第75回国連総会におけるウズベキスタン共和国 ミルジヨエフ大統領の演説で示された重要かつ切実なイニシアチブ
@Press / 2020年9月25日 18時0分
2020年9月23日、ウズベキスタン共和国のミルジヨエフ大統領は、第75回国連総会において演説を行いました。
演説の中で大統領は、ウズベキスタン並びに中央アジア地域の発展に関するビジョンについて言及するのみならず、現代における最も焦眉かつ切実な問題の解決を目指した一連のイニシアチブを示しました。
第72回国連総会においてミルジヨエフ大統領が示したイニシアチブは完全な形で実現されましたが、今回の演説で示されたイニシアチブは、それを論理的に継続するものとして示されたものです。
この演説でミルジヨエフ大統領が提起した問題と課題は、現代の差し迫った問題の解決に積極的に貢献し、貧困との闘い、青少年への支援、環境問題の解決、パンデミックへの対処、平和と安定の強化などの取り組みにおいて第一線に立つというウズベキスタンの外交が目指すところを示しているものであり、なおかつ、国際社会における今日のウズベキスタンの役割と重要性が一貫して増していることを改めて示しているものです。
大統領は、21世紀の最も差し迫った一連の問題と近年見られる「刷新されたウズベキスタン」について次のように強調しています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/227531/LL_img_227531_1.jpg
国連総会にて演説をするミルジヨエフ大統領
コロナウイルスについて
「過去100年の間、このような地球規模の災害はなく、このような地球規模の脅威に対して、人類は脆弱であることを示しました。現在の困難で緊迫した状況は、世界のすべての国々と人々は、相互に関係し合っており、定期的な対話、信頼、そして緊密な協力が特に重要であることを証明しています。」
差別問題と強制労働について
「差別に関する政策は私たちにとって優先課題となっています。行政における女性の役割はより一層増しています。新議会の女性議員の数は倍増しました。人権問題は劇的に変化しました。強制労働および児童労働は撲滅されました。」
汚職について
「汚職に対する妥協のない戦いは新しいレベルに引き上げられました。この問題に関しては、多くの重要文書が採択され、独立した汚職防止機関が設立されました。」
貧困について
「貧困の削減に対する決意を公に宣言したのはこれが初めてです。私たちは、企業を発展させ、新たな雇用を創出し、投資環境とビジネス環境を改善し、近代的なインフラを構築し、人々に新しい技能やスキルを教え、的を絞った社会的支援を提供することで貧困の削減を実現させています。」
近隣諸国について
「現在、中央アジア地域では、根本的な変化が起きています。隣国との関係において、私たちは善隣関係と相互信頼、友情と尊敬に満ちた情勢を作り出すことができました。私たちの共通の成果は、第72回国連総会で初めて提案された中央アジア諸国の首脳会議の開催が定期的に行われることになったことです。」
アフガニスタンについて
「我々はアフガニスタンを中央アジアの不可欠な部分として認識しています。共同の努力と密接な協力によってのみ、アフガニスタンの人々の希望を実現することが可能です。「不安定と破壊から、平和と創造へ」という原則に基づいて行動することが重要です。」
気候について
「今日、すべての国がこのプロセスの破壊的な影響を感じています。残念ながら、これらのマイナスの変化は中央アジアの持続可能な開発に深刻な脅威をもたらしています。」
第75回国連総会で、ミルジヨエフ大統領は次のようなイニシアチブを示しました。
- パンデミックの時期における国家の自主的義務に関する国際規範を作成し、国民および国際的パートナーに対する国の義務を明示する必要がある。
- 中央アジアの国々を世界の経済、交通、輸送回廊に強くつなげていくため、国連の枠組みの中に地域交通・通信相互連携推進センターを設置すること。
- 過去10年間で達成されたテロ対策における成果と協力の展望に関する国際会議を開催すること。
- 2021年にユネスコと協力してヒヴァで国際フォーラム「世界文明の岐路に立つ中央アジア」を開催すること。
- アラル海地域を環境革新・技術ゾーンとして宣言する旨の国連総会の特別決議を採択し、この重要な文書の採択日を生態系の保護と再生のための国際デーとすること。
- 世界における貧困との闘いというテーマを、今回の国連総会における主要なトピックの1つにするとともに、この問題に特化したグローバルサミットを開催する。
これらのイニシアチブを実際に実現していくことが、国連の持続可能な開発目標の実施において重要な進歩を達成させ、最も差し迫った課題と問題を解決していくにあたり、国際社会が自信を持って足並みをそろえて前進していくことを促進することは間違いありません。
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
タシケント国際投資フォーラム、サウジアラビア企業の進出が顕著(ウズベキスタン、サウジアラビア、アラブ首長国連邦)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年5月8日 13時20分
-
イスラエルのガザ攻撃を止めるにはどうすべきか…中東で100年以上も泥沼の戦争が繰り返される理由
プレジデントオンライン / 2024年5月4日 10時15分
-
ブラジル大統領、米欧主導の秩序に再考迫る グローバルサウスの代弁者 中露接近の危うさも
産経ニュース / 2024年5月3日 15時55分
-
エクアドルはなぜウィーン条約違反の暴挙に出たのか メキシコ大使館突入事件の背景
Japan In-depth / 2024年5月2日 11時0分
-
国を挙げた祝福ムード!! ウズベキスタン初五輪決定に大統領が声明、決勝・日本戦への激励も
ゲキサカ / 2024年4月30日 20時31分
ランキング
-
1「待遇に満足な社員」が会社を辞めてしまう真因 なぜ互いに「相思相愛」の関係が築けないのか
東洋経済オンライン / 2024年5月13日 8時30分
-
2京葉線だけの問題か? 快速の“大幅減”地域に厳しいダイヤ改正が断行される根本原因 議論に欠落した視点
乗りものニュース / 2024年5月13日 9時42分
-
3背水の住友ファーマ、窮地脱却を占う「次の焦点」 親会社の住友化学は「パートナー探し」を開始
東洋経済オンライン / 2024年5月13日 7時40分
-
4無味のミネラルウォーターが若年層に好まれる理由 23年過去最高の販売実績を記録した「サントリー天然水」 ブランドの牽引役は天然水本体
食品新聞 / 2024年5月12日 17時1分
-
5中央線「グリーン車導入」の増収効果は?JR東日本が明らかに 投資額は約860億円
乗りものニュース / 2024年5月13日 7時12分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください