欧州7カ国目となるオランダに高品質データセンターサービスを拡大
@Press / 2018年3月28日 15時0分
NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は、欧州のグループ会社e-shelterを通じて、「オランダ アムステルダム 1 データセンター」(以下、「AMS1」)を建設し、欧州におけるデータセンター基盤を拡大します。NTT Comとして、オランダに保有する初めてのデータセンターであり、本データセンターの建設により、欧州での展開は7カ国に及びます。本データセンターは、首都であるアムステルダム市内において、2018年度第4四半期にサーバールーム面積約4,000m2の提供を開始します。今後需要に応じて、最大約16,000m2(6,400ラック相当)、総電力供給容量39.6MWまで拡張していく予定です。
1. 背景
電気料金やICT関連人件費が安価なオランダには、多くのグローバル企業が進出しています。特にアムステルダムは、欧州においてロンドン、パリ、フランクフルトと並び、FLAPと呼ばれる4大データセンター市場の一角を占めています。また、欧米間を結ぶ通信ケーブルが14本通る、欧州随一のネットワーク集積地であることから、欧州における接続性の拡大を必要とするクラウド・コンテンツ・IXサービス事業者がこぞって進出しており、データセンター需要は欧州トップクラスの急成長を続けています。
NTT Comは、現在欧州では6カ国(ドイツ、イギリス、スイス、オーストリア、フランス、スペイン)でデータセンターサービスを展開しています。今回、オランダにおける旺盛な需要に応えるため、新たに「AMS1」を提供し、欧州のデータセンターサービスをさらに拡充します。
[別紙]欧州のデータセンター
https://www.atpress.ne.jp/releases/153012/att_153012_1.pdf
「オランダ アムステルダム 1 データセンター」の外観イメージ
https://www.atpress.ne.jp/releases/153012/img_153012_1.jpg
2. データセンターの概要、特長
本データセンターは、災害リスクが少なく、利便性が高いアムステルダム・スキポール国際空港に近いエリアに建設される、地上3階建てのデータセンター専用ビルで、クラウド事業者やICTサービス事業者をはじめとする企業のお客さまを対象にサービス提供します。
(1) 高い信頼性を備えた施設と安全な立地
本データセンターは、NTT Comの「Nexcenter(TM)」(※1)が独自に定める300項目以上のグローバル統一設備・運用基準に準拠し、業界最高水準の高信頼かつ高効率な設備を採用することにより、高い可用性と省エネ性能を両立させるとともに、将来の環境変化やお客さまの拡張需要へ柔軟に対応します。データセンター内の電力設備、空調・セキュリティ用電源、通信設備は、すべて冗長化することにより、24時間365日にわたり、極めて高い信頼性を求めるお客さまの要求に応える安全な環境を安定的に提供します。
また、「水の都」とも呼ばれる河川や運河などの水路が発達したアムステルダム地域には、水害防止のため防水堤や排水溝が完備されています。本データセンターは、水害発生リスクが1万年に一度と想定される安全な場所に立地するだけでなく、建物地下部分を完全防水構造にすることで、重要設備への浸水を防ぎます。
(2) 厳格なオペレーションとセキュリティ対策
本データセンターでは、自社スタッフが24時間365日、重要インフラの監視やセキュリティプロセスをダブルチェックするなど、リスクマネジメントを徹底し、標準化されたオペレーションプロセスにより、お客さま企業のシステムを安全に守ります。
また、サーバールームなど重要施設への入室は、多段階の非接触ICカードによる入室制限を基本としており、生体認証装置の設置運用など、さらに高度なセキュリティ対策を講じるカスタマイズも可能です。また、建物内外の監視カメラに加え、建物周辺の防犯センサー、車両進入路への侵入防止ゲートの設置など、充実した不正侵入防止策で万全のセキュリティを確保します。
(3) 優れたネットワーク環境
データセンター建物には、複数の主要通信事業者の通信回線を異経路で引き込みます。各通信事業者の回線を相互接続するミートミールームやサーバールームへの配管、ネットワークラックへの配線は、すべて二重化します。お客さまのご要望に応じて、最高100Gbpsのインターネット回線や豊富なネットワークを、キャリアニュートラルで利用できるとともに、世界中のNTT Comデータセンターやクラウドサービスを組み合わせたシームレスICT環境を構築できます。
※1:
「Nexcenter(TM)」は、NTT Comのデータセンターサービスブランドです。世界20以上の国・地域の140拠点以上で、高品質データセンターサービスを提供しています。
(参考)e-shelter社について
e-shelter(CEO:Rupprecht Rittweger)は、2000年に設立し、2015年にNTT Comが子会社化した、ドイツ最大のデータセンター事業者です。2015年にNTT Comが株式取得し、金融、通信、クラウドサービスなどのICTサービス事業者、政府機関などに対して高品質サービスを提供しています。
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プレスリリース提供元:@Press
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