「アルコール=エンプティカロリーだから太らない」の真相とは?

@Press / 2019年12月26日 9時30分


「アルコールは太らない」という説がある


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アルコール摂取の機会が増える年末年始。お酒の飲み過ぎで太った、という声が多く聞かれるいっぽうで、「アルコールはエンプティカロリーだから太らない」という、アルコール=「エンプティカロリー」の説も。今回はその真偽についてお伝えします。


なぜアルコールは「エンプティカロリー」と呼ばれるのか


アルコールが「エンプティカロリー」とされる理由は下記の2つ。
●摂取しても、すぐに熱として放出されること
●ビタミンやタンパク質など、体に必要な成分を含まないこと
ということから、「中身のない(=エンプティ)カロリー」と呼ばれています。
アルコール自体、1gあたり7.1kcalのエネルギーを持ちますが、アルコール摂取時の体内での利用率は約70%(約5kcal)と言われており、その代謝過程で他の栄養素を産生することはなく、同一カロリーの糖質、脂質と比較してアルコールのみでの体重増加は無いと言えます。
エンプティカロリー派の学説によると、お酒を飲んで太る原因は、ついつい手が出る”おつまみ”にある、とされています。


コントロールなしでは太る!むしろ飲酒は食欲を増進する?


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ここまでの説明では、アルコール摂取では太らない、と認識されてもおかしくありません。しかし、やはりお酒好きの実感としてはお酒を飲み過ぎたら太る、という認識はあるもの。この真偽について、ダイエット専門院・渋谷DSクリニックの院長、林博之がお教えします。


注意!他の摂取カロリーの代謝が後回しになる


「エンプティカロリー」=カロリーがゼロになる、という訳ではありません。アルコール自体は先述のようにすぐに代謝されますが、他の摂取カロリーの代謝は後回しになっているというだけ。お酒にもある程度のカロリーがありますので、お酒を含み、全体の摂取カロリーが多ければ、その分太るということは間違いありません。飲み会でのお酒・おつまみの摂取カロリーの合計はどうしても普段の食事より多くなりがちです。食事量・飲酒量のコントロールなしに飲み会が続けば、体重の増加は避けられないでしょう。


シメにラーメンなど、炭水化物が欲しくなってしまう理由


アルコールを摂取すると、胃液の分泌量が増え食欲が増えます。さらに、早く代謝されるということは、つまり肝臓がアルコールの分解に追われることにもなるので、脳がいつまでも低血糖だと勘違いし、食欲が増進するのです。特にビールには、これに加えてさらに食欲増進の作用があります。お酒を飲むとつい食べ過ぎてしまう、シメにラーメンなどの炭水化物を欲してしまうのも、これが理由の一つです。


アルコールには摂取の適量がある


厚生労働省が示す“1日の節度ある飲酒の適量”は純アルコール20g程度ですので、日本酒なら1合弱、ビールなら中瓶1本程度です。大量飲酒となれば、カロリー過多で太る、ということに加えて耐糖能異常の悪化・高血圧・中性脂肪の上昇をきたし、メタボリックシンドロームの増悪要因となります。


参考記事:「体に良いアルコール量=「節度ある適度な飲酒」とは?「 飲みすぎ」はどこから?」
https://newscast.jp/news/250541

酒は飲んでも飲まれるな、年末年始もバランスコントロールをしっかりと


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アルコールを「百薬の長」とするには、大量飲酒をしないように気をつけるということです。“酒は飲んでも飲まれるな”これに尽きます。
特にお正月は運動量も減り、普段よりもご馳走が多くカロリー摂取量も多くなりがちです。その分意識的に運動したり、お酒の量を減らしたり、前後の食事の摂取カロリーを少なくしたり…と、正月太り予防のためには消費カロリーと摂取カロリーのバランスに注意が必要です。
お酒=エンプティカロリーと考えず、やはり「飲み過ぎには注意」と肝に銘じておきましょう。




記事監修:渋谷DSクリニック 渋谷院 院長・林博之


ダイエット専門院・渋谷DSクリニック : https://dsclinic.jp/




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