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第30回中国文化之日 展覧の部『~色褪せない墨の美~ 日中友好会館所蔵中国書画展』を開催!

@Press / 2020年9月15日 9時30分

啓功(けいこう)「自作詩登北海閲古楼観三希堂帖石二首」
日中友好会館美術館(東京都文京区)では2020年9月26日(土)~10月18日(日)に『~色褪せない墨の美~ 日中友好会館所蔵中国書画展』を開催いたします。

日中友好会館美術館では、当美術館所蔵品の中から厳選した書と中国画を展示します。
所蔵品の大部分は、これまで当美術館での展覧会に出展した作家さんや関係者の方々からご寄贈いただいたもので、当時から大家であった方をはじめ、現在第一線で活躍されている方の名品が集結しております。
今回の展示では、1980年代から2000年初期にかけて創作された40名の作家による40作品を取り上げています。この時期は、1978年からの改革開放政策を受けて「創作の自由」が認められはじめた中国芸術史の重要な転換期にあたります。本展を通して、彼らが中国の書・絵画芸術の伝統を継承し、発展させ、新境地を拓いていった道程の一端を感じていただけると幸いです。


【本展の見どころ(1):書】・現代中国書壇を代表する大家たちによる多様な書の魅力を味わい、体感する。
中国書壇において高い評価を受け、独自の風格や技法をもつ書家たちの、多様な作品を同時に鑑賞できるところが見どころのひとつです。書の世界の幅広さや奥行きや表現の豊かさを味わい、作者の筆跡を通して運筆や呼吸を体感する楽しさをお届けします。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/226116/LL_img_226116_1.jpg
啓功(けいこう)「自作詩登北海閲古楼観三希堂帖石二首」

啓功(1912-2005)
「登北海閲古楼観三希堂帖石二首」
北京市出身。満族で愛新覚羅の一族。書画家、鑑定家、詩人など多彩な顔をもつ。幼い頃から多くの碑帖を臨書して技法を身に付け、自ら一派を成した。作品は独自の風格をもつ「痩金書」で、作者の優しさや上品さ、教養の深さが表れている。

沙孟海(1900-1992)
「急就篇」
浙江省出身。現代中国を代表する書法家の一人。呉昌碩の最後の弟子として知られる。篆書、隷書、楷書、草書、行書に関わらず、中国の書道史において重要な地位を占めている。均整のとれた重厚感のある字体が特徴。勢いがあり、独自の風格をそなえている。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/226116/LL_img_226116_2.jpg
費新我(ひしんが)「「点絳唇 湖上」中句」

費新我(1903-1992)
「「点絳唇 湖上」中句」
浙江省出身。独自の一派を成している著名な書法家。結核の後遺症で右手が動かなくなり、57歳から左手で書く。本作も左筆によるもの。日本との縁も深く、1950年代から日本の著名書道家たちと交流。朝日新聞で「墨中の仙」と讃えられた。


【本展の見どころ(2):中国画】・現代中国画壇を代表する大家たちによる、転換期の工夫と挑戦の軌跡をみる。
伝統的な中国画を継承しつつ、いかにして独自の作品を創作するか。改革開放政策によって「創作の自由」が認められた新しい時代のなかで、西洋画などからも学びながら、芸術家たちはさまざまな画風や技法を試みました。現代中国画の大家たちによる在りし日の工夫と挑戦、中国画の伝統技法を土台にして展開される新たな構図や装飾性は大きな見どころです。

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/226116/LL_img_226116_4.jpg
董淑嬪(とうしゅくひん)「紅葉仕女」

董淑嬪(1939-2011)
「紅葉仕女」
黒竜江省出身。数点の作品は美術専門書の模範作品となっている。本作では、大胆な着色のみならず背景に青緑山水を融合することで、新たな工筆仕女画を創新した。

画像4: https://www.atpress.ne.jp/releases/226116/LL_img_226116_6.jpg
関山月(かんさんげつ)「梅花」

関山月(1912-2000)
「梅花」
広東省出身。現代中国を代表する「嶺南画派」の画家。“嶺南画派の祖”とされる画家・高剣父に学び、花卉画を得意とする。墨を大胆に使い、張りがあるなかにも繊細さを有する梅を描く独特の画風を創出した。

画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/226116/LL_img_226116_3.jpg
潘公凱(はんこうがい)「秋たけなわ」
潘公凱(1947-)
「秋たけなわ」
浙江省出身。元国立中央美術学院院長。上海万博中国館総合デザイナー。中国画の大家・潘天寿の次男。本作にも見られるように、大胆で独特な構図が彼の作品の一貫した特徴である。本作では絵の上に篆書を加えて伝統絵画にはない装飾性を生み出している。


■開催概要
【展覧会名】『~色褪せない墨の美~ 日中友好会館所蔵中国書画展』
【会期】 2020年9月26日(土)~10月18日(日)
【開館時間】11:00-16:00 水曜休館・入場無料
【会場】 日中友好会館美術館 (東京都文京区後楽1-5-3 小石川後楽園のすぐ隣)
【主催】 公益財団法人日中友好会館
【後援】 中華人民共和国駐日本国大使館、中国文化センター、
公益社団法人日本中国友好協会、(一財)日本中国文化交流協会、
日本国際貿易促進協会、日中友好議員連盟、
(一財)日中経済協会、一般社団法人日中協会、
公益社団法人全日本書道連盟
【イベント】ギャラリートーク 書画家の趙龍光氏が出展作品の魅力と楽しみ方について日本語で解説します。
(1)10月3日(土)/(2)10月15日(木)14:30~15:00
※事前予約制(定員・各回20名)


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press

【関連画像】

費新我(ひしんが)「「点絳唇 湖上」中句」潘公凱(はんこうがい)「秋たけなわ」董淑嬪(とうしゅくひん)「紅葉仕女」

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