バイオ医薬品の前臨床開発の加速化を支援する、医薬品受託製造における新ソリューション「Quick to Clinic」を日本市場にて提供開始
@Press / 2021年7月14日 9時30分
初期製剤開発に取り組む新興バイオ医薬品企業は、DNAから医薬品生産までの道のりを加速させる、研究から臨床に至る優れた医薬品開発ソリューションを活用できるようになります。
サーモフィッシャーサイエンティフィック ジャパングループ(グループ本社:東京都港区、代表:室田 博夫)は、医薬品受託製造(CDMO)ソリューションとして、トランスフェクションからわずか13カ月で、バイオ医薬品企業がIND申請(新薬治験開始申請)を実施し、第I相臨床試験/First-In-Human(ファースト・イン・ヒューマン)試験に到達できるように支援する『Quick to Clinic(クイック・トゥ・クリニック)』について、2021年6月14日より日本市場にて提供を開始したことを発表します。
なお、この新しいソリューションは2021年6月にオンライン開催された、バイオ関連業界における世界最大規模のビジネスマッチングイベント『BIO Digital 2021』にて発表されました。
サーモフィッシャーサイエンティフィックのバイオロジクス担当バイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのPaul Jorjorianは次のように述べています。
「新興バイオ医薬品企業が、バイオ医薬品の新薬開発パイプラインの大半を占めるようになりました。マイルストーンを達成することは、これらのプログラムを継続的にサポートする上で必須であり、臨床までのスピードがこれまで以上に重要になっています。Quick to Clinicは、リスクを軽減し、タイムラインを短縮し、複雑かつ変化する規制環境に対応しつつ、医薬品を臨床につなげるために必要な供給保証と基盤となるプラットフォームを、バイオ医薬品企業に提供します。最終的に、このソリューションは患者さんのための重要な医薬品開発の促進を支援します」
Quick to Clinicは、ロイヤリティフリーの高収量タンパク質発現システムであるGibco Freedom ExpiCHOを活用しており、研究開発環境からシームレスにスケールアップすることができます。加えて、細胞株の開発、プロセスの適合性、分析法の開発および適格性などの重要な活動も含まれており、哺乳類の組換えタンパク質を開発するバイオ医薬品企業に対して、強固なプロセスプラットフォームをもたらします。これにより、企業は探索段階から迅速にスケールアップし、Quick to Clinicプログラムで提供される毒性試験用原薬やGMP下で製造された治験薬ならびに文書を用いて、迅速な方法でIND申請を行い、第I相臨床試験に早く到達することができます。
Jorjorianは次のように続けています。
「Quick to Clinicには、240種類以上の組換えタンパク質やモノクローナル抗体など、エンド・ツー・エンドの分子開発における数十年の経験を持つサーモフィッシャーの深い科学的・技術的専門知識が活用されています。さらに、細胞株やプロセス開発のためのハイスループット自動化ツール、液体クロマトグラフィー質量分析法をベースとした重要品質特性分析のための多特性解析メソッド、ハイスループット・スクリーニングのための実験ツールの設計など、先端技術が採用されています」
Quick to Clinicは、サーモフィッシャーの施設と科学的専門家を結ぶグローバルネットワークを活用しています。30年以上にわたる開発・製造の経験と実績を組み合わせることで、バイオ医薬品企業が目標を妨げるような大きなリスクを負うことなく、IND申請までの道のりを加速させると同時に、将来のスケールアップ成功のための強固な基盤構築を支援します。
Quick to Clinicの詳細については、以下のサイトをご参照ください。
https://patheon.com/drug-development-services/large-molecule-development/quick-to-clinic/
BIO Digital 2021とFierce Pharmaウェビナー
BIO Digital 2021にて実施されたパネルディスカッション「Approaches to leveraging lifecycle and eco-system solutions to get your molecule across the IND milestone」で、当ソリューションが紹介されました。詳細は下記URLをご覧ください。
https://www.bio.org/events/bio-digital/sessions/802069
また、Fierce Pharmaのライブ・ウェビナー「Getting from R&D to IND: Pitfalls to avoid and how to succeed」でも当ソリューションが紹介されました。下記サイトからオンデマンド配信をご覧いただけます。
https://patheon.com/resource-library/webinars/getting-from-rd-to-ind/
■サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッドについて
サーモフィッシャーサイエンティフィック インコーポレイテッド(本社:米国マサチューセッツ州ウォルサム、NYSE:TMO)は、科学サービスを提供する世界的なリーディングカンパニーであり、収益は300億ドルを超えています。私たちのミッションは、私たちの住む世界を『より健康で、より清潔、より安全な場所』にするために、お客様に製品・サービスを提供することです。私たちはライフサイエンス研究のさらなる加速、分析における複雑な課題の解決、臨床診断性能と治療の向上、研究室の生産性向上に取り組むお客様を支援します。
世界に80,000人以上の従業員を擁する当社のグローバルチームは、Thermo Scientific、Applied Biosystems、Invitrogen、Fisher Scientific、Unity Lab Services、Patheonといった業界をリードするブランドを通じて、革新的な技術、購入における利便性、医薬品開発・製造サービスにおいて、他に類を見ない組み合わせを提供します。
URL: https://www.thermofisher.com
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
レボルカ独自の高機能タンパク質創製技術を使用した先天性希少疾患治療薬の研究開発を開始
@Press / 2024年7月30日 10時0分
-
【ライブ配信セミナー】抗体医薬品の品質管理技術 入門 ~ 凝集体分析・凝集体除去・凝集化抑制について詳しく解説 ~ 8月27日(火)開催 主催:(株)シーエムシー・リサーチ
PR TIMES / 2024年7月29日 10時45分
-
DiscGenicsは、米国食品医薬品局(FDA)より同種椎間板前駆細胞の椎間板内投与による第III相臨床試験開始の承認を取得したことを発表
共同通信PRワイヤー / 2024年7月23日 10時4分
-
Vutrisiranの第III相HELIOS-B試験における全体集団と単剤投与集団の両方で、主要評価項目及びすべての副次評価項目を統計的有意に達成し、肯定的な結果を報告
PR TIMES / 2024年7月10日 14時40分
-
ヒヤシンス・バイオロジカルス・インコーポレイテッド、ヒアシンスバイオサイエンス株式会社の設立により日本への進出を発表
PR TIMES / 2024年7月9日 10時15分
ランキング
-
1大雨被害なかった鶴岡の主要4温泉、宿泊キャンセル831件…観光客の「庄内離れ」影響か
読売新聞 / 2024年8月4日 12時25分
-
2松屋が「200円台」朝定食を値上げ! 代わりに大幅値下げしたメニューとは? 外食チェーンの「朝食」競争に新展開
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月3日 6時15分
-
3タピオカブームが終わった今、「ゴンチャ」が新潟県に一店舗だけ出店したワケ
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年8月1日 8時10分
-
4コンビニでコーヒーの「Lサイズ」を買ったのに「S」のボタンを押してしまいました。店員さんに伝えたら交換してもらえたでしょうか…?
ファイナンシャルフィールド / 2024年8月3日 3時50分
-
5東京・西麻布に高級老人ホーム、帝国ホテルシェフの料理やサウナ付き大浴場…入居一時金は最高5億円
読売新聞 / 2024年8月4日 17時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)