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仮想通貨ベンチマークの開発について

@Press / 2018年8月3日 11時15分

株式会社QUICK(本社:東京都中央区、代表取締役社長:近藤 勝義)は、8月3日に発表された仮想通貨ベンチマーク研究会の報告書( https://corporate.quick.co.jp/wp-content/uploads/info_20180803.pdf )を受けて、(1)「市況把握」と「税・会計処理」用、(2)「金融取引」用ーの二つの仮想通貨ベンチマークを開発します。市場が急速に拡大する中で、取引企業、投資家の双方にとって価格水準の妥当性、透明性を上げる必要が高まっています。国内最大級の金融情報サービス会社であるQUICKは今後潜在的な利用者と検討を本格化させ、より精度の高い、信頼できるベンチマークの確立を目指します。


(1)「市況把握」と「税・会計処理」用のベンチマーク開発
国内大手仮想通貨交換所のレートを利用した主要仮想通貨の円建て平均価格(加重平均・単純平均)の公表を、QUICKの仮想通貨情報サイト「QUICK CRYPTO LAB」で開始しました。
https://www.quick.co.jp/crypto-lab/
QUICKが定めた基準を満たす日本国内の主要な仮想通貨交換業者の仮想通貨取引価格の平均値で、18年5月から算出しています。ビットコイン(BTC)やビットコインキャッシュ(BCH)、イーサリアム(ETH)といった時価総額の大きな仮想通貨を対象にしています。

この平均価格は計算値であり、あくまでも市場参加者および会計専門家のための標準的な参照情報としての役割を果たすことを意図しています。また、日本に本社がある金融庁の登録交換業者のうち、APIによる継続的なデータ提供についてQUICKと合意した取引所のレートを算出に利用しています。海外市場の情報取得については、情報を束ねるスタートアップ等と連携し、取り扱い対象を拡大する予定です。


(2)「金融取引」用のベンチマーク開発
ビットコインや他の仮想通貨が広く取引されるにつれ、日々の決済に利用できるこれら「通貨」の公正な価格が強く求められています。しかし仮想通貨の気配値はオファービッドのスプレッドも広く、また終値も交換所ごとにまちまちな状態です。このような中、QUICKは簡単で高速な演算を行うビットコインのためのベンチマーク手法としてQRTR[QUICK Real Time Rate](仮称)とQCRR[QUICK Cryptocurrency Reference Rate](仮称)を提案します。QRTRは気配値ではなく約定価格を入力として用い、経過時間で減衰させた加重平均で求めます。またQCRRは、毎日特定の参照時刻(例:午後4時)の参照価格を与えます。
QCRRは、参照時刻の前後の一定の時間のなかで観測した約定に対応するQRTRの中から、ランダムに、あるいはメジアンを取り出すことで、こうした異常値を排除しています。

なお、QRTRとQCRRは、ビットコインだけでなく、他の暗号通貨などでも用いることができる技術です。今後ユーザーの意見をヒアリングして精度を上げていきます。


【株式会社QUICKとは】
1971年の創業以来、日本の証券・金融市場を支える情報インフラとしての役割を担う金融情報サービス会社。証券会社や金融機関をはじめ、機関投資家や一般事業法人、個人投資家の方々に対し、公正・中立な立場から、付加価値の高いグローバルなマーケット情報をお届けしています。

企業URL: http://corporate.quick.co.jp/


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プレスリリース提供元:@Press

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