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多くの職人の手をかけて生まれる「栃木レザー」に学ぶ、日本の革加工技術:栃木レザー株式会社によるトークショーを開催

@Press / 2020年1月30日 9時0分


唯一の鞣し技術が生み出す、優れた風合いの「栃木レザー」


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昔ながらの大きな手間のかかる鞣(なめ)し工程を守り続けている栃木レザー株式会社。鞣しには有害な薬品類を使わず、ミモザから抽出した樹脂を使い、じっくりと時間をかけて繊維が崩れないように鞣す「植物タンニン鞣し」という技法でつくられます。この工程を経たヌメ革は、優れた風合いはもちろん、耐久性、吸&放湿性を誇り、あらゆる生活用品に活用できるマテリアルとなります。


培った技術と職人の知識、知恵、勘がものを言う。世界の一流アパレルメーカーからも支持される独自の製法


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手間のかかる鞣し工程のほか、本来機械で行う工程もブランドからの希望などによっては、今でも手仕事で行う場合も。先人たちから培われた人の手を介した所作こそ、栃木レザーが誇る最大の財産だと言います。
かつては固くてとても商品にならないと言われていたヌメ革。栃木レザーでは職人たちが何度も試行錯誤を重ね、それまでになかった柔らかく堅牢性のあるヌメ革の改良に成功し、独自の色艶や使い込むことにより深まる味のある色合い・革本来の肌目の綺麗なヌメ革を実現しています。今では国内のみならず、世界の一流アパレルメーカーからもその技術が支持されています。


もっと知りたい!栃木レザー:スタッフによる工場見学レポート


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d47 MUSEUMのスタッフはこの度、栃木レザーを使用した革製品を製作するYES CRAFTSの皆さんと一緒に、工場を見学してきました。


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「栃木レザー」と聞くと地域の数社でまとまってつくっているように思えますが、現在は栃木レザー株式会社1社のみで製造しています。栃木県栃木市のエリアは東京から比較的近く、流通しやすかったという土地の利便性と、日光の雪解け水が豊富という風土から、かつては2,3社で軍用靴の靴底に使用する革の製造を請け負っていました。
工場は巴波川のほとりにあり、栃木レザーの山本社長曰く「革は川からつくられる」とのこと。製造には大量の水を使用しますが、その独自の排水設備も注目すべきポイント。水は浄化し、土は肥料として再利用しています。


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受け継がれてきた熟練の職人技、動物の命からつくられる革の尊さ、環境への深い配慮。多くに圧倒された栃木レザーの工場見学。レポートはこちらからご覧ください!


行ってきました:「栃木レザー」工場見学レポート : https://www.d-department.com/category/TEXT/DD_TEXT_REPORT_16626.html


栃木レザーの植物タンニンなめしの全容を理解する、栃木レザーの伝道師


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栃木レザー株式会社・専務取締役の遅澤敦史さんは、1978年 群馬県に生まれ、大学卒業後、大手製靴メーカーを経て、同社に入社しました。栃木レザーでは各工程を専門的に担当していくのが通常ですが、靴メーカーでの小売り経験から栃木レザーの広報役として将来を担いたいと考え、全工程を経験し、栃木レザーの植物タンニンなめしの全容を理解している数少ない職員の一人です。その結果、入社時に考えていた広報から更に深く、現在は多くの場で栃木レザーの全貌を伝える伝道師としての役割を担っています。


展覧会「着る47展」にて2月8日(土)にトークショーを開催!


この度、渋谷ヒカリエ8階・d47 MUSEUMにて開催中の展覧会「着る47展」に関連し、栃木レザー株式会社の遅澤敦史さんをお招きし、手間のかかる昔ながらの技法を続けている理由や、その技術からどのような革の表情を引き出しているのかを伺います。
毛皮状態から、革素材へと多くの職人の手をかけて生まれる栃木レザーから、試行錯誤から弱みを強みに変え、世界基準のブランドへと成長する取り組みを学ぶとともに、「本当にいい革」を伝えたいという思いから栃木レザーを使ったプロダクトを手がける「YES CRAFTS」の屋敷さんにも登壇いただき、革の個体差や、部位で表情が異なる特徴を生かしたデザインの考え方もあわせてお伺いします。


もののまわりトーク「栃木レザーに学ぶ、革加工技術」


画像 : https://newscast.jp/attachments/K5pncWSBCz0ZI4r99U1j.jpg


【トークショー開催概要】
日程:2020/02/08(土)
時間:19:00~20:30
場所:d47 MUSEUM(渋谷ヒカリエ8階)
参加費:¥1,500(税込)
定員:20名
●お申込み方法:d47店頭、電話、Web
●お問い合わせ:03-6427-2301(d47)
キャンセル待ちも受け付けております。
・キャンセル待ち申し込み方法は電話(03-6427-2301)、店頭でお受けします。
・キャンセルがあった場合のみ、ご連絡差し上げます。(当日にご連絡を差し上げる場合もございます)
<参加に関する注意事項>
お支払いは当日現金のみとなります。


トークショー詳細・WEBでのお申し込みはこちら : https://www.d-department.com/item/DD_EVENT_16400.html


47都道府県をファッションで「着る47展」


画像 : https://newscast.jp/attachments/27iycywKQvdOepCBeWcV.png


渋谷ヒカリエ8階の47都道府県をテーマにしたミュージアム「d47 MUSEUM(ディ ヨンナナ ミュージアム)」では、2019年12月6日より日本各地のファションアイテムを紹介する展覧会「着る47展(きるヨンナナてん)」を開催しています。会場では展示品を購入・オーダーできるほか、2020年 3月2日までの会期中、出展者による関連イベントを予定しています。ファッションにおいてもサスティナブルな考え方が広がっている昨今、日本各地のその土地ならではのものづくりに触れ、「長く大事にしたい一品」を見つけてみてはいかがでしょうか?


展覧会「着る47展」開催概要


画像 : https://newscast.jp/attachments/SOSiy6pOFhwCT04Bpe1d.png


名称:47都道府県をファッションで「着る47展」
会期:2019/12/6(金)~2020/3/2(月)
   11:00~20:00 入場は閉館30分前まで
会場:d47 MUSEUM  
   東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ8階
電話:03-6427-2301/入場無料
主催:D&DEPARTMENT PROJECT
URL:https://www.d-department.com/item/DD_EVENT_15006.html




●開催・事務局:D&DEPARTMENT PROJECT(d47 MUSEUM)


d47 MUSEUMは47の展示台を常設する“日本のものづくりの今”を知るデザインミュージアム。dはデザインのd、47は47都道府県の数。工芸、食、ファッション、自然環境など企画ごとにテーマを変え、日本の様々なデザインとクリエイションを紹介します。地域のキーパーソンを招いてのトークイベントや工芸品の実演、講演会やワークショップなど、展覧会と連動したイベントを開催し、来館者に作り手の想いを伝えます。併設のd47 design travel storeやd47食堂で展示関連商品を手に取り、味わうことで、立体的に日本の個性をプレゼンテーションし、各都道府県への関心を高め、その土地へ足を運ぶきっかけをつくります。


●D&DEPARTMENT PROJECT(商号:ディアンドデパートメント株式会社)


本社:東京都世田谷区奥沢8丁目3番2号
代表:ナガオカケンメイ
設立:1997年5月26日https://www.d-department.com
D&DEPARTMENT PROJECT(ディアンドデパートメントプロジェクト)は、2000年にデザイナーのナガオカケンメイが創設した「ロングライフデザイン」をテーマとするストアスタイルの活動体。現在は国内外に10店舗を展開し、47都道府県に1カ所ずつ拠点をつくりながら、全国的な規模で“息の⻑いその⼟地らしいデザイン”の発掘、紹介をしています。2009年、デザイン⽬線のトラベルガイドブック『d design travel』を創刊。2012年、渋⾕ヒカリエ8階に、47都道府県の魅⼒を、ミュージアム、ストア、⾷堂を連動させて⽴体的に⽇本を伝える「d47」をオープン。2019年、ロングライフデザインのマーケットをつくり⼿、売り⼿、使い⼿の垣根を越えて応援する雑誌『d news』を創刊。2020年春にはD&DEPARTMENT初の宿泊機能をもつ拠点を韓国チェジュに開業。物販、飲⾷、出版、観光を通して、47の⽇本の“らしさ”を⾒つめ直す活動を展開しています。




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プレスリリース提供元:@Press

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