アクセラレータプログラムによる事業化第2弾!建設・保守現場における、ヒアラブルデバイス活用の音声点検サービスを共同開発
@Press / 2019年10月15日 11時0分
高砂熱学工業株式会社は、ヒアラブルデバイス※の企画・開発に強みをもつ株式会社ネイン(所在地:東京都渋谷区、代表取締役兼CEO:山本 健太郎)と、建設・保守現場での音声点検サービス(以降、本サービス)を共同開発しましたのでお知らせします。
同時に、本サービスの当社ならびに高砂熱学グループへの早期導入と事業化促進に向けて、同社への出資(新株式発行による資本調達の一部引受け)も行い、協業関係を強化いたします。
本サービスは、オープンイノベーションの取り組みとして、2017年度から開始したスタートアップ企業のアイデアや技術を活用して新たなビジネスやサービスを創出するアクセラレータプログラム「高砂熱学工業アクセラレータ“just move on!”第2期」で採択したものです。
これまでの建設・保守現場では、作業員が紙面や図面上の点検項目を目視し、手書きやスマートフォン等の画面の操作時には作業軍手を外して点検結果を記録するなど、その都度、入力や確認作業に手間と時間がかかっており、働き手不足に悩む現場では業務の効率化が望まれていました。
本サービスは、ヒアラブルデバイスを活用した音声UI(ユーザーインターフェイス)により、点検項目をシステムが音声指示し、点検結果を作業員が音声入力することによって、作業効率の大幅な向上と、作業員の負担軽減を可能にします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/196031/LL_img_196031_1.png
音声入力例
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/196031/img_196031_2.png
作業現場イメージ
本サービスの事業化にあたり、グループ会社である高砂丸誠エンジニアリングサービス株式会社の保守現場での実証試験を行い、作業員一人あたり月60時間ある点検作業のうち、約6時間の削減が認められました。本結果を踏まえ、更なる改善・改良を加えたうえで、2020年3月より同社現場への本サービス導入を開始し、同年秋口までに12事業所、2022年秋口には38事業所での導入を目指します。
高砂熱学グループ内の導入だけでなく、来年度中には建設および保守分野を対象にネイン社との共同外販に着手し、外販2年後の2022年度末には1,500ライセンス、翌23年度末には2,600ライセンスの販売を目指します。
今後も一層の協業強化を図ることで、音声点検サービスに留まらず、生体情報のセンシング機能を搭載したネイン社のヒアラブルデバイスを用いて、作業員の体調管理や行動分析等、建設分野におけるサービス用途の拡大や、パーソナル環境制御による高付加価値空間提供へ取り組んでまいります。
※イヤホンに類似した音声入出力を備えたウェアラブルデバイスの一つ。スマートフォンやタブレット端末、パソコン等を介してインターネットに接続してサービスを利用することが可能。音声だけではなく、モーションセンサーや脈波センサー搭載により人の行動や生体情報を取得することも可能。
■参考資料
(1) 株式会社ネインの概要
本社所在地: 東京都渋谷区渋谷2-9-10 青山台ビル902号
設立 : 2014年11月
代表者 : 代表取締役兼CEO 山本 健太郎
資本金 : 40.631千円(2019年7月現在)
事業内容 : スマートヒアラブルデバイスのファームウェア設計、開発、受託
スマートヒアラブルデバイス関連ソフトウェア設計、開発、受託
特色 : 2018年6月 米通信機器、半導体開発大手のクアルコム社の
Extension Programメンバーに採択
(2) アクセラレータプログラム「高砂熱学工業アクセラレータ“just move on!”」について
スタートアップ企業のアイデアや技術を活用し、新たなビジネスやサービスの創出をめざして2017年度からスタート。
アクセラレータプログラム採択による事業化は今回で第2弾となりますが、第1回に採択したLiLz株式会社との間では、ビル管理現場でのメーター自動読み取りシステム「LiLz Gauge(リルズゲージ)」を共同開発しております。複合施設などでは数百~数千を超える圧力計、流量計などの計器が取り付けられており、点検員が日々、目視して読み取り、記録化するなど多大な労力によって障害を未然に防いでいますが、「LiLz Gauge」は専用IoTカメラでメーターを読み取り、画像を機械学習で解析することで、設備点検者の負担を減らし、正確なデータを迅速に検知し、共有/予測することができるクラウドサービスです。
2回目となる、株式会社ネインとの共同開発であるヒアラブルデバイスを活用した音声UIによる音声点検サービスも第1回目と同様の視点で、現場での点検作業の業務効率化に大きく寄与します。
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プレスリリース提供元:@Press
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