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HF帯(NFC)とUHF帯の二つの周波数に対応したICタグを開発

@Press / 2019年4月5日 10時15分

デジタルハイブリッドのトッパン・フォームズ株式会社(以下トッパンフォームズ)は、短距離通信(HF帯・NFC)と長距離通信(UHF帯)それぞれの機能を1枚に実装したICタグ「2周波数帯対応ICタグ」を新たに開発しました。製造現場の工程管理や真贋判定など一つひとつのモノを個体管理する時に有効なHF帯の特長と、棚卸しや在庫管理など複数のモノを一括で読み取り、管理する時に有効なUHF帯の特長を兼ね備えたICタグです。
「2周波数帯対応ICタグ」では、1枚のICタグで短距離・長距離両方の通信が可能なため、製品のライフサイクルにおける一連の利用シーン全てにおいて、ICタグの使い分けや付け替えをすることなく、一貫したトレーサビリティーデータのリアルタイム把握を実現し、製品ライフサイクルの見える化や最適化に貢献します。

【使用例】
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/181103/img_181103_1.jpg

【背景】
従来、製造現場の工程管理や医療現場を中心に1対1で確実に通信するHF帯ICタグが利用されてきましたが、人手不足を背景に物流シーンで複数一括読み取り可能なUHF帯ICタグの利用が増えています。また、製品に貼付済みのICタグを物流管理や棚卸しにも活用することで、製品が消費者に届くまでのトレーサビリティーを効率的に取得したいというニーズが高まっています。
しかし、従来のHF帯ICタグは数cm~数十cmの短距離での読み取りに限られるため、物流管理や棚卸しでの利用には適さず、必要に応じて別途UHF帯を導入するなど複数の工程管理が混在しており、工程を越えて利用可能なICタグが求められていました。
このたび開発した「2周波数帯対応ICタグ」は、一つのICチップにHF帯とUHF帯の二つのアンテナ回路が接続されており、それぞれの周波数に対応するリーダー・ライターでデータの読み書きが可能なため、製品に取り付けられたICタグを付け替えることなく、工程間をまたいだ運用が可能になります。

【特長】
1. 1枚のラベルでHF帯(NFC)での近距離通信、UHF帯での長距離通信の両方に対応 2. あらゆる製品に取り付けられるようにタグサイズ27mm×40mmに小型化
※上記サイズは標準仕様です。利用用途に応じてカスタマイズが可能です。
3. NFC対応スマートフォンやタブレット端末を使用したアプリケーション開発が可能
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/181103/img_181103_2.jpg
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/181103/img_181103_3.jpg



【今後の展開】
トッパンフォームズは、製造業や医療・医薬品分野を中心に、お客さまの利用用途に応じて2周波数帯対応ICタグのアンテナ設計やアプリケーションの開発を進め、ICタグや読み取り用リーダーなど含め、2021年度までに5億円の売上を目指します。
なお、トッパンフォームズは2019年4月10日~4月12日に東京ビッグサイトで開催される「第8回IoT/M2M展【春】」にて「2周波数帯対応ICタグ」を展示する予定です。
出展の詳細は以下のURLからご覧ください。
URL:http://rfid.toppan-f.co.jp/press/IoTM2M2019.pdf

【製品仕様】
表1: https://www.atpress.ne.jp/releases/181103/table_181103_1.jpg

※1 通信距離は弊社環境での代表的な値であり、使用する環境や機器により増減します。

以上

※「デジタルハイブリッド」は、トッパン・フォームズ株式会社の登録商標です。
※その他記載された製品名などは各社の登録商標あるいは商標です。


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

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