アリソン製AT搭載の中型トラックHINO500シリーズを有力セメントメーカーのハンソンセメントが採用
@Press / 2020年3月4日 10時0分
豪州シドニー、2020年2月18日―豪州の有力セメントメーカーであるハンソンセメントは、ATトラックの快適な操作性と安全性の高さから、アリソントランスミッション製ATを搭載した中型トラック「HINO500シリーズ」をベースにしたミキサー車20台を新たに採用しました。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/207177/LL_img_207177_1.jpg
アリソン製AT搭載HINO500シリーズ_A
ハンソンセメントのナショナル調達マネージャーであるニール・マクダーモット氏は、業界が抱える深刻な熟練ドライバー不足によって、幅広い層からの人材確保が必要であるとしたうえで、「昨今は多くのドライバーがMTトラックの運転ができないため、日野のトラックを採用する際に、快適な操作性を実現するアリソン製ATが搭載されていることが重要な決め手となりました。これまで大型ミキサー車にはアリソン製ATが標準設定され、我々も採用してきました。しかし、市場規模が小さいことにより、ほとんどの小型ミキサー車にはATが設定されておらず、我々もATが搭載されていない小型ミキサー車を採用していました」と述べています。
ハンソンセメントがアリソン製ATを採用したもう一つの理由は、その安全性の高さです。ATトラックは、ドライバーがギアチェンジや、危険な状況に気を取られることなく、運転に集中できます。マクダーモット氏は、「ミキサー車は重心位置が高いだけでなく、回り続けるセメントがあるため、あらゆるトラックの中で最も事故率が高いのです。ギアチェンジなどの操作を最小限にすることで、ドライバーはトラックの運転に集中できます。これが、当社がアリソン製AT搭載の日野のトラックを採用した、もう一つの理由でした」と語っています。
マクダーモット氏は、アリソン製ATが日本の生産ラインでHINO500シリーズに装着されていることを歓迎し、採用するうえで大きな魅力であったとし、「アリソンのトランスミッションは、トラックの動力伝達装置に不可欠で、当社はより大きな安心と信頼を得ました。アリソンは業界標準であり、トランスミッションの負荷が非常に厳しい業界の中で、信頼性と耐久性において非常に高い評価を確立しています。私たちの最初の選択は常にアリソン製ATです」と述べています。
今回ハンソンセメントが採用したHINO500シリーズのミキサー車には、通常の大型ミキサー車に装備されている全長7.5メートルの約3分の1にあたる長さ2.6メートルのドラムが装備されています。同社は、Iveco Acco、Isuzu等のブランドを含む大型ミキサー車を幅広く保有し、その95%以上にアリソン製ATが搭載されています。現在同社は、小規模な流し込みセメントというニッチ市場向けに小型ミキサー車の保有数を増やしており、採用されたHINO500シリーズのミキサー車も、この市場ニーズを満たすものです。
ハンソンセメントは、世界有数のセメントメーカーであるハイデルベルグセメントのグループ企業で、セメント、コンクリート、骨材の有力企業です。世界に59,000名以上の従業員を擁し、豪州全土にも広範な生産および物流ネットワークを保持しています。同社は豪州コンクリート市場で約25%のシェアを誇り、1,500台のコンクリート用トラックを利用し、そのうち約1,100台を同社が保有、残り400台を委託業者が保有しています。
■アリソントランスミッションについて
アリソントランスミッション(Allison Transmission、NYSE:ALSN)は、中型・大型商用車用のオートマチックトランスミッション、および都市バスのハイブリッドシステムの世界最大手メーカーです。アリソンは、あらゆる市場・用途(塵芥収集車、建機、消防車両、キャンピングカー、エネルギー開発・鉱山用機器、軍需用装輪車両・無限軌道車両など)で活躍しています。1915年の創業以来、本社を米国インディアナ州インディアナポリスに拠点を置いています。世界中の80以上の市場でビジネスを展開し、オランダと中国、ブラジルに地域本部、米国とハンガリー、インドに製造拠点を設けています。また、約1,400か所の独立した販売・サービスディーラーで充実したサポートを提供しております。詳細については、こちらをご参照ください。
https://www.allisontransmission.com
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
いすゞから「だれでもトラック」登場! 「普通免許」で乗れる新型トラック「エルフミオ」とは
くるまのニュース / 2024年9月10日 17時40分
-
全長5.6m級のスズキ「”超”大型車」!? 4リッター「V6」に“MT”も用意! タフ顔も超カッコイイ“FRマシン”「イクエーター」とは
くるまのニュース / 2024年9月9日 12時30分
-
全長6m超え!? トヨタ新型「最大級マシン」発表! 旧車デザイン採用のカクカクモデル! 10速AT&走破性MAXなモデルも追加の「タンドラ」米に登場
くるまのニュース / 2024年9月8日 14時10分
-
ヒョンデの水素燃料電池トラック、3万kmの評価テスト完了…10万個以上の荷物を配送
レスポンス / 2024年9月4日 13時0分
-
アリソンジャパン、メンテナンスセミナーを全国で実施中
@Press / 2024年8月29日 12時0分
ランキング
-
1キオクシアHD、1200億円の融資枠設定=三重・岩手の投資に活用
時事通信 / 2024年9月20日 22時41分
-
2「コンビニは高い」払拭目指すセブン-イレブン 松竹梅の“梅”重点強化
食品新聞 / 2024年9月20日 9時57分
-
3漁業関係者、「ぬか喜びにならなければ」=歓迎も中国側の手のひら返し警戒
時事通信 / 2024年9月20日 20時55分
-
4ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
5日経平均は9月下旬以降再び下落する懸念がある それでも中期での日本株の魅力は変わらない
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください