ペルー、2020年アジアへの生鮮食品輸出の可能性を確認
@Press / 2020年12月18日 18時0分
2020年12月、リマ - ペルーのアジアへの関心は非常に高く、2020年第3四半期末の数字によってそれが裏付けられています。SUNAT(ペルー国家税関税務監督庁)によると、今年1月から10月までのペルーからアジアへの農産物輸出は5億700万USドルに達し、前年の同時期に比べて3.1%の増加となっています。
アジアへの生鮮青果物の輸出は3億2千万USドルに達し、ペルーの全青果物輸出総額の10%を占めています。アジアへの主な輸出品はブドウ(1億900万USドル)、ブルーベリー(9,000万USドル)、アボカド(6,900万USドル)、ミカン(1,800万USドル)。南米は、ここ数十年でアグリフード製品の生産における国際的なベンチマークへと変化を遂げ、ブルーベリー、アスパラガス、キヌアにおいては世界最大の輸出国、ミカンは世界第2位、アボカドは世界第3位、ブドウは世界第5位となっています。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/240643/LL_img_240643_1.jpg
Peruvian Avocado
中国、韓国、インド、日本などの市場は、すでにペルーのアグリフードの主な輸出先市場のトップ10に入っています。しかし、より多くのペルー産物がアジア市場へアクセスできるよう、ペルーの官民は連携を取りながら努力を続けています。
ペルー輸出観光促進委員会(PROMPERU)の輸出担当ディレクターであるマリオ・オチャラン氏は、「今後数ヶ月の間に、ペルーのブルーベリー、柑橘類、ザクロなどの農産物が韓国に、そしてブドウ、ブルーベリー、ザクロなどが日本市場に輸出されるでしょう」と説明しています。また、輸出相手国として関心が高まっているマレーシア、シンガポール、タイなどに対しては、アクセス可能な産物の大々的なプロモーションキャンペーンを展開しました。
アジアにおいてペルー企業が行った最新のキャンペーンは、生鮮食品分野に特化した5社によるもので、今年はPROMPERUがコーディネートしたASIA FRUIT LOGISTICA ONデジタル版への参加。これらの企業はいずれもペルーが誇る高品質の農産物を輸出しているリーダー的企業。責任ある行動と持続可能な技術を用いて栽培された最高品質の新鮮な農産物こそが、国際的なバイヤーに最も要求される数々の認定書を裏付けるものなのです。
Agricola Chapi、Agualima、Asglobalfresh、POMICA、Vison's Peruが100回以上の商談を行った結果、生鮮青果物の輸出額は5千万USドルにのぼると期待されています。「アジアの消費者は世界で最も目が肥えており、果物や野菜を購入する際の知識も豊富です」と、Agricola ChapiのジェネラルマネージャーAugusto Baertl氏は述べています。また、中国でのペルー産物の販売量が急速に増加していることから、中国でのペルー産物のさらなる発展の可能性があるとし、日本と韓国の市場については、品質へのこだわりとその高い品質に対して支払う価格の高さから、特に注目しているとも述べています。
一方、Asglobalfreshは、アジア市場の輸入の伸びが大きいことと、アジア市場がペルーとは反対の半球に位置するため果実生産の季節性のメリットがあることから、ペルーにとって2020-2021年シーズンにおけるアジア市場がいかに重要であるかを指摘しています。
2021年に向けて、ペルーは国を代表する果物や野菜、世界的に有名なアンデス産の穀物などにスポットを当てた「スーパーフーズ・ペルー」ブランド( https://peru.info/superfoods )のプロモーションキャンペーンを実施しています。これらのキャンペーンは、各国の小売店、食品サービス業界で継続展開されますが、これは専門家のみならず、最終消費者に対するポジショニング戦略の一環となっています。
■MINT GLOBAL MARKETING S.L URL
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プレスリリース提供元:@Press
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