受刑者同士、絵本を読み合う…離れた家族との絆を繋ぐプログラム「絆プログラム」指導者研修会3月23日開催

@Press / 2012年2月24日 11時30分

 株式会社小学館集英社プロダクション(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:八木 正男)は、2007年に開庁した国内初のPFI刑務所「美祢社会復帰促進センター」を筆頭に、計5施設の刑事施設内で、教育事務支援や分類事務支援、職業訓練業務を国より委託され運営しています。これまで、民間企業として長年教育事業に携わってきた実績を活かし、各種教育プログラムを企画・開発してまいりました。
 そしてこの度、教育プログラムの一つである「絆プログラム」の指導者研修を、2012年3月23日(金)東京にて開催することとなりましたので、お知らせいたします。


■絵本を用いた新プログラム「絆プログラム」/英国プログラムをヒントに開発
 株式会社小学館集英社プロダクションは、教育プログラムを開発する際、「刑事施設内は社会の縮図である」という信念のもと、「キレやすい子供・大人」「高齢化社会」「就職難」など一般社会の問題に呼応するプログラムを開発してまいりました。今回新たに企画開発した「絆プログラム」も、“家族の絆”に着目したプログラムであり、家族関係が希薄化してきているといわれる現代社会を反映したものとなっております。実際に受刑者の場合も家族関係に問題を抱える者は少なくなく、また、子供を持つ受刑者は刑務所に入所した時点で我が子と離れ離れとなっています。
 「絆プログラム」は、英国の刑務所で実施されている“Storybook Dads<パパと童話の絵本>”というプログラムをヒントに企画・開発されました。具体的には、受刑者同士で絵本を声に出して読み合い、練習を重ね、プログラムの最後に絵本の朗読を録音。環境が許せば、その録音CDを受刑者の家族に送り届ける、という内容になっています。
 “Storybook Dads”プログラムは、録音技術の習得という職業訓練を兼ねたプログラムですが、「絆プログラム」は、録音を完成させる過程である、受刑者同士の絵本の読み合いに重きを置いています。
 受刑者同士でペアを組んで絵本を読み合ったり、グループ全体で絵本を順に読んでいると、自然とうなずきあったり笑顔を交し合ったりグループ内に心の交流が生まれるようになっていきます。お互いを励まし合い肯定する温かい雰囲気のなか、絵本を読んであげたい大切な相手(親や子、大切な人)との関係を深く考えるうちに、おのずと家族の絆の大切さに気付く、という内容となっています。参加した受刑者のなかには涙を浮かべながら絵本の読み合いを行う者もいるほど。「早く家族と一緒に暮らしたい」という気持ちは更生意欲を高め、再犯防止へつながっていきます。

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