世界最高水準の認識精度を実現する独自開発の「顔認識 AIシステム」を提供開始
@Press / 2021年6月14日 15時45分
株式会社RATH( https://rath.co.jp )(以下、「当社」という)は、エンターテイメント領域をメインターゲットとする、コミュニケーション AI、画像認識 AI、ゲーミングAI等の研究開発と、その成果を用いたビジネスプロデュースを進めておりますが、この度、その画像認識 AI技術を基盤として、株式会社クアッドシステムと共同で「顔認識AIシステム」を開発いたしました。更に、この「顔認識AIシステム」を、2020年12月より株式会社クアッドシステムが提供しているWebサービス「face finder( https://facefinder.quadsystem.co.jp )」の新しいAIエンジンとして2021年6月14日より実装させて頂くこととなりましたので、お知らせいたします。
■開発の経緯
当社は、「人に寄り添うにこやかなAIを創り出す」という理念のもと、「ヒトの1日24時間の営みに寄り添う事が可能な Partner AI の提供」を中核ビジネスとして掲げ、2019年7月26日に設立された事業会社です。この、Partner AIの実現に向けて必要となる極めて重要な技術要素の一つとして画像認識を位置づけております。
画像認識技術領域では、所謂GAFA等の米国IT大手企業の一部が、クラウド環境でのサービス提供を拡大しております。しかし、そのサービス利用に際してカスタマイズ性が低く、利用目的に応じたサービス品質向上の為の手立てが乏しいという問題点があります。とりわけ、エンターテイメント領域において先進的なサービス開発を進めようとする際に、こうした問題は大きな足かせとなってしまう懸念がございました。
株式会社クアッドシステムと当社は、Webサービス「face finder」の開発に先立ち、こうした懸念について、共有しておりました。そこで、暫定的に既存のクラウドサービスから「Azure Face API」を選定し、早期の「face finder」のサービスリリースを実現すると同時に、「face finder」のサービスを継続的に発展させる為に、独自の「顔認識 AI システム」開発と「face finder」への実装に向けたコンサルティングを当社が担わせて頂く事となりました。
こうした経緯から、当社は、現在公開されている顔認識技術としては最高峰と言われている「ArcFace」をベースとして、株式会社クアッドシステムにも協力を頂きながら、独自の「顔認識AIシステム」を開発いたしました。
■システムの特徴について
(1)商用ベースで世界最高水準の認識精度
「face finder」への実装に際して、それまで暫定的に用いていた「Azure Face API」との認識精度比較を株式会社クアッドシステムに実施頂きました。その結果、クラウド環境での提供サービスの中でも「Azure Face API」は、大規模データセットを対象とする顔認識の精度において最も優れておりますが、約1,000人を対象とした同一条件での比較において、「Azure Face API」の認識率「98.25%」に対して、当社AIエンジンは「99.03%」とそれを凌駕する極めて高い認識率を確認頂き、「face finder」に実装させて頂くに至っております。
(2)大規模データセットに対応可能なスケーラビリティ
「face finder」のサービスの特性上、対象となる著名人の顔認識数は今後とも継続的に拡大していきます。従って、それに対応出来得る「顔認識AIシステム」とする必要がございました。今回独自開発をする際には、アルゴリズム的に大規模データセット(100万単位)の顔認識数に対応可能な顔認識技術として「ArcFace」をベースといたしました。これにより必要なだけのスケーラビリティを確保出来ました。
(3)利用目的に柔軟に対応出来るカスタマイズ性の高さ
当社の「顔認識AIシステム」については、「ArcFace」をベースとしながらも、より大型のニューラルネットワークモデルを新規開発すると同時に、顔ランドマークアルゴリズムに強力な手法を取り入れ、更に、初期学習データ量自体も増やす等、当社独自のノウハウに基づく手立てを講じております。
■「face finder( https://facefinder.quadsystem.co.jp )」について
2020年12月より株式会社クアッドシステムが提供しているインターネットブラウザを介してご利用頂けるWebサービスとなります。ユーザーが自分のスマートフォンやタブレット、PCから画像をアップロードし、画像内に人物が含まれる場合、似ている著名人をAIが素早く判断して表示します。
■株式会社RATHの概要
名称 : 株式会社RATH(ラース)・RATH Inc.
本社所在地: 東京都中央区銀座7丁目13番6号
代表者 : 代表取締役社長 CEO 原田 謙一
事業内容 : Partner AI の開発並びにビジネスプロデュース、
AI に関する研究開発・コンサルティング等
設立 : 2019年7月26日
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
機械学習用「日本人顔画像 同一人物バリエーションデータセット」販売開始 ~日本人200名分!計1000点の画像データを22万円、最短2営業日で提供~
PR TIMES / 2024年8月7日 14時45分
-
マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー 2024において「AI イノベーション パートナー オブ ザ イヤー アワード」を受賞
PR TIMES / 2024年8月1日 16時40分
-
PKSHA、日本マイクロソフトが主催する「パートナー オブ ザ イヤー 2024」及び「トップ パートナー エンジニア アワード」を受賞
PR TIMES / 2024年7月31日 14時45分
-
「Phi-3」「Llama-3」「GPT-4o mini」などの小規模言語モデルを使用して生成AIの回答精度を向上させる「SLMファインチューニング」カスタムサービスを開始
PR TIMES / 2024年7月23日 18時15分
-
ローコード × AI:MicrosoftのAI技術で外部製品とシームレス連携!
PR TIMES / 2024年7月23日 12時45分
ランキング
-
1「助けてェ…」新幹線&山手線“運休の可能性”に悲鳴 台風接近でJR東日本「行程変更して」
乗りものニュース / 2024年8月14日 16時42分
-
2「スタバと市場を分け合う可能性もある」快進撃を続けるコメダ珈琲店の優れたビジネスモデルと"不思議な力"
プレジデントオンライン / 2024年8月14日 8時15分
-
3ネット証券5社の牙城を崩すPayPay証券の破壊力 破竹の勢いで口座数伸びるが収益力で課題残す
東洋経済オンライン / 2024年8月14日 8時30分
-
4こんな職場で働いてはいけない…「机の上にあるゴミ」が、10人中8人が辞表を出す大騒動に発展したワケ
プレジデントオンライン / 2024年8月14日 8時15分
-
5大手、7月のビール類販売1%減 増税の「第三」苦戦
共同通信 / 2024年8月14日 15時2分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください