サンクト、ルテニウム事業に参入~クリーンエネルギーへの道~
@Press / 2021年3月24日 14時30分
株式会社サンクト(本社:東京都江東区、以下 サンクト)は、ルテニウムのリサイクル事業を開始しました。近年、白金族を含むレアメタルは、クリーンエネルギーが注目され、触媒や電子関連分野を中心に需要が拡大しています。サンクトは、ルテニウムを使う電子材料や触媒のスクラップを独自のルートで回収・精製する受託加工事業を展開。すでに事業化しているパラジウムやイリジウムに加えて白金族事業を拡充します。
サンクトはレアメタル及びアミノ酸の輸出入や国内販売などを中心に事業を展開している商社です。レアメタル部門ではとりわけ金属リサイクルに力を入れ、超硬工具の製造工程などから発生する汚泥(スラッジ)の再資源化事業や金属スクラップの脱脂工程の受託サービスを行っています。評価がされにくい低品位の金属に強みがあり、正確な分析データを委託加工契約先へ提供。ユーザーによる適正評価を可能とするビジネスモデルを構築しています。また、静岡県にあるグループ会社の工場では年3,600トン能力の処理体制を確保、ニッケルやタングステン、コバルト、モグブデン、タンタルなどのスラッジの乾燥・焼成を行っています。
この度開始したルテニウムのリサイクルでは、スパッタリングターゲットや触媒のスクラップ、ペースト状のスラッジなどを対象に収集。グループ会社で前処理した後、海外の提携先企業で金属分を回収・精製します。他の金属同様、低品位のルテニウムに強みを持ち、国際的なリサイクルコストでのサービスを提供する方針です。
ルテニウムの市場規模は年間30トン程度で、電気接点や触媒などに使われています。価格では他の白金族に比べて低いが、最近では水素製造用の水電解触媒といった新たな用途も開発され需要が高まっています。サンクトは、リサイクルコストの透明性を軸にサービス提供を進め、資源循環型社会の実現に貢献します。
【会社概要】
商号 : 株式会社サンクト
代表者 : 代表取締役 宍戸 哲夫/今川 信雄
所在地 : 〒135-0007 東京都江東区新大橋3-5-1
設立 : 2003年1月8日
事業内容: ・アミノ酸の輸出及び国内販売
・レアメタルの輸出入、国内販売及びリサイクル
(金属スラッジの回収・焼成事業)
・遺伝子(cDNAクローン)の輸出及び国内販売
・海外取引における貿易業務等の請負及びコンサルティング
資本金 : 1,000万円
URL : http://www.sanct.co.jp
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プレスリリース提供元:@Press
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