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自由に定年を決めていい場合、1/3が「70歳以上」と回答定年後にやりたいことがない人ほど終身雇用の廃止を不安視する傾向に。

@Press / 2019年6月3日 10時0分

総合旅行プラットフォーム「エアトリ」(https://www.airtrip.jp/)を運営する株式会社エアトリ(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:吉村 英毅、以下エアトリ)は、20代~70代の男女825名を対象に「終身雇用」に関する調査を実施しました。

■調査背景
先日、経済団体や日本を代表する企業の社長が「終身雇用を続けていくことは難しい」といった趣旨の発言を相次いでしました。一方で、公的年金の受給開始年齢は引上げが検討されています。
このように今までの日本の雇用慣行が崩れ去ろうとしていることに対して、世間はどのように思っているのでしょうか?「エアトリ」ユーザの意識を調査しました。
※参照※
『年金の受給年齢を自由に決められる場合、 約3/4が「60代」での受け取りを希望 一方で「70代以上」を選んだ人も約2割! 受給開始年齢を自由に選べるのは約半数が「賛成」~エアトリが「公的年金」に関するアンケートを実施~』
https://www.atpress.ne.jp/news/184496


■調査結果概要
調査1:(正規社員に対し)「終身雇用」という制度が無くなることに不安を覚えますか?
約半数が「不安を覚える」と回答。定年後にやりたいことがない人は「不安を覚える」が増加。
―「とても不安」が23.6%、「やや不安」が27.0%となりました。更に定年後にやりたいことが「ない」人に絞ると、不安と答える割合が増加しました。

調査2:「終身雇用」という制度についてどう思いますか?
「賛成」は50代が最も多く、年齢が若くなるにつれ漸減。
―どの年代においても「賛成」が「反対」を超え、50代では「賛成」が44.4%となりました。

調査3:自由に定年を決めて良いとしたら何歳まで働きたいですか?
「70歳以上」が33%。
―うち、9.7%は「80歳以上」と回答しました。

調査4:(定年後にやりたいことが「ある」人)定年後、何がしたいですか?
体力の必要なものが上位に。
―1位は「旅行」(90.3%)、続いて「運動」(30.9%)、「食べ歩き」(30.5%)、「ボランティア」(25.7%)と体力が必要な趣味が上位を占めました。

調査5:(定年退職前の人)65歳以上の人が同じ会社で働くことに対してどう思いますか?
若くなるほど「一緒に働きたくない」人が増える傾向に。
―「一緒に働きたい」と回答したのが、60代以降は43.8%だったのに対し、50代では40.9%、40代では39.1%、20・30代では32.4%まで減少しました。


■調査結果
調査1:(正規社員に対し)「終身雇用」という制度が無くなることに不安を覚えますか?
「とても不安」と回答したのは23.6%、「やや不安」の27.0%と合わせると半数以上が不安を抱いていることが分かりました。一方、「不安ではない」も29.8%おり、意見は大きく分かれる結果となりました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/185348/img_185348_1.jpg
また、定年後にやりたいことが「ある」と回答した人と「ない」と回答した人で分けて集計したところ、定年後にやりたいことが「ある」人の中で終身雇用がなくなることを「とても不安」「やや不安」と回答したのは46.4%だったのに対し、やりたいことが「ない」人は57.5%と10ポイント以上の差が出ました。定年後の生活を想定できている人ほど終身雇用に対する執着がないようです。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/185348/img_185348_2.jpg
調査2:「終身雇用」という制度についてどう思いますか?
どの年代においても「賛成」が「反対」を上回りました。「賛成」が最も多かったのが50代となり、そこから年齢が下がるにつれ、「賛成」の割合も減っています。やはり定年が近づくとともに、終身雇用をしてほしいと願う人が増加しているようです。
画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/185348/img_185348_3.jpg
「賛成」と回答した人の意見としては、「終身雇用によって愛社精神が生まれ、一生懸命働けた」「心も金銭面も安定する」といったものが多く見られました。一方、「反対」意見としては「若者の昇進・昇給が阻害される」「能力のない人が権利にしがみつく」といったものが目立ちました。

●「賛成」の理由
・雇用が確定しているということは、会社に対する忠誠心が旺盛で働く意欲が継続して会社に対する貢献度が持続していく。生活が常に安定しているので勤労意欲が衰えない。(70代・男性)
・現在、50代半ばなので、終身雇用以外のことを改めて考える気になれない。(50代・男性)
・長期的に収入の見込みがあってこそ人生設計が立てられるから。 それがおぼつかなければ家族計画も住居計画も立てられない。(60代・男性)
・まずは信頼、安心を持った関係でありたい。そこから個人が道を選ぶ選択もあればいい。(40代・女性)

●「反対」の理由
・年齢序列になり若い方の活躍が妨げられる。(70代・女性)
・そもそも会社組織は自分達の給料を創出するのが仕事。終身雇用を悪用している扶養家族的な社員が権利ばかり主張するのは本来の姿ではない。(50代・男性)

調査3:自由に定年を決めて良いとしたら何歳まで働きたいですか?
最も多かったのは「65歳以上70歳未満」の26.1%、続いて「60歳以上65歳未満」(24.7%)となりました。「60歳未満」と回答した人も16.2%いる一方で、「70歳以上」も33.0%おり、意見が大きく分かれる結果となりました。
画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/185348/img_185348_4.jpg
●「70歳以上」と回答した人の理由
・体力的に問題がなければ、仕事量は若いときより落ちたとしても働くべき。責任や緊張感がなくなると人は衰えるから。(40代・男性・「75歳以上80歳未満」)
・年金だけの生活では不安が有り、生活のために働く必要が有れば、仕方なく働く。(60代・女性・「70歳以上75歳未満」)
・一生仕事だけでは人生はつまらない、残りの人生を満喫できる内に退職。今は長寿の時代だから75歳くらいなら良いかも。(60代・男性・「70歳以上75歳未満」)
・自分で働けると思えるまで働くので、法律で決めないで欲しい。(40代・女性・「80歳以上」)

●「65歳未満」と回答した人の理由
・旅行とか趣味など第二の人生を楽しみたい。(60代・男性・「60歳以上65歳未満」)
・元気なうちに一旦退職し、 その後給料が下がっても良いのでゆっくりと余裕をもって働きたい。(50代・女性・「60歳以上65歳未満」)
・そんなに働きたくない。欧米のように50でリタイアできる環境を目指すべき。(30代・男性・「60歳未満」)

調査4:(定年後やりたいことが「ある」人)定年後、何がしたいですか?
1位は「旅行」(90.3%)、続いて「運動」(30.9%)、「食べ歩き」(30.5%)、「ボランティア」(25.7%)といずれも体力が必要な趣味が続きました。やはり、多くの人は体力があるうちに退職をしたいと考えているようです。
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/185348/img_185348_5.jpg
調査5:(定年退職前の人)65歳以上の人が同じ会社で働くことに対してどう思いますか?
「一緒に働きたい」と回答したのが、60代以降は43.8%だったのに対し、50代では40.9%、40代では39.1%、20・30代では32.4%まで減少しました。20・30代では「絶対一緒に働きたくない」と回答した人も7.0%おり、定年の引き上げを実施する前に若者の理解を深める必要がありそうです。
画像6: https://www.atpress.ne.jp/releases/185348/img_185348_6.jpg
●「一緒に働きたい」理由
・先人の教えは大変意味があると思います。(40代・男性)
・話が合いやすい世代の人がいればありがたい。(60代・男性)
・色んな年代、考えや経験の違う方と仕事をしてこそのパートナーシップが自分を育てて会社を良くしていくと思う。(30代・男性)

●「絶対一緒に働きたくない」理由
・どうしても身体に支障が出てくる。それを素直に認めなかったり、ミスを若手のせいにされて尻拭いに奔走する方が必要となってくる。結局、人手が足りなくなる。(40代・女性)
・加齢による能力低下を我慢しなくてはならない状況にストレスを感じるので(40代・女性)

■調査概要
調査タイトル :「終身雇用」に関するアンケート調査
調査対象 :20代~70代の男女825名
調査期間 :2019年5月21日~5月24日
調査方法 :インターネット調査
調査主体 :株式会社エアトリ




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プレスリリース提供元:@Press

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