異なる医療機関同士で医用画像情報を共有できる『地域医療連携―医用画像参照システム』の運用トライアルを開始

@Press / 2012年1月19日 14時0分

社会医療法人財団慈泉会 相澤病院(所在地:長野県松本市、理事長:相澤 孝夫、以下 相澤病院)と、キッセイコムテック株式会社(所在地:長野県松本市、代表取締役社長:神澤 鋭二、以下 キッセイコムテック)は、『地域医療連携―医用画像参照システム』(製品名:PAXiS-Collabo、以下 本システム)の運用トライアルを開始しました。

本システムは、診療情報の連携と共有のために、各医療機関に設置されている異なるメーカーのレントゲン、CT(コンピュータ断層撮影装置)、MRI(磁気共鳴画像装置)等の画像診断装置や医用画像参照システムを、DICOM規格(医用画像の世界標準規格)によりネットワークを介して遠隔地の画像サーバと接続し、医用画像の保存と、必要に応じて保存された画像を参照することが可能です。画像はWebブラウザで参照することができ、特別なアプリケーションを必要としません。

ネットワーク回線はVPNや専用回線で構成すると共に、高度の認証システムを用い、被撮影者(主に患者さん)の了解なしに登録や参照できない等、ネットワークセキュリティと個人情報の保護を確保しながら、複数の医療機関で撮影された被撮影者の画像を医療機関同士で共有することができます。患者さんにとっては、重複検査の解消による診療時間の短縮や医療費負担の軽減につながるものと考えております。

各医療機関にとっては、遠隔地の画像サーバに画像を保存することで、地域医療連携のためのシステムのみならず、大規模災害時の事業(診療)継続のための遠隔バックアップの役目を備えたシステムとなるよう考えております。

本システムの運用トライアルに際し、相澤病院とキッセイコムテックは協定を締結し、本システムに関する改善および改良等、実用化に向けて相互協力することとしました。

運用トライアルでは、東日本電信電話株式会社(所在地:東京都新宿区、代表取締役社長:江部 努、以下 NTT東日本)の開発した、地域の医療機関の間で情報連携を可能とする「タイムライン連携システム」と接続し、各医療機関でメーカーやベンダが異なる電子カルテに蓄積された医療情報と共に、検査などで撮影された医用画像を表示することが可能になります。

運用トライアル期間は平成23年11月14日~平成25年3月末を予定し、終了後は実運用として、4病院・105診療所へと拡大する予定です。

また東日本大震災の被災地で、すべてのメディア(紙、電子的媒体、CD・DVD-ROM等の媒体)で管理された医療情報が消失したことを受け、キッセイコムテックではデータセンターの役割を果たせるよう、画像データの遠隔バックアップ機能を備えた地域医療連携―画像参照システムとして、機能アップを図っていきます。

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