえ、提供する情報や商品の領域をフランスに限らず「世界(モンド)」に拡大し、2013年5月に「MMM(メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド)」と改称してリニューアル・オープンしました。
銀座7丁目にある拠点は、世界各国のミュージアムグッズを展示販売する「ブティック」、多彩なアートグッズをテーマ企画で紹介する「アートスペース」、世界各国の美術館・博物館の展覧会カタログやガイド、関連書籍等が自由に閲覧でき、資料の相談もできる「ライブラリ」で構成されています。専門家が話題のアートの世界をナビゲートする「MMM講座」も好評です。また隣接する「ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)」の活動とも連動し、世界の気鋭のデザイナーに関する情報提供や彼らが手掛けたアートグッズなどの紹介・販売も行っています。
こうした活動を通じて、MMM(メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド)は、世界のアートやデザインと暮らしとの接点が拡がることを願っています。

2.DNPの文化活動とは・・・
http://www.dnp.co.jp/art-culture/
DNP大日本印刷は、多様な価値観を持つ人びとがお互いを認め、刺激し合いながら、新しい価値を創り出す社会の進展に寄与することを目指しています。それには、「対話する文化」― 対話を通じて想像力を働かせ、新しい視点やアイデアをやり取りし、従来なかった方法や解決策を創造する姿勢―を育むことが欠かせません。この実現に最も有効な方法のひとつが、さまざまな地域や時代で生まれた多彩な芸術文化に触れ、多様な考え方や価値観を感じ、理解することだと考えています。
DNPは、「本業に近いところで息長く」をモットーに、印刷と深い関わりを持つ視覚芸術分野を中心に、芸術文化の普及を促進し、「対話する文化」の形成に貢献していきます。「グラフィックデザイン、グラフィックアートの振興」と「アートとの触れ合いの拡大」をテーマに、公益財団法人DNP文化振興財団と連携した独自の文化活動を通じて、より多くの「感性豊かな人びと」が社会に生まれ・育つことを願っています。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

「ヴィクトリア&アルバート博物館」 画像提供:荒川 裕子ウィリアム・モリス『ユートピアだより』口絵 画像提供:荒川 裕子講師・荒川 裕子氏

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