新1万円札の肖像画に決定した「日本実業界の父」渋沢栄一の91年にわたる波瀾万丈の生涯を、才人・鹿島茂が描いた本格評伝、ついに電子書籍化!

@Press / 2019年5月23日 9時30分

文藝春秋電子書籍編集部は、鹿島茂の著書『渋沢栄一 上 算盤篇』『渋沢栄一 下 論語篇』を電子書籍として配信いたします。2019年5月24日(金)より、各電子書店にて順次配信開始です。

新1万円札の肖像画に選ばれた、「日本資本主義の育ての親」渋沢栄一。彼がその経済思想を学んだのは、「産業皇帝」ことナポレオン3世の統べる19世紀フランスからだった。豪農の家に生まれ、尊皇攘夷に燃えた彼は、一転、武士として徳川慶喜に仕えることになり、パリ万博へと派遣される。かの地で渋沢に大きな影響を与えたのが、産業を拡大することで労働者の福利厚生を充実させるという「サン=シモン主義」の思想だった。

帰国後、維新政府に迎えられ、大蔵官僚として「円」「度量衡」「租税制度」の整備を担うが、日本に資本主義を興すため、民間人として生きることを選ぶ。そして、銀行、郵船、電力、ガス、ビール、ホテル、大学など500を超える事業に関わり、近代日本経済の礎をつくることに尽力した。

「どうしたら、永く儲けられるのか?」──実業家として渋沢が出し答えが、「論語と算盤」だった。欲望を肯定しつつ、一定の歯止めをかけることで、利潤と道徳を調和させることを説いた。事業から引退した後半生では、格差社会、福祉問題、諸外国との軋轢など、現在にも通じる社会問題に真っ向から立ち向かった。

「近代日本は、世界に類を見ないほどの幸運に恵まれていたといえる。なんのことかというと、日本の資本主義は、この「損して得取れ」という思想をバトル・ロイヤルが行われる以前にすでに体得し、血肉化していた渋沢栄一という例外的な人物によって領導され、実に効率よく高度資本主義の段階に入ることができたからである」(本文より)

あのドラッカーも「偉大な人物」と絶讃した渋沢栄一。幕末から明治、大正、昭和へと至る91年の波瀾万丈の生涯を、博覧強記の才人・鹿島茂が渾身の力を込めて描いた傑作評伝。

■書誌情報■
書名:渋沢栄一 上 算盤篇
詳細URL: https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1675900700000000000V
価格:950円・税込(※電子書店によって異なる場合があります)

書名:渋沢栄一 下 論語篇
詳細URL: https://books.bunshun.jp/ud/book/num/1675900800000000000Y
価格:950円・税込(※電子書店によって異なる場合があります)

配信開始日:5月24日(金)
主要販売電子書店:Kindleストア、Apple Books、楽天Kobo、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、honto、BOOK☆WALKER他、電子書籍を販売している主要書店

■著者プロフィール■
鹿島茂(かしま・しげる)
1949年横浜市生まれ。東京大学大学院修了。共立女子大学教授を経て、明治大学教授。専門は19世紀のフランス文学。91年『馬車が買いたい!』でサントリー学芸賞、96年『子供より古書が大事と思いたい』で講談社エッセイ賞、99年『職業別パリ風俗』で読売文学賞、2004年『成功する読書日記』で毎日書評賞を受賞。著書に『パリの秘密』『勝つための論文の書き方』『パスカル パンセ抄』などがある。



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