WEF技術開発、琵琶湖水草、ホテイアオイ等の効果的なたい肥化技術開発 低コスト、大量処理で出来た土壌改良材で、県内有機栽培農家と共にびわ湖ブランド有機野菜の拡販を進める
@Press / 2021年3月17日 10時0分
環境関連技術開発を手掛けるWEF技術開発株式会社(所在地:滋賀県大津市、代表取締役:青山 章)は、毎年琵琶湖で大量に繁茂する水草を、低コストで短期間に熟成させ、肥料効果が大きい土壌改良剤にする技術開発に長年取り組んできましたが、このほど完成し、補助金をいただいていた滋賀県に報告しました。来年度から県内の有機栽培農家、品質を重視した総菜店展開企業と共に、びわ湖ブランドの農産物展開します。
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刈取り水草引上げ
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/251496/LL_img_251496_2.jpg
開発した活性酸素による水草処理装置
■琵琶湖の水草
琵琶湖の水草はおよそ30年ほど前から大量に繁殖し、最近は年間150,000トンほど発生していると言われ、滋賀県では毎年6,000~7,000トン刈り取っています。水草類は含水率が90%以上あり、水から上げるとすぐに腐敗して悪臭を放ちます。これを滋賀県が1カ所に集めて3年かけて自然発酵させて堆肥化しています。
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水草刈取り
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水草引上げ
■活性酸素処理装置利用の高速堆肥化技術
琵琶湖に限らず、世界的に河川・湖での水草・ホテイアオイ等の繁殖は大きな問題になっています。この水草類は大量に繁茂するため、大量利用できる先はやはり農業ではないかと思われます。農業利用の場合、大きな問題はコストです。大量に、低コストで、短期間に処理が出来、しかも他の有機堆肥にはない効果が求められます。
当社では滋賀県より技術開発補助金を頂き5年間この課題に取り組んできました。核となる技術は、現在特許申請しています、空気中の酸素から活性酸素を生成する技術で、この活性酸素により水草の細胞膜を瞬時に分解します。これにより1時間でおよそ1/10に減容化するとともに、細胞膜を分解しているため微生物が非常に食べやすい状態になります。これで短期間での発酵処理が可能になります。
<水草堆肥化フロー>
活性酸素処理機に水草投入→(1時間)→炭(水分調整剤)、米ぬか、好気性菌投入→攪拌(30分)→排出→切り返し(1~2日/回)→熟成(温度低下で確認)
1)装置に水草を投入して切り返し前まで:1時間30分
2)装置に投入から熟成(利用可能)まで :夏場5日、秋口10日前後
画像5: https://www.atpress.ne.jp/releases/251496/LL_img_251496_5.png
水草処理フロー
■土壌改良剤としての効果
・原料の相乗効果で下記の肥料効果があります。
1) 水草が持つ栄養源をそのまま利用
2) センチュウ忌避効果があり、連作が可能になる
3) バイオスティミュラント効果で増産が見込める
4) ミネラル分が豊富(特にマグネシウム)
5) 炭及び有機化合物化で温暖化防止に貢献
・立命館大学久保先生開発のSOFIX分析及び特殊肥料としての分析でもその効果が確認出来ました
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SOFIXでの肥料判定
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投入1か月後の土壌判定
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特殊肥料分析結果
■今後の展開
1)毎年刈り取られる大量の琵琶湖水草の堆肥化事業を本格化させ、有機農家と共に付加価値のある農作物を栽培し、美味しくて安全安心な惣菜を提供する企業への販路を拡大していく。
2)国内外でも水草問題は拡大しているので、活性酸素処理装置販売を含めて、製造ノウハウでの事業展開を目指す。中国をはじめアジア各国では良質の有機肥料が少ない状況にあるので、厄介者の水草、ホテイアオイを原料にした良質で低価格の有機肥料の重要は大きいと考えている。
■今週の「2012 NEW環境展」で詳細説明します。
3月17日~19日に東京ビッグサイトで開催されます「NEW環境展」に出展しています。
■会社概要
商号 : WEF技術開発株式会社
代表者 : 代表取締役 青山 章
所在地 : 滋賀県大津市堂1-19-15
設立 : 2016年7月
事業内容: 水処理、廃棄物リサイクル、Mg関連技術開発、販売
URL : https://aoyama-wefit.com
https://mgworld.aoyama-wefit.com/ (Mgワールド)
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プレスリリース提供元:@Press
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