パイクスピークレース用EV車両に搭載するリチウムイオンバッテリー温度管理システムを開発・実装 温度上昇を従来の40%以下に抑えることに成功
@Press / 2019年6月21日 9時30分
サンデン・アドバンストテクノロジー株式会社(代表取締役社長:菊池 利之、以下 サンデンAT)は、株式会社ゼロイースクエアが参加する6月25日~30日に開催のパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム※1に使用する電気自動車(以下 EV)に対して、「レース用リチウムイオンバッテリー温度管理システム(以下 温度管理システム)」を搭載し、国内での検証を終えました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/186726/LL_img_186726_1.jpg
SAMURAI SPEED NISSAN LEAF e+ Pikes Peak Challenger
「温度管理システム」を搭載した社内検証用EV※2では、上り坂の高速走行を想定した高負荷条件下※3においてバッテリーの温度上昇を従来の40%以下へ抑えることができました。(当社比)
走行時の動作確認も問題なく終え、「温度管理システム」を搭載したレース用EVは5月下旬にコロラドスプリングス(米国・コロラド州)へ向けて船積みされ、6月18日には先発隊が現地入りし、レース本番へ向けての最終調整を行います。
6月25日から6月28日の公式練習を経て、6月30日に決勝が行われます。6月28日午後5時からはパイクスピークの麓に位置する町コロラドスプリングスにてファンフェスタが開催されます。
サンデンATが協賛するゼロイースクエアのチーム「Samurai Speed」のブースでは、レース車両を展示し、サンデンステッカーを配布するなどして地元との交流を図ります。
近年、EVの航続可能距離の拡大に伴う車載バッテリーの大容量化が進み、EVを安全かつ効率良く利用するため、駆動モーターやバッテリーからの熱を統合的に制御する熱マネジメントシステムが必要不可欠な技術となってきております。
サンデンATは、本レースにおいて、過酷な使用条件における電動車両データの取得と解析を行い、次期の熱マネジメントシステムの開発、商品力向上に活かしてまいります。
※1 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムとは、米国コロラド州ロッキー山脈東端に位置するパイクスピークと呼ばれる山を舞台に行われるヒルクライムレースです。サンデンATが協賛するチーム「Samurai Speed」はタイムアタック部門にて参戦いたします。近年では、EVがトップタイムに近い所まで来ておりますので、チーム「Samurai Speed」の活躍をご期待ください。
※2 社内検証用EVは、ヒルクライムに参戦するレース用EVの車両ではありません。
※3 ヒルクライムレースを想定し、傾斜7%、100km/h走行を当社実験室にて再現しております。
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プレスリリース提供元:@Press
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