グリーン電力エンジニアリングが小水力発電所を建設 起工式を7月5日に実施 2019秋の供用開始を目指す
@Press / 2018年6月27日 18時0分
株式会社グリーン電力エンジニアリング(東京都千代田区丸の内1-11-1)は、長野県塩尻市に『塩尻市奈良井川萱ヶ平小水力発電所』(以下「本発電所」)の建設に着工することを決定し、2018年7月5日に起工式を行います。グリーン電力エンジニアリングによる第1号の小水力発電所で、供用開始は2019年秋ごろを目標にしています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/159777/LL_img_159777_1.png
平面図
本発電所は、信濃川水系奈良井川(※1)の流水を利用した、取水部流域面積19.6km2の発電所です。総落差55.7mを利用して、年間300万kWh(一般家庭の約830世帯分に相当)を発電します。
また、本発電所の発電設備は、グループ会社の朝日機工株式会社(大阪府守口市)で製造したものを使用し、計画から供用開始までの期間短縮と発電設備の調達コストの低減化を可能にしています。
グリーン電力エンジニアリングでは、今後、自らが発電事業者として小水力発電所を展開していくほか、そのノウハウを生かし、小水力発電事業を検討している他事業者へのコンサルティング業務も積極的に行っていく考えです。また、水車や水門扉、除塵機などの発電設備についても、朝日機工と協働して同社製の設備の販売に取り組んでまいります。
本発電所の計画にあたっては、塩尻市の新エネルギー計画に整合し、新エネルギー利用促進などの観点に一致した事業として、同市から河川の紹介などでご協力をいただきました。塩尻市では、木質バイオマス発電所の整備を含む「信州F・POWERプロジェクト」を推進しており、将来的には地域電力設立によるエネルギーの地産地消も検討するなど、再生可能エネルギーの利活用に向け積極的に取り組んでいます。グリーン電力エンジニアリングは、同市の取り組みに賛同し、同市地域電力との連携のほか、発電プラント工事の地元企業への発注や雇用創出、地域活動への参加などを通じて、地域の活性化に貢献してまいります。
【事業概要】
事業主体 :株式会社グリーン電力エンジニアリング
発電所名称 :塩尻市奈良井川萱ヶ平小水力発電所
発電所建設地 :塩尻市大字奈良井地内(萱ヶ平番所跡石碑の建立地)(※2)
発電形式・方式:水路式・流れ込み式
総落差 :55.7m
年間発電量 :約300万kWh(一般家庭約830世帯分の年間電力消費量に相当)
(1) 発電事業者(グリーン電力エンジニアリング)の概要
商号 :株式会社グリーン電力エンジニアリング
本社所在地:東京都千代田区丸の内一丁目11番1号
事業内容 :自然エネルギー等による発電事業、
発電システム・関連機器の開発・製造・販売等
資本金 :7億円
代表者 :代表取締役 遠藤 昭二
株主 :株式会社ISホールディングス 100%
(2) 発電設備製造会社(朝日機工)の概要
商号 :朝日機工株式会社
本社所在地:大阪府守口市西郷通二丁目11番29号
事業内容 :産業用ファン・ブロア、小水力発電設備等の製造
資本金 :4億9,000万円
代表者 :代表取締役 大塚 浩二
株主 :株式会社ISホールディングス 66.7%
株式会社グリーン電力エンジニアリング 33.3%
(3) グループ親会社(ISホールディングス)の概要
商号 :株式会社ISホールディングス
本社所在地:東京都千代田区丸の内一丁目11番1号
事業内容 :持株会社(金融商品取引業、不動産業ほかの傘下子会社を保有)
資本金 :6億円
代表者 :代表取締役 遠藤 昭二
主な子会社:
外為オンライン、ライブスター証券、ひまわり証券、アイネット証券、レオス・キャピタルワークス、アイアンド・エーエス、日本ビルド、朝日機工、アース・カー、グランドホテル白山 ほか
※1
信濃川水系奈良井川:中央アルプス駒ヶ岳の北方に位置する茶臼山北麓を水源とし、松本市島内平瀬の北で梓川に合流する幹川流路延長56.3kmの河川です。
※2
奈良井:塩尻市奈良井にある奈良井宿は、中山道沿いに、約1キロメートルにわたって江戸時代や明治時代の建築物が立ち並び、往時の面影を色濃く残す奈良井宿は、昭和53年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
萱ヶ平番所:萱ヶ平番所は1696(元禄9)年、木曽の木材が盗伐され、峠を越えて伊那方面に運ばれるのを防ぐため、木曽の代官だった山村氏が設置。その後トンネル建設のため1997年に撤去された。
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プレスリリース提供元:@Press
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