GSアライアンスが100%天然バイオマス組成でオリーブオイルなど様々な植物油へのセルロースナノファイバー分散体を開発
@Press / 2020年3月4日 12時30分
セルロースナノファイバーは、鋼鉄の5分の1の軽さで、その7~8倍の強度を有する幅4~20nmのナノ繊維です。熱膨張係数はガラス繊維並みに小さく、弾性率はガラス繊維より高い、つまり硬くて丈夫という優れた特性を有しています。セルロースナノファイバーは植物由来であることから紙と同様に環境負荷が小さくリサイクル性に優れた材料であり、かつ地球上にあるほとんどの木質バイオマス資源を原料にでき資源的にも非常に豊富な材料です。このようにさまざまな優れた特徴を持つセルロースナノファイバーは、次世代の大型産業資材あるいはグリーンナノ材料として注目され近年盛んに研究開発が行なわれ、実用化も少しずつ進んでいます。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/207260/LL_img_207260_1.jpg
植物油中のセルロースナノファイバー分散体、 左からゴマ油、オリーブオイル、ヒマシ油、大豆油
GSアライアンス株式会社(Green Science Alliance Co., Ltd.:環境、エネルギー分野の先端材料を研究開発、製造販売する化学会社/本社:兵庫県川西市/代表取締役社長:森 良平 博士(工学)は、この度、オリーブオイルやゴマ油、ヒマシ油、大豆油などの様々な植物油のセルロースナノファイバー分散体を作りました。セルロースナノファイバーの水分散体や、アルコールなどへの分散体は既にありGSアライアンスも製造販売しています。セルロースナノファイバーの乳化剤としての植物油への使用例はありますが、植物油へのセルロースナノファイバー分散体そのものを商業化している企業はまだありません。当社は類似の方法で他のほとんどの植物油へのセルロースナノファイバー分散体も作ることもできます。
全体の組成も石油を一切使用しない100%天然バイオマスの材料で設計しているので、環境に優しく、化粧品、塗料、色材、分散安定剤、乳化剤、エレクトロニクスなど様々な用途が期待できます。
■会社概要
商号 : GSアライアンス株式会社
代表者 : 代表取締役社長 森 良平(工学博士)
所在地 : 〒666-0015 兵庫県川西市小花2-22-11
事業内容: 環境、エネルギー分野の最先端材料の研究開発と製造販売
URL : https://www.gsalliance.co.jp/
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プレスリリース提供元:@Press
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