コロナで閉鎖された教室の志を受け継ぎ、ロボット制作チームを結成
@Press / 2020年9月17日 12時0分
新型コロナウイルスは予想外の事態を招いた
元々は塾やプログラミング教室、ロボット教室をやっている教室に勤務をしていたのですが、新型コロナウイルスの影響で休講が始まり、当初は1か月、2か月程度のものかと考えていたら想像以上に影響が大きく、元々少人数の教室で休講が続いてしまうとダメージも深刻だったようで、程なくして教室は閉鎖となってしまい、仕事も無くなってしまいました。
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閉鎖後の最後の教室
生徒への無念
教室が無くなり、私も仕事を失いましたが、当時の生徒への衝撃も大きく多くの保護者から様々なご意見を頂きました。ただ、教室を維持できるだけの体力が残っていなかったという事実はどうしようもなく、スタッフの私にはどうにもならない状況でもありました。
何とかしてあげたいと思っても、当時の社長と話し合って「オンラインで指導ができないか」「出張で個別指導はどうか」など、アイデアを出し合ったりしたものの、それぞれに課題もあり、具体的な実行には移せずにいました。
ロボコンを目指すのはどうか
プログラミング教室を行なう場合、一人1台パソコンを用意して生徒を集める必要がありました。テナントを借りての運営であれば良いのですが、テナントを借りるような維持費を用意するのも難しい場合には実現が難しい計画です。
そして何より、当時の社長とプログラミング教室やロボット教室というのは、どうしても型通りの作業をさせて終わってしまい、生徒の資質能力の向上という観点で疑問を感じてきていたので、そういった教室を作るということにはあまり魅力を感じませんでした。
そんな中で、それなら習い事ではなく、趣味の集団を集めたロボット制作チームを作るという発想が生まれてきました。習い事ではないので受け身に座っていれば何かを指導してもらえるということはありませんが、チームで話し合い、やりたいことを自由にやれるという利点がある。
ただ、私にはまだそういう本格的なロボット制作のノウハウはなかったので、まずは小中学生を中心にメンバーを集めて、一緒に下地作りをしていき、将来的に国際ロボコンにチャレンジできるチームに育て上げていくならできるのではないかと考えました。
幸い、ロボット制作については学校のクラブ活動で指導をしている方の協力を得ることになり、スタートアップの最低限のロボットについては自費で揃えるところまではできました。メンバーも当時の生徒が少しずつ戻ってきています。
活動も地域の公民館の研修室を借りて、実施できる日に集まってやるという形からのスタートではありますが、7月から動き出すことができました。現状は密を避けるというほどのメンバーもいないのですが、そういう心配もできるように今月からメンバーやサポーターを募集していこうと活動中です。
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ロボットバトルで勝つための工夫を考える思考力を育てる
いずれは「FIRST Robotics Competition」に出よう
まだロボット制作で勝てる技術力も思考力も不足していると感じていますので、あまり大きなことは言えませんが、いずれは「FIRST Robotics Competition」に出場をして勝てるチームにしていこうという目標を持っています。
そのために、まずは子ども達にロボコンで勝つために工夫するという思考の徹底と、プログラミング的思考と基本的な技術や知識に関する学習を行ない、現状でも出場が可能そうなロボコンにできるだけチャレンジしていく経験を通じて、お互いに成長していくという方向性で活動を行なっています。
なので、メンバーも素人の集団ですので知識や経験にとらわれずに新たな参加者を待っています!
そして、ロボット制作の指導ができるサポーターの方も是非、お力を貸して頂きたいと考えています。
活動についてはホームページにアップしています。
プログCLUB : https://moroedu.com/progclub/
ロボット制作チームで目指すもの
ただ、ロボコンを目指そうというのは目標の一つではありますが、目的ではありません。初めにも述べましたが、私はロボット教室には興味がありません。というのも、プログラミング教室やロボット教室というのは、どうしても型通りの作業をさせて終わってしまい、生徒の資質能力の向上という観点で疑問を感じるからです。
ですから、ロボット制作チームでは型通りにただ作業をするのではなく、メンバーで目標を話し合い、ロボコンに勝つための方法や計画を考え、その課題を解決するために夢中になるということを通じて得られるものに期待をしています。それは単にロボットを製作するというだけではなく、チームの運営や普及活動、広報活動、地域貢献活動にも及びます。強いチームにするには、協力してくれるメンバーが必要です。メンバーを集めるには知ってもらう必要があり、広報活動や地域貢献活動を通じて広く活動を周知していきながら、地域に愛されるチームを目指さなければいけません。さらに、ロボットを開発するには資金が必要です。その資金を調達するためにはスポンサーを集めたり、クラウドファンディングなどを積極的に活用する必要があります。
このようにロボットを開発して、ロボコンに出るということから派生する様々な活動すべてが教育になるという発想は習い事の教室では生まれなかったことだと考えています。
ですから、こうした様々な活動をメンバーに受け継いでいくことも私たち大人の大切な仕事です。まずは第一歩を我々が踏み出して、背中を見せたいと考えています。
クラウドファンディングに挑戦中
まだ実績も経験もない、すべてが無くなってからのゼロから出発したばかりの団体ですので、あらゆるものが足りません。無いからこそ工夫をするものではありますが、ロボットのパーツも不足していますし、ロボコンに出場するための条件を揃えるための備品も足りません。
また、誰もがロボコンを目指せるようにしたい、というコンセプトで発足していますので、月の会費は低く設定したつもりですが、入会金も引き下げていきたいと考えています。しかし、上記の事情もあり、資金的な目途が立たなければ引き下げることは難しいのが実情です。
ですから、クラウドファンディングに挑戦をすることに致しました。
まずは第一歩のチャレンジを何とか成功させ、メンバーに引き継いでいける土台を固めたいと考えています。
子ども達の夢を支援できる団体になれるように精一杯の努力を致しますので、広くご支援を賜ることができましたら幸いです。
誰もがロボコンを目指せ、子ども達が夢中になって成長できる環境作りに挑戦! : https://camp-fire.jp/projects/view/323330
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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