サンクト、クロム含有量の高いパラジウム汚泥のリサイクル事業拡大 ~価格が急騰するパラジウムの再資源化~
@Press / 2021年4月30日 9時30分
株式会社サンクト(本社:東京都江東区、以下 サンクト)は、めっき加工後に排出されるパラジウム汚泥(スラッジ)のリサイクル事業を拡大します。産業廃棄物として処分されるクロム含有量の多いパラジウムスラッジを有価物として回収し、適正に評価するビジネスモデルを展開。再資源としての利用を促進させます。
クロムを含まないパラジウムやニッケルだけのスラッジは、経済的な再資源化が可能です。しかし、電子部品のパラジウムめっきの工程から排出されるスラッジは、クロム含有量が多く、高額なリサイクルコストがかかります。パラジウムを含んでいても、産業廃棄物として処理されるケースがほとんどです。
そんな中、サンクトはクロム含有量の多いパラジウムスラッジを有価物として回収し、委託加工契約先と協力し、パラジウムの含有量に対しての正当な評価を可能にしました。近年、白金族のパラジウムは国際価格が急騰しており、4月27日には歴史的高値となる1トロイオンス2900ドル台を更新しました。自動車触媒向けなどのパラジウム需要は増加が期待され、供給面の不安から価格の高騰が続いています。サンクトは独自の再資源化ルートを活用し、パラジウム需要に応える安定供給を目指します。
サンクトはレアメタルや貴金属、アミノ酸の輸出入、国内販売などを中心に事業を展開。金属部門では特にレアメタルや貴金属などのリサイクル事業に力を入れています。超硬工具の製造工程などから発生するスラッジ、例えばタングステンやタンタル、コバルトなどの再資源化や、銅系スクラップなどの焼成・金属品位を高める受託加工を行っています。金属リサイクルでは評価が難しいとされる低品位の金属に強みを持ち、正確な分析データを委託加工契約先に提供し、ユーザーによる適正評価をしています。
今年に入り、低品位ルテニウムの回収事業にも本格参入しました。パラジウム、イリジウムに加え、白金族リサイクルを拡充させ、コストの透明性を軸にしたサービスを展開します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/257480/LL_img_257480_1.jpg
パラジウムスラッジを集荷する様子
【会社概要】
商号 : 株式会社サンクト
代表者 : 代表取締役 宍戸 哲夫/今川 信雄
所在地 : 〒135-0007 東京都江東区新大橋3-5-1
設立 : 2003年1月8日
事業内容: ・アミノ酸の輸出及び国内販売
・レアメタルの輸出入、国内販売及びリサイクル
(金属スラッジの回収・焼成事業)
・遺伝子(cDNAクローン)の輸出及び国内販売
・海外取引における貿易業務等の請負及びコンサルティング
資本金 : 1,000万円
URL : http://www.sanct.co.jp
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プレスリリース提供元:@Press
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