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トムラソーティング、最新のプラスチックフレーク選別ソリューションにより、ポリオレフィンリサイクルにおいて比類のない収率と純度を実現

@Press / 2020年10月13日 16時0分

トムラソーティング_AUTOSORT_FLAKE
ドイツ2020年10月6日 ― トムラソーティングソリューションズの廃棄物・リサイクル部門を担うトムラソーティングリサイクリング(以下、トムラ)は、同社の光学選別ソリューションに新たなアプリケーションが加わり、ポリオレフィン(PO)の一種であるポリエチレン(PE)およびポリプロピレン(PP)を他の追随を許さないレベルで回収および精製することが可能になりました。トムラの従来のフレーク選別ソリューションは主に、ポリエチレンテレフタレート(PET)の選別が中心でした。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/230391/LL_img_230391_1.jpg
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画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/230391/LL_img_230391_2.jpg
トムラソーティング_INNOSORT_FLAKE

INNOSORT FLAKE(イノソートフレーク)およびAUTOSORT(R) FLAKE(オートソートフレーク)は、「Symphony of all Sorts(あらゆる選別の交響曲)」というテーマのもと、トムラが開発した光学選別ソリューションです。このテーマは最新のAUTOSORT(R)とその関連製品が完全に調和した交響曲を奏で、あらゆる種類の廃棄物を高精度、高性能で選別できることを表現しています。この2つの最新ソリューションにより、トムラの交響曲に「高純度フレークの響き」が加わることになります。

フレーク選別はボトル選別プロセスの最終段階で、選別原料の破砕、選別、洗浄、乾燥に続いて行われます。これまで当社のフレーク選別ソリューションは混合プラスチックからのPETフレーク回収が中心でしたが、INNOSORT FLAKEの性能が向上したことで、ボトルおよびフレーク双方からのPO選別が可能となり、各マシンが完璧なまでに調和した、完全な光学選別ラインをご提供できるようになりました。AUTOSORT(R)は、INNOSORT FLAKEでフレーク選別する前段階での原料選別に使用します。

トムラが2018年終わり頃に発表した初代のINNOSORT FLAKEは、全幅が1~1.5mのPETフレーク選別専用ソリューションでした。一方、新たなINNOSORT FLAKEは幅が2m、NIR(近赤外分光)FLYING BEAM(R)(PO専用)および超解像度カメラを採用し、スループットの向上を実現しています。FLYING BEAM(R)は、自動で継続的に信号を補正し、もっとも安定的かつ信頼性のある選別が可能になるとともに、メンテナンスの頻度および電力消費を最小限に抑えることを可能にした、市場に存在する唯一のNIRテクノロジーです。

新たなNIRセンサーテクノロジーは、POアプリケーション向けの類い稀なソリューションです。POフレークは素材および色別に選別されますが、PO専用FLYING BEAM(R)センサーとデュアルCRGBカメラテクノロジーが豊富にスペクトル情報を収集し、わずか2mmほどのPPおよびPEフレークを正確に選別します。前後に取り付けられたカメラで各フレークの色を識別するだけでなく、印字やインクなどの細かな異物も特定します。また本ユニットは不要なポリマー混入物および色付きの不純物を特定・除去することで、PEおよびPPの各カテゴリを精製できます。あらゆる残存混入物が除去されるため、他の追随を許さない、現行の産業法およびエンドカスタマーの要件を満たすレベルまで純度が高められます。

また、ボトルtoボトルのリサイクルなど、原料の混入物が少量である一方極めて高い品質が要求されるハイエンドアプリケーションについては、トムラのもう一つのフレーク選別ソリューションであるAUTOSORT(R) FLAKEが、極めて高純度かつ安定的な高処理量を実現します。AUTOSORT(R) FLAKEではマテリアル情報検知、色検知、金属検知を同時に行うことが可能です。

トムラのバイスプレジデント兼プロダクトマネージメント部門の代表であるヴァレリオ・サマは、次のように述べています。「ポリオレフィンの使用は増加の一途をたどっており、同市場は2027年までに4,000億ドル*近くに達すると見込まれます。そのため今後ポリオレフィンの選別は、プラスチックリサイクルにとっていっそう重要な分野になります。再生プラスチックの純度と収率は食品包装に再利用可能なレベルにまで向上できなければなりません。また、循環型経済の一部としてその再生プラスチックを再びリサイクルのループに取り込むことも必要です」

また、サマは、「PEおよびPPはともにポリオレフィンの一種ですが、混合するとリサイクルプロセスにマイナスの影響を及ぼします。PEとPPの分別は、光学選別テクノロジーにとっても複雑で難しい課題ですが、当社はこのアプリケーションに特化した新たなNIRセンサーの開発に着手しました。新たなINNOSORT FLAKEの発表により、当社はプラスチックフレークの『信頼できる』テクノロジープロバイダーとしてのポジションを一層強化し、トムラの交響曲に『高純度フレークの響き』を追加しました。お客様にはボトルおよびフレーク選別のあらゆるニーズを満たす『ワンストップショップ』としてこれまで以上に当社をご信頼いただけるものと考えます。しかし、当社はINNOSORT FLAKEをただ販売するだけではありません。
お客様にアプリケーションに関する詳細な情報、有益な専門的助言および知識、継続的なサービスサポートも提供してまいります」と述べました。

トムラソーティングリサイクルのINNOSORT FLAKEプロダクトマネージャーを務めるウィリアム・ツァンは、「この新たなINNOSORT FLAKEにおいて、デュアルCRGBカメラとNIR PO専用センサーを1つのマシンに搭載するという業界初の成功を収めることができ、うれしく思います。フレークの両端の色が異なっていても必要に応じた選別が可能です。INNOSORT FLAKEはモジュラー設計であるため柔軟性に優れており、最大4つのシュートを独立して動作させることができます。また幅が2mあるため、再選別(2度目の選別)と回収など、同じマシン上で複数の選別ステップの同時進行が可能です。これはプラスチックリサイクル業界において非常にすばらしい進歩であり、当社がその最前線に立っていることを誇りに思います」と付け加えました。

ヴァレリオ・サマは最後に、「当社は、能力および効率の向上と損失率の低減など、今後もセンサーによる選別性能の向上に努めてまいります。現在はPVCの選別ソリューションの開発を検討中ですが、このプロジェクトの詳細についてもいずれお話しできることを楽しみにしています」と語りました。

* https://www.globenewswire.com/news-release/2020/07/31/2070843/0/en/Global-Polyolefins-Industry.html


■トムラソーティングリサイクルについて
トムラソーティングリサイクルは、グローバルでのリサイクル・廃棄物産業用光学選別技術の開発・製造を行い、これまでに6千台以上の選別機を100か国以上に提供しています。世界初の廃棄物選別用の大容量近赤外分光(NIR)センサーの開発を担い、現在も業界のパイオニアとして、回収率と利益の双方を最大化できるよう、廃棄物からの高純度の原料回収に力を注いでいます。トムラソーティングリサイクルは、トムラソーティングソリューションズの一部門で、食品、鉱業など幅広い業種における選別、分離、プロセス分析の光学選別システムの開発を行っており、1972年創業のトムラシステムズASA(本社:ノルウェー・オスロ)が保有しています。
トムラシステムズASAはオスロ証券取引所に上場、現在売上高876百ユーロ、グローバルで4千人の従業員を誇る企業です。
URL : https://www.tomra.com/recycling
LinkedIn: https://www.linkedin.com/company/tomra-sorting-recycling/
Twitter : https://twitter.com/TOMRARecycling
Facebook: https://www.facebook.com/TOMRA.Sorting.Recycling/
(英語)


■トムラソーティング株式会社について
トムラソーティング株式会社(本社:埼玉県さいたま市 代表取締役代行:河口 昌伸)は、リサイクル選別装置で世界シェア75%を誇るトムラソーティングソリューションズ(本社:ノルウェー・オスロ)の日本法人です。限られた資源のなかでの循環経済の実現にむけ、リサイクルおよび食品業界において、光学選別ソリューションを提供しています。


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プレスリリース提供元:@Press

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