製造ラインの製品検査・計測で使用するマシンビジョンカメラ用レンズの望遠タイプ「FUJINON HF50XA-5M」新発売
@Press / 2017年10月11日 15時30分
富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、製造ラインの製品検査・計測で使用するマシンビジョンカメラ用レンズの新ラインアップとして、2/3型センサー・3.45マイクロmピクセルピッチ(*1)(5メガピクセル相当)対応、焦点距離50mmの「FUJINON HF50XA-5M」(以下、「HF50XA-5M」)を、本年12月中旬より発売します。「HF50XA-5M」は、望遠タイプでありながら、外径φ33mmの小型ボディと、近接撮影にも対応できる最短撮影距離200mmを実現。また、優れた耐振動・耐衝撃性能を備えているため、揺れの大きい設置条件など、さまざまな環境下で使用できます。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/140332/img_140332_1.jpg
◆詳細はWebページをご覧下さい。
⇒ http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/articleffnr_1230.html?link=atp
近年、製造現場では、製品の生産効率向上や厳格な品質管理に対する要求が高まっており、マシンビジョンシステムを活用した製品検査・計測が増加しています。このような中、より精度の高い検査を多様な設置条件下で行いたいというニーズが拡大しています。それに伴って、画像情報の入り口となるレンズにも、高い解像性能や小型化などが求められています。
富士フイルムは、本年2月に、2/3型センサー・3.45マイクロmピクセルピッチ対応、撮影距離や絞り値の変更に伴う解像力の低下を抑制する当社独自の高解像性能「4D High Resolution」(*2)、コンパクト設計などを特長とする、マシンビジョンカメラ用レンズの新シリーズ「FUJINON HF-XA-5Mシリーズ」(以下、「HF-XA-5Mシリーズ」)を発売。焦点距離6mm、8mm、12mm、16mm、25mm、35mmの6機種をラインアップし、幅広い製造現場において画質や利便性などの点で高い評価をいただいています。
今回発売する「HF50XA-5M」は、「HF-XA-5Mシリーズ」の基本性能はそのままに、外形φ33mmの小型ボディ、焦点距離50mmを備えた、望遠タイプのマシンビジョンカメラ用レンズです。ユーザーの使用頻度が高い、撮影距離500mmの条件では、3.45マイクロmピクセルピッチの高解像に対応し(*3)、それ以外の条件でも、「4D High Resolution」により、画像全域で2/3型センサー・4.4マイクロmピクセルピッチ(3メガピクセル相当)以上の均一で高い解像度を確保します。これにより、検査対象から離れた場所からでも高精度な検査を行うことができます。
また「HF50XA-5M」は、最短撮影距離200mmを実現しているため、近接撮影も可能。微細な電子部品などを対象とした精密な製品検査などにも適しています。さらに、当社独自のメカ機構を採用することで、光軸変動(*4)10マイクロm以下(*5)の優れた耐振動・耐衝撃性能を発揮。可動式のロボットアームの先端部にマシンビジョンシステムを装備して製品を検査する場合でも使用できます。
なお、「HF50XA-5M」は、画像認識精度向上に対するニーズの今後の高まりを見据えて、最大1.1型センサーまで対応できる光学設計を採用。同サイズに対応したマシンビジョンカメラに装着すれば、4.5マイクロmピクセルピッチ(7メガピクセル相当)(*6)の高い解像度を可能にします。
富士フイルムは、広角(焦点距離6mm)から望遠(同50mm)に対応した全7機種の「HF-XA-5Mシリーズ」で、幅広いユーザーのニーズにこたえていきます。
富士フイルムは、長年培ってきた光学技術や精密加工・組み立て技術により、放送用レンズや監視カメラ用レンズなど、高画質デジタル時代に対応したレンズを幅広く提供しています。今後、さらなる成長が見込まれるマシンビジョン分野においても、高性能・高画質・高品質を追求した豊富なラインアップで多様な顧客ニーズにこたえていきます。
*1 イメージセンサーの精細さを表す指標。単位“マイクロm”は、隣り合う画素間の距離を表し、距離が小さい(画素の密度が高い)ほど高い解像性能を持つ。2/3型センサーの場合、3.45マイクロmピクセルピッチは5メガピクセルに相当。
*2 画像の中心部から周辺部まで均一な高い解像性能を保持し(2D)、撮影距離(distance)や絞り値(diaphragm)の変動による解像性能の低下を抑制(2D)する、フジノンレンズ独自の高解像性能を表す名称。
*3 画像の大部分で3.45マイクロmピクセルピッチを実現。画像の周辺部では一部3.45マイクロmピクセルピッチ以下の解像度となる。
*4 振動や衝撃によりレンズ玉が初期の位置から動くことで生じる画像ズレのこと。画像ズレによって撮影範囲が変動すると、センサーの誤作動を招く。
*5 加振台にレンズを固定し、振動数10-60Hz(振幅0.75mm)、振動数60-500Hz(加速度100m/S2)、掃引サイクル数50 cycleのJIS C 60068-2-6に準拠した振動実験の後、10Gの衝撃実験を実施。
*6 撮影距離500mmの条件下において。
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