東日本大震災から間もなく1年 宮城県漁業協同組合、震災後の初収穫となる「三陸唐桑 生わかめ ~春馬~」の出荷を2月20日より開始
@Press / 2012年2月20日 13時30分
宮城県漁業協同組合 唐桑支所(所在地:宮城県気仙沼市、支所長:立花 博)は、気仙沼市唐桑の養殖漁業者にとって東日本大震災後初の収穫となる「三陸唐桑 生わかめ ~春馬~」の出荷を2月20日より開始いたしました。
「三陸唐桑 生わかめ ~春馬~」詳細: http://www.sanrikutokusen.jp/products/detail.php?product_id=128
【復興までの道のり】
宮城県気仙沼市唐桑地区の主たる産業は、牡蠣や帆立・わかめを中心とした養殖漁業です。今回の震災ではこの地域の漁業者も想像以上の壊滅的な被害を受けました。震災直後はその惨憺たる光景に絶望し、漁業の継続を断念することも考えましたが、地域での助け合いや、多くの皆様からのご声援に後押しされ、漁業再開を決意いたしました。養殖イカダにあった大切な牡蠣や帆立をはじめ、船や作業小屋、そして漁具のほぼ全てを失った漁業者にとっては、ガレキ撤去からの復旧作業でありましたが、ボランティア作業の皆様や、牡蠣の一口オーナー様をはじめ全国からの多くのご支援により、2011年6月には新しい種付け用の養殖イカダ作りや牡蠣小屋の再建作業といった、早期復旧へ向けた具体的な作業を実現することができました。
【生わかめに託す思い】
いよいよ唐桑では、2月20日より「生わかめ」の出荷を開始いたしました。これは3月以降、無収入となっていた漁業者にとって、復興への第一歩となる、待ちに待った出荷品であり、唐桑の養殖漁業復活へ向けた、真の第一歩となるものです。
そこで今回、私たちは震災後初の出荷商品となる、この生わかめに「春馬」と名付けました。それは、このわかめが毎年唐桑の外洋で荒々しい波にもまれながら、厳しい三陸の冬を乗り越えて、たくましく成長した姿で私たちに春の到来を予感させてくれるものであることから、今回の震災への想いも重ね合わせ、“未来に向かって力強く海原を駆け抜けていく”そんな期待と希望を込めて名付けたものです。
【生わかめ販売における初めての試み】
今回の再開にあたっては、これまでの販売方法に加え、新たに一般家庭を対象とした生わかめの販売を企画いたしました。通常わかめを販売する際は、塩蔵か乾燥といった加工を行うのですが、「春馬」は一切加工を行わない、まさにとれたての生わかめとなります。
また、この商品はお子様の食育も兼ねて、あえてまるまる一本の状態でお送りします。日本一とも評価される、歯ごたえのある、この時期だけの自慢の生わかめをぜひご賞味ください。
【「三陸唐桑 生わかめ ~春馬~」概要】
内容 :生ワカメ1kg入り(4~5人前)
販売期間:2012年2月20日~3月31日
価格 :3,000円(税込)
販売方法:
・三陸特選市場 オンラインショップ
http://www.sanrikutokusen.jp/products/detail.php?product_id=128
・電話
TEL 0226-32-3180(受付時間 平日 09:00~17:00/土日祝休)
・FAX/郵送
注文用紙をダウンロードし、FAXまたはご郵送ください。
(注文用紙ダウンロードページ: http://www.sanrikutokusen.jp/pdf/fax_order.pdf )
FAX 0226-32-3492
宛先 宮城県気仙沼市唐桑町馬場176-1 宮城県漁業協同組合 唐桑支所
現在、この唐桑の養殖漁業の復興状況は、多くの被災地の中でも1、2と言えるほどの早さで進んでおります。被災地として抱える問題はまだまだ山積しておりますが、「最大のピンチを最高のチャンスに変える」という想いを胸に、被災地復興のモデルとなるよう邁進して参ります。
【組合概要】
組合名 : 宮城県漁業協同組合 唐桑支所
所在地 : 宮城県気仙沼市唐桑町馬場176-1
支所長 : 立花 博
WEB : http://www.sanrikutokusen.jp
@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press
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