全国の中小企業のAI導入率は5.5%、検討中は全体の59%!「日本の中小企業のAI導入状況」調査結果を発表
@Press / 2019年3月5日 15時0分
株式会社リアルインサイト(本社:東京都中央区銀座、代表取締役:鳥内 浩一)は「日本の中小企業のAI導入状況」について、アンケート調査を実施しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/178758/LL_img_178758_1.jpg
会社にAIを導入したいか
【調査背景】
・2017年5月1日にMM総研調査が発表した企業のAI導入率は、米国が約13.3%、ドイツで約4.9%、そして日本は1.8%とかなり遅れをとっている。
・現在中小企業に関する公表されたAIに関しての体系的な調査結果が存在しない。(当社調べ)
・2018年12月15日に中小零細企業を対象に当社が開催したAIセミナーで、参加者66社中1社しかAI/RPAを導入している企業がいなかった。
【調査方法と調査対象】
・調査対象は全国の中小企業506社(従業員300人以下または資本金3億円以下)の経営者・管理職、企業役員
・期間は2018年12月27日~2019年1月18日で実施
・調査方法はインターネット調査
【回答企業業種】
IT・通信・情報サービス、農林業・水産業・鉱業、コンサルティング・人材派遣、卸売・小売、運輸業・郵送業、広告・出版・マスコミ、機械・建築・不動産、インターネット・メディア関係、教育・学習支援、医療・福祉関係、金融・保険・不動産、複合サービス業、その他
【質問項目】
・AIに対しての知識はあるか
・今後AIについて学んでみたいか
・AIに関する知識を学ぶ方法
・会社にAIを導入したいか
・AI導入にあたっての障害はなにか
・導入コストがいくらなら導入するか
・AIを導入することで会社の生産性はあがると思うか
・AIを導入することによって、社員は幸せになれると思うか
・今後AIが自社の経営に及ぼす影響についてどのように考えるか
・AIを導入することに、プラス・マイナスどちらの影響が大きいと思うか
■現在AIを導入している中小企業は5.5%
最も導入率が高い業種は、教育・学習支援関係
全国の中小企業506社を対象にしたアンケート調査では、現在AIを会社に導入している企業は全体の5.5%にとどまった。その中でも、AI導入率が一番高かった業種は、教育・学習支援関係で全体の16%を締めた。続いてIT・通信関係・情報サービス、運輸業・郵送業、卸売・小売、複合サービス業の4つが同率で12%という結果に。その他は、農業や医療・福祉関係、コンサルティング・人材派遣、技術開発、保険業でも現在導入しているという結果となった。
また、「AIに対する知識があるか」の質問で、全体の59%がない(どちらでもない、あまりない、全くない)という結果に。これに対し、「会社にAIを導入したいか」の質問では、全体の59パーセントが、将来的に導入を検討したい(現在導入済みを含む)という結果となった。
現在のAIに対する知識はまだ乏しいが、将来的に自社にAIの導入を考えている企業が多いとう結果となった。
■日本の中小企業のAI導入に一番の障害になっているのは、導入コストなのか
今回、全国の中小企業506社にご協力を頂き、実施をした「日本の中小企業のAI導入状況」アンケートで、日本の中小企業の経営者が、今日、そして今後AIとどう向き合っているかが浮き彫りになった。しかし、いずれの質問項目で回答者の属性を分けて結果を見ても、対比した差が大きく出るものがあまり散見されなかった。その中で、数値に差が出た項目が「導入コスト」だ。
経営に対してコスト管理はつきものであるため、AI導入に向けて「導入コスト」がまず障害になるのは予想がつく。従業員が少なく、規模が小さい会社では、月のランニングコストは10万までという回答が8割を占めた。~300人規模に広がっていけば、月30万、50万、100万という回答の割合も増えたが、月100万以上のコストを考える回答者は0であった。
■AIに興味があり、学びたい、だが知識と情報が不足している
AIを導入しない理由で、「導入コスト」や「費用対効果が見えない」などの回答が上位に来る中、今後AIの導入を「絶対にない」と答える回答者の4割強の理由が、「弊社には必要ない」と言いきっていた。しかしそのような中、今回の回答者の約9割が、「今後AIについて学びたい」と回答をしている。
「導入コスト」「費用対効果が見えない」「弊社には必要ない」という回答も、AIの知識不足からきている回答とも予想される。現在、会社にAI導入を躊躇している企業役員・管理職の意識も、今後、AIを学ぶ機会の増加や、AIの知識が世間一般にさらに広がれば、大いに変わっていくと予想される。
本リリースに掲載の、「日本の中小企業のAI導入状況」アンケート調査の詳しい調査結果は以下PDFで公開しています。
https://realinsight.co.jp/report/201901ai_research_report.pdf
本リリースと、調査結果の内容の転載にあたりましては、「株式会社リアルインサイト調べ」と記載頂けますよう、お願い申し上げます。
■会社概要
株式会社リアルインサイト
所在地 : 〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目13番16号
ヒューリック銀座ウォールビル7階
代表 : 代表取締役 鳥内浩一
設立 : 2011年4月
事業内容: インターネットメディア事業、教育事業
URL : https://en-gage.net/realinsight/
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
イオン、オーケーも導入 システム問題を迅速に解決できる「New Relic」
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年6月17日 1時0分
-
【2024年1月改正の電子帳簿保存法、対応比較】中小企業経営者の6割超、小規模事業者の7割超が「PDF編集ソフトで対応できること」を知らない実態
PR TIMES / 2024年6月13日 13時45分
-
【2024年1月改正の電子帳簿保存法、対応比較】中小企業経営者の6割超、小規模事業者の7割超が「PDF編集ソフトで対応できること」を知らない実態
Digital PR Platform / 2024年6月13日 11時0分
-
【システム開発を依頼する際の障壁とは?】37.6%が「技術的な知識の不足」と回答
PR TIMES / 2024年6月4日 10時45分
-
全業種・全従業員が使える「法人向けChatGPT活用人材育成研修」が新登場!中小企業のDXとリスキリング人材育成を強力支援
PR TIMES / 2024年6月4日 10時45分
ランキング
-
1「シャープ」は世界に誇る技術をもちながら、なぜ台湾企業に売られることになったか【プロの投資家が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月17日 8時15分
-
2M&A仲介大手「全社株価急落」の深い理由 高額手数料や悪質ダイレクトメールにメスも
東洋経済オンライン / 2024年6月17日 10時0分
-
3吉野家 「シュクメルリ鍋」のグランプリ祝福に松屋感謝 “電撃訪問”のお礼返しにSNS「リスペクト精神すばらしい」「何このやさしい世界」と感動
iza(イザ!) / 2024年6月17日 15時28分
-
4バブル期のリゾート地では1室数千万円も、いまや数十万円まで値下がり…「貧乏マンション」の悲惨な末路【サラリーマン大家が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年6月16日 14時5分
-
5年金受給者は「合法的に2重取り」できる…6月から実施の「定額減税」はなぜこんなに不公平な仕組みなのか
プレジデントオンライン / 2024年6月17日 9時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)