サイレックス・テクノロジー、国内初の802.11ahサブギガモジュールとアクセスポイントの動態ライブデモをIoT/M2M展で実施 ~「切れない無線」によるセンサ+遠隔監視ソリューションを実現~
@Press / 2019年4月10日 15時0分
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町、代表取締役社長:岡野 喜男、以下 サイレックス)は、国内初となるIEEE 802.11ahサブギガ対応の無線LANモジュール『SX-NEWAH』とIEEE 802.11ah/ac/abgn対応の『AP-610ACH』のプロトタイプを使った無線ライブデモを東京ビッグサイトのIoT/M2M展の自社ブースで実施しました。
米国Newracom社製、IEEE 802.11ah対応のNRC7292 SoCを搭載したSX-NEWAHは、従来の2.4GHzや5GHzのWi-Fiに比べて飛躍的に長距離のデータ伝送を実現しながら、LoRaやSigfoxなどの先行LPWA*技術製品より高いスループットを提供します。ベンダ固有のこれらの代替技術と異なり、IEEE 802.11ah標準規格に準拠したSX-NEWAHは、同規格に対応するサイレックスのアクセスポイント『AP-610ACH』との併用で、最長1kmのデータ伝送を、既存のWi-Fiネットワークとシームレスに連携しながら実現が可能です。産業用センサ、介護見守り、セキュリティ監視、ビルオートメーションや農業IoTの分野で長距離・中容量データ伝送・低消費電力の3要件を伴う遠隔監視アプリケーションの様々な可能性を開きます。
*LPWA(Low Power Wide Area 長距離低消費電力を特徴とする通信方法の総称)
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/181562/LL_img_181562_1.jpg
SX-NEWAH
株式会社テクノシステムリサーチの調査によると、LPWA製品市場は2018年の8,300万台から2023年までに4億3,000万台規模に達すると予測されています。過去、LPWA市場では数多くの実証実験が行われていますが、LoRaやSigfox、NB-IoTなどの本格的な市場受容はこれからの状況です。これらの先行技術に共通した課題は、複雑で高額なインフラ設備投資なしでは、通常の業務やスマホ・タブレットで使われるWi-Fiネットワークや製品と簡単に相互通信ができない点でした。
IEEE 802.11ahはIEEE規格で定義されたサブギガ帯で動作する無線技術で、低い周波数を利用して壁や物理的な障害を回り込む特性を持ち、従来の2.4/5 GHz Wi-Fi帯の通信より長距離通信を可能にします。同時に従来のWi-Fiに比べてより低消費電力で動作しながら、既存IEEE 802.11ac/abgnネットワークと相互のIP通信が可能です。更にデータ転送レートも、最大13.5Mbpsまでのデータ伝送が可能です。(電波法規制により、利用する国ごとにこれらの数値は変動します。)
サイレックスは、今後、米国Newracom社とのパートナーシップのもと、同社の業界初の量産IEEE 802.11ah SoC NRC7292を利用した本製品を、製品ポートフォリオに追加していく予定です。「切れない無線の追求」のビジョンを更に一歩進め、確実な接続性を担保する製品ラインナップを広げながら、両社で協調しグローバルで今後ビジネス展開を進めていきます。
Newracom社CEO Dr. Sok Kyu Lee氏:「サイレックスは顧客サポートの手厚さにおいて評価が高く、日本、北米をはじめ、当社のターゲット市場分野でもある産業・医療分野を中心に多くの納入実績をもつ特筆すべき会社です。彼らの信頼できる顧客サービスと高品質の製品をもってお互いに協調し進めることで、両社の間に高いシナジー効果が得られ、IEEE 802.11ah製品とサービスの普及を加速していけると確信しています。」
サイレックスは802.11ah推進協議会の会員企業です。Newracom社は802.11ah推進協議会で正式利用が認められている唯一のテクノロジープロバイダです。
■SX-NEWAHの特徴
・Newracom社製NRC7292 SoC
・IEEE 802.11ah(AP & Station)
・SPIホストインタフェース
・動作電圧3.30V±10%
・動作温度-40 - +80℃
・基板寸法 20.5mm x 27mm x 3.1mm
・表面実装タイプ
・MHFアンテナコネクタx1
■Newracom, Inc.について
http://www.newracom.com
Newracom, Inc.はカリフォルニア州レイクフォレスト在のファブレスIoTワイヤレスコネクティビティチップメーカです。日々の生活シーンに必要な幅広いWi-Fi(IEEE 802.11ah and IEEE 802.11b/g/n/ac/ax)を使った接続ニーズを満たす様々な製品を開発しています。幅広く多彩なWi-Fiソリューションを通じて、スマートグリッド、ウェアラブル、スマートホーム・オフィス、ヘルスケア、産業オートメーションなどのIoTアプリケーションにおける“ワンストップショッピング”を提供しています。
■サイレックス・テクノロジーについて
http://www.silex.jp/index.html?pr=190410_sxnewah
サイレックス・テクノロジー株式会社(本社:京都府精華町)は、機器をネットワークやワイヤレスにつなげるハードウェア・ソフトウェアの技術を核とした研究開発型企業です。
産業機械、医療機器、ディスプレイ機器など確実な接続性が求められる機器にもネットワークやワイヤレスのノウハウを活かした製品を提案し、ビジネスの幅を広げています。品質基準を厳格に保つため、設計・開発・生産・品質保証といった一連のプロセスを「けいはんな本社」に集約しています。海外パートナーとの連携や新市場開拓、新技術の情報収集・開発などグローバルなビジネス展開のため、北米・欧州・中国・インドに拠点を設けています。
サイレックス・テクノロジー QRコード
https://www.atpress.ne.jp/releases/181562/img_181562_2.jpg
・記載された社名及び製品名は、各社の商標または登録商標です。
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プレスリリース提供元:@Press
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