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企業の健康経営のための「プレゼンティーズム数値化サービス」および発達障害者支援ツールの開発に向けた業務提携のお知らせ

@Press / 2018年2月15日 11時0分

株式会社フェアワーク・ソリューションズと医療法人社団惟心会ならびに産業精神保健研究機構RIOMH(リオム)は、国際的かつ標準的な生産性指標であるプレゼンティーズム尺度(WHO-HPQ)を用いた「企業のプレゼンティーズム数値化サービス」の開発に向けた包括的な提携を開始しました。併せて、既存の発達障害者支援ツールの改良と開発をおこない、全ての方がいきいきと能力を発揮し活躍できる社会づくりを目指してまいります。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/149182/LL_img_149182_1.png
論文

労働安全衛生法に基づくストレスチェックを中央省庁や民間企業に提供し、かつ産業医業務を通じた健康経営(*1)支援業務を手がける株式会社フェアワーク・ソリューションズ(本社:東京都中央区、代表取締役:吉田 麻衣子、以下 FWS)と医療法人社団惟心会(所在地:東京都中央区、理事長:吉田 健一)は、産業精神保健研究機構RIOMH(事務所:東京都文京区、代表理事:宮木 幸一)と、2018年2月9日より業務提携し、新たなサービス提供を目指すこととなりました。

RIOMHの宮木代表理事(国際医療福祉大学医学部公衆衛生学教授)は、ハーバード大学医学部のケスラー教授(Professor Ronald Kessler, Department of Health Care Policy, Harvard Medical School)らが開発した健康と労働パフォーマンスに関する質問紙WHO-HPQ(World Health Organization Health and Work Performance Questionnaire)の日本語版を作成し妥当性の検証を行ったことで知られ、同日本語版の公式事務局長を務めています。同質問紙short formの正式な日本語版はWHO世界保健機関の公式サイトに掲載されています。
http://www.hcp.med.harvard.edu/hpq/info.php

https://www.atpress.ne.jp/releases/149182/img_149182_1.png

世界保健機関(World Health Organization)の定義によると、精神的健康(Mental Health)とは「個人が自分の能力を発揮でき、日常のストレスに対処でき、生産性が高い状態で働くことができ、コミュニティに貢献できる良い状態」を指し、単に精神的な疾患がないことを意味するものではありません。個人の生きがいややりがいといった個人的な問題だけではなく、働く人々の精神的健康は職場や企業単位でのパフォーマンスにも影響し、労働損失としてのインパクトが大きいことが知られています。
このような経緯のなか、アブセンティーズム(Absenteeism)と呼ばれる、疾患により休業を生じる事態は客観的事実のため把握しやすい一方で、プレゼンティーズム(Presenteeism)と呼ばれる、心身不調のまま働く労働者の遂行能力低下による労働損失は客観的に把握することは困難で、しかし総量としての損失は後者の方がむしろ大きいことが海外で明らかになっており、我が国でも同様である事が宮木代表理事らの研究により確認されています。
(「Presenteeism-医学と経営学の融合にむけたPilotStudy」(2017)仕事能力研究第5号、pp.25-42)

WHO-HPQを用いれば、精神面を含めた健康上の理由での業務パフォーマンス低下を定量評価できることから、このたびの提携による「企業のプレゼンティーズム数値化サービス」開発は、近年注目されている健康経営の趣旨に沿うものであり、特に民間企業においてそのニーズは強いものと考えられます。またWHO-HPQは平成29年度より、経済産業省と東京証券取引所が選定・認定する健康経営銘柄ならびに健康経営優良法人の調査項目における検証指標例の、筆頭に挙げられています。
http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_meigara.html
(平成29年度 健康経営度調査 調査票【サンプル】PDF16/30ページ)

またRIOMHでは設立当初より発達障害者支援団体と協力して就労支援を行い、2017年にはADHD(注意欠如・多動性障害 Attention-Deficit/Hyperactivity Disorder)傾向とASD(自閉スペクトラム症 Autism Spectrum Disorder)傾向の2軸評価に基づく無償の支援ツールを開発しましたが、これを機に医療法人社団惟心会が運営するメンタルヘルス不調者の職場復帰支援リワークプログラムとも提携し、引き続き無償かつ実務的で、就労支援や職場復帰の現場にて活用できる支援ツールの開発に邁進してまいります。


【会社および組織概要】
■株式会社フェアワーク・ソリューションズ
代表者 : 代表取締役 吉田 麻衣子
所在地 : 〒104-0052 東京都中央区月島1丁目13−6ウェルネス月島4階
設立 : 2011年7月
事業内容: 健康経営支援、産業医業務、ストレスチェック、
メンタルヘルスコンサルティング事業など
資本金 : 2,000万円
URL : http://www.fairwork.co.jp

■医療法人社団惟心会
代表者 : 理事長 吉田 健一
所在地 : 〒104-0052 東京都中央区月島1丁目13−6ウェルネス月島3階
設立 : 2008年9月
事業内容: 精神科・心療内科クリニックを都内にて2箇所運営
URL : http://ishinkai.org

■産業精神保健研究機構RIOMH(リオム)
代表者 : 代表理事 宮木 幸一
所在地 : 東京都文京区白山4-37-4
設立 : 2016年12月
事業内容: 国際的な生産性指標であるプレゼンティーズム尺度WHO-HPQや
発達障害傾向(自閉症、自閉スペクトラム症ASD)の評価尺度AQ-Short、
発達障害傾向(注意欠陥多動性障害、注意欠如多動症ADHD)の
評価尺度ASRS for DSM-5等の日本語版や
「発達障害2軸評価ツール」の版権管理・無償利用促進活動、
尺度利用者への情報提供・コンサルテーションと利用者間の交流・
情報交換の促進活動、休職者(健常者含む)への復職支援、
発達障害者の就労支援、発達障害学生への支援、
公的な障害者支援制度や各種患者会・支援団体・専門家の紹介、
動物との触れ合いによる癒しやホルモンバランス変化とそれに伴う
発達障害傾向の緩和などに関するメンタルヘルス研究・啓発活動
URL : http://riomh.umin.jp


(*1)「健康経営」はNPO法人健康経営研究会の登録商標です。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

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