『工学院大学ソーラーチーム』が世界最高峰のソーラーカーレースで5位入賞・「テクニカルイノベーションアワード」受賞
@Press / 2019年10月21日 16時0分
工学院大学(学長:佐藤 光史、所在地:東京都新宿区/八王子市)の学生プロジェクト『工学院大学ソーラーチーム』が、10月13~20日にオーストラリアで開催された世界最高峰のソーラーカーレース「2019ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ(以下2019BWSC)」に参戦し、オーストラリア大陸縦断3,000km超を6日間かけて完走、チャレンジャークラス第5位に入賞しました。さらに、「ハイドロニューマチック・サスペンション」を世界で初めてソーラーカーに導入した革新的な技術が評価され、オーストラリア教育科学訓練省所管の研究開発機関であるCSIRO公認の技術賞「テクニカルイノベーションアワード」を受賞しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/196543/LL_img_196543_1.jpg
豪大陸3,000km超を完走した工学院大学ソーラーチーム
【本件のポイント】
●工学院大学ソーラーチームがオーストラリアで開催された世界最高峰のソーラーカーレース「2019BWSC」に参戦。6日間をかけてオーストラリア大陸3,000km超を縦断し、第5位に入賞した。
●学生達が2年間かけて製作したソーラーカー「Eagle」に取り入れた革新的な技術「ハイドロニューマチック・サスペンション」が評価され、オーストラリア教育科学訓練省所管の研究開発機関であるCSIRO公認の技術賞「テクニカルイノベーションアワード」を受賞。
●レース中は様々な車両トラブルが発生したものの、学生自らが作り上げた車両だからこそ学生の手で的確な修復を行う。強豪チームが強風などの影響でリタイアする中、2017年同大会参戦時より順位を上げてゴールした。
●車両の開発・設計から製作、レースでの走行など全てを学生主体で行っており、約50のサポート企業や大学内の教員陣から最先端素材や技術提供を受けて大会参戦車両「Eagle」(5号機)を製作した。
【本件の概要】
10月13~20日にオーストラリアで開催された世界最高峰のソーラーカーレース「2019BWSC」に4度目の参戦を果たしたチームは、6日間かけてオーストラリア大陸縦断となる3,000km超を完走し、同大会の冠クラスであるチャレンジャークラス第5位に入賞しました。
予選レースの記録により3位で本戦レースをスタートしたものの、モーターの不調により初日をクラス9位で終了。その後も3日目と4日目に車両が強い横風により横転するトラブルが発生し、深夜にまで及ぶ修復作業を繰り返してレースに復帰しました。チームメンバーによる的確な車両整備が功を奏し、5日目以降は順調に走行を続け、6日目にゴール。2017年同大会の成績を上回り第5位に入賞しました。強豪チームが強風などの影響で相次いでリタイアした中、過酷な環境でも決して諦めず、ソーラーカー「Eagle」で広大なオーストラリア大陸を走り抜きました。
さらに、10月20日に開催された授賞式では、優れた技術を持った車両に贈られる、オーストラリア教育科学訓練省所管の研究開発機関であるCSIRO公認の技術賞「テクニカルイノベーションアワード」を受賞しました。「ハイドロニューマチック・サスペンション」を世界で初めてソーラーカーに取り入れた業績が評価されました。このサスペンションは、空気性能を向上させるため、学生達が一から設計・製作しました。
『工学院大学ソーラーチーム』は車両の開発・設計から製作、レースでの走行など全てを学生主体で行っています。約2年間かけて約50のサポート企業や大学内の教員陣から最先端素材や技術提供を受けて大会参戦車両「Eagle」(5号機)を製作しました。自然から学んだデザインで、2017年の同大会に参戦した車両より空気抵抗削減・軽量化など大幅に改良したソーラーカー「Eagle」は、世界各国のソーラーカーの中でも異彩を放ち、レース前の段階から多くのライバルや大会関係者から高い評価を受けました。
※『工学院大学ソーラーチーム』及び「2019ブリヂストンワールドソーラーチャレンジ」詳細は別添の参考資料をご覧下さい。
https://www.atpress.ne.jp/releases/196543/att_196543_1.pdf
学生キャプテン:尾崎 大典(先進工学部 機械理工学科 4年)
強風などによるトラブルが続き、車両横転によりレースを続けるか決断を迫られる場面もありました。しかし、技術担当が修復作業にあたり、キャンプ・料理担当も含めてチーム一丸となることで、レースを全うし5位でゴールできました。
ソーラーチーム監督:濱根 洋人(工学部 機械システム工学科 教授)
学生の成長を強く実感したレースでした。トラブルがあっても諦めず、気持ちを一つにして修復にあたる学生達に励まされる機会が度々ありました。自然と闘う過酷なレースでしたが、何度も起死回生しレースに復帰した学生達の底力に感激しました。
また、特に今回の技術賞では、未来の車のイノベーションとしてソーラーカーにおける世界初の技術を評価頂いたことを大変うれしく思います。ご支援、ご声援ありがとうございました。
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プレスリリース提供元:@Press
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