日本橋の歴史と変遷を表現した大型ステンドグラスを設置 日本を代表する画家・山口晃氏が原画・制作監修 『日本橋南詰盛況乃圖(にほんばしみなみづめせいきょうのず)』2021年7月1日(木)公開
@Press / 2021年6月24日 14時0分
公益財団法人 日本交通文化協会(東京都千代田区、理事長:滝久雄)は、株式会社髙島屋(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:村田善郎)の協賛のもと、大型ステンドグラス『日本橋南詰盛況乃圖(にほんばしみなみづめせいきょうのず)』を制作しました。東京メトロ銀座線「日本橋駅」のB1出口付近に設置し、2021年7月1日(木)より公開いたします。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/264323/LL_img_264323_1.jpg
『日本橋南詰盛況乃圖』原画
当作品は、商業の街として発展を遂げてきた日本橋南詰の街並みを、江戸から現代までの時空を混在させて描かれています。江戸時代の屋敷や木造の日本橋、首都高速道路に高層ビル群など、それぞれの時代の象徴的な建物が細部に渡り描写され、当時の様子がわかる所もあれば時代による変化を一目にできる所もあります。当作品を通じて日本橋の歴史に想いを馳せたり、未来の良き街並みを想像したりするなど、様々な視点で楽しんでいただけることを願って制作いたしました。
原画・制作監修を務めたのは、日本の伝統的絵画の様式を用い、人物や建築物などを緻密に描き込む作風で知られる画家の山口晃氏。約3年もの時間をかけて描き下ろされた原画は、日本橋南詰の変遷を凝縮して表現されており、まるで過去と現代を行き来しながら旅をするように街を眺めることができます。また、山口氏のユーモアあふれる仕掛けが所々に散りばめられています。
この精緻で独創的な世界観をステンドグラス作品として表現するにあたり、使用したほぼ全てのガラスピースに専用の絵具で描画し焼き付ける「絵付け」を施しました。場所によっては太さ1mmにも満たない線を描いたり、15回も焼き重ねて色を出したりした箇所もあります。作品は約75種類・1,182ピースのガラスで構成され、山口氏による徹底的な監修のもと、「クレアーレ熱海ゆがわら工房」の職人6人が約1年で製作しました。
なお、当作品は日本交通文化協会が手掛けるパブリックアートとして549作品目となります。
【大型ステンドグラス『日本橋南詰盛況乃圖』作品概要】
■当事業の目的
(1)画家・山口晃氏の原画をもとにしたステンドグラス作品によるパブリックアート普及の重要性を追求
(2)パブリックアートを通じて気軽に芸術に慣れ親しむことで、人々の心を和ませ元気づける空間を創出
(3)東京都心部の観光資源開発と地域活性化に貢献
■設置場所
東京メトロ銀座線「日本橋駅」B1出口付近
■規模と仕様
縦 約2.1m×横 約6.0m、LED内蔵のステンドグラス
■原画・制作監修
山口 晃氏
■題名
日本橋南詰盛況乃圖
■協賛
株式会社髙島屋
■ステンドグラス製作
クレアーレ熱海ゆがわら工房(静岡県熱海市泉230-1)
■作家プロフィール
山口 晃(やまぐち・あきら)
1969 東京都生まれ、群馬県桐生市に育つ
1994 東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1996 東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了
受賞歴:
2001 第4回岡本太郎記念現代芸術大賞 優秀賞
2013 自著『ヘンな日本美術史』(祥伝社)にて第12回小林秀雄賞
2017 桐生市初の藝術大使に就任
日本の伝統的絵画の様式を用い、油絵という技法を使って描かれる作風が特徴。都市鳥瞰図・合戦図などの絵画のみならず立体、漫画、インスタレーションなど表現方法は多岐にわたる。
成田国際空港のパブリックアート、富士山世界遺産センターシンボル絵画を手がける一方、新聞小説や書籍の挿画・装画など幅広い制作活動を展開。
2021年7月6日から11月7日までZENBI-鍵善良房-(京都)にて個展開催予定。
■企画・制作
公益財団法人 日本交通文化協会 https://jptca.org/
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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