ANSYS、シミュレーションPIDO技術のリーダーであるDYNARDO社と最終買収契約書に署名
@Press / 2019年10月31日 15時30分
ピッツバーグ、2019年10月24日 - エンジニアリングシミュレーションソフトウェアの世界的なリーダーであり常に革新をもたらしているANSYS( https://www.ansys.com/ 、NASDAQ:ANSS)は、本日、シミュレーション設計プロセスの統合・最適化(PIDO:Process Integration and Design Optimization)技術の最先端プロバイダーであるDynardo社を買収する最終契約を締結したことを発表しました。この買収により、ANSYSのお客様は、プロセスの統合ツールとロバスト性に優れた設計ツールをまとめたソフトウェアスイートをご利用いただけるようになります。その成果として、最適な製品設計をさらに迅速かつ経済的に特定することが可能になります。
自動運転車、電動化、5Gの発展に伴い、設計の複雑度とコストが増加し続けている中で、企業は次世代製品を開発するプレッシャーにさらされています。このような需要に応えるとともに、画期的な製品を市場に投入するため、企業はPIDO技術に目を向けています。PIDO技術はオープンであり、ベンダーに依存することなく、ツールの選択肢の幅をさらに広げるものです。Dynardo社のツールとANSYS Minervaのシミュレーションデータ、プロセス、およびナレッジマネジメントソリューションの統合によって、お客様は重要なシミュレーションや解析の結果をさらに統合して管理できるようになります。
Dynardo社はドイツのワイマールに本社を置き、従業員数は60人を超え、オーストリアと米国に事業所を展開しています。既存のANSYSパートナーであるDynardo社は、最適化、不確実性の定量化、ロバスト性、シナリオバリエーション、感度分析、シミュレーションワークフローの構築、データマイニングといった用途向けに最先端のアルゴリズムを開発しています。同社の製品ポートフォリオには、プロセスの統合と多分野にわたる最適化に対応する優れたソフトウェアプラットフォームであるoptiSLangも含まれます。Dynardo社の製品は、自動車、航空宇宙、エネルギー、コンシューマーエレクトロニクスなど、さまざまな業界にわたって、Bosch社、ZF社、Shell社、Lufthansa社、Infineon社、ArianeGroup社など、世界各国の顧客企業で導入の実績があります。
「設計空間の調査と最適化は、開発時間を短縮すると同時に、コストと性能の面で最適な製品設計候補の評価を迅速化しようと取り組んでいる組織にとって重要な意味を持ちます。今回の買収は、ANSYSのPervasive Simulation(シミュレーションの活用拡大)という構想を加速するものです。業界トップクラスのプラットフォームをさらに発展させるとともに、製品ライフサイクルのプロセス全体を通してシミュレーションと最適化をつなげるという、お客様によるオープンなエコシステムアプローチの活用を可能にします。」(ANSYS、クラウド/プラットフォームビジネスユニット、バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャー、Navin Budhiraja)
「ANSYSファミリーの一員になるということで、期待に胸を弾ませています。また、エンタープライズシミュレーション管理の利点をフルに活用するとともに、自律システム、電動化、デジタルツイン、シミュレーションによるデータサイエンスといったソリューションの領域にわたって、シミュレーションや最適化の活動を自動化する機会を広範なお客様に提供できることを楽しみにしています。ANSYSがサービスを提供する実質すべての主要な業界で、デジタル化の構想に対する支持が広がっています。これは絶好の機会であると我々は見ており、世界中のお客様にとって標準化されたプロセスとしてシミュレーションベースの最適化設計ワークフローを確立することに、今後お役に立てればと考えています。
」(Dynardo社、共同創立者兼マネージングディレクター、Johannes Will氏)
この取引は、2019年の第4四半期には完了することが予想されています。2019年または2020年のANSYSの連結財務諸表に重大な影響があるとは予想されていません。
■ANSYSについて
ANSYSは、エンジニアリングシミュレーションの分野で世界をリードしています。ANSYS製品は、高い速度・精度・信頼性を誇る幅広いシミュレーションツールにより、お客様が直面する非常に複雑な設計問題の明確化と洞察を可能にします。ANSYSの技術は、あらゆる業界の企業が、高品質で革新的かつ持続可能な製品を短期間で設計することを想像できるようにするものです。1970年に設立されたANSYSは、3,000人近いプロフェッショナルを擁し、そのうち700人以上は有限要素解析、数値流体力学、エレクトロニクスおよび電磁気学、組み込みソフトウェア、システムシミュレーション、最適化設計ワークフローなどのエンジニアリング分野で博士号を取得しています。
本社を米国のピッツバーグ南部に置くANSYSは、世界中に75ヵ所以上の戦略的販売拠点を有するとともに、40ヵ国以上のチャネルパートナーとネットワークを築いています。詳細は、 https://www.ansys.com をご覧ください。
また、ANSYSは主要なソーシャルチャネルで確固たる地位を築いています。シミュレーション関連の情報については、 https://www.ansys.com/Social@ANSYS をご覧ください。
ANSYS、ならびにANSYS, Inc. のすべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、ロゴ、標語は、米国およびその他の国におけるANSYS, Inc. またはその子会社の商標または登録商標です。その他すべてのブランド名、製品名、サービス名、機能名、または商標は、それぞれの所有者に帰属します。
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
ServiceNow、超大規模かつ高性能によって引き出す強力なデータ拡張を発表
PR TIMES / 2024年9月11日 15時15分
-
アルテア、Arupソフトウェアを開発・提供するOasysと、衝突および安全シミュレーションの前処理を革新するための共同開発契約を締結
PR TIMES / 2024年9月5日 13時0分
-
オンセミ、設計ツールを拡充
PR TIMES / 2024年8月30日 10時45分
-
Ansys 2024 R2、産業およびエンジニアリング領域全体でマルチフィジックスイノベーションを実現
Digital PR Platform / 2024年8月23日 13時30分
-
Ansys、SupermicroおよびNVIDIAと協力し、ターンキーハードウェアによる比類のないマルチフィジックスシミュレーションを実現
Digital PR Platform / 2024年8月23日 13時22分
ランキング
-
1ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
2ミニストップ、外国籍の利用客に“不適切な張り紙” 「問題を重く受け止め」謝罪
ORICON NEWS / 2024年9月20日 15時53分
-
3血管をむしばむ「超加工食品依存症」に要注意!医師が食べてほしくないもの3選
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月20日 11時0分
-
4あの「ポーター」が人気商品を大胆に変えた裏側 価格2倍にしても素材変えた吉田カバンの挑戦
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
5漁業関係者、「ぬか喜びにならなければ」=歓迎も中国側の手のひら返し警戒
時事通信 / 2024年9月20日 20時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください