南極地域観測隊の越冬隊員に明治大学生が選出
@Press / 2021年7月30日 14時0分
第63次南極地域観測隊の越冬隊員に、明治大学 理工学研究科 鈴木秀彦研究室の博士前期課程2年生 遠藤哲歩(えんどうあきほ)さんが選出されました。
南極地域観測事業は、オゾンホールの破壊など地球環境変動の長期連続観測などのために行われています。鈴木秀彦研究室は地球大気の研究を行っており、研究室の大学院生である遠藤哲歩さんは、夜光雲(※)の研究を行っている中での選出となりました。
※夜光雲とは・・・オーロラと同じくらいの高度で輝く超高層の雲です。従来は北極と南極の近辺で超高層大気が最も冷たくなる夏の期間だけ見られていましたが、近年、北海道などの都市でも見られるようになりました。地球環境変動の影響であると考えられ、鈴木秀彦研究室ではカメラをつけた気球を雲の上まで飛ばしたり日本発着の航空機につけたカメラで撮影したりするなどして観測・分析を行っています。
■ 遠藤哲歩さんの活動
37名の越冬隊のうち、遠藤さんは一般研究観測員として超高層大気の観測を行います。この研究は地球大気システムを理解するうえで不可欠な極域大気のダイナミクス解明のために行われ、今回参加する活動では、宇宙天気と宇宙線の関係、地球全球で起こる雷活動、オーロラ変動メカニズムといった多岐にわたる研究テーマに関連する観測に従事します。
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/269520/img_269520_1.jpg
■ 出発から帰国までの行程
遠藤さんら越冬隊員は南極観測船「しらせ」で2021年11月10日(水)に日本を出発して南極に向かい、2021年12月より南極の昭和基地での活動に入ります。およそ1年2か月の基地での活動の後、2023年3月末に帰国する予定です。
画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/269520/img_269520_2.jpg
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
【関連画像】
この記事に関連するニュース
-
クリーンエネルギー利用技術で南極の「グリーンな観測」をサポート―中国
Record China / 2024年9月21日 0時0分
-
万博に「火星の石」がやってくる!重さは約13kgで世界最大級…実際に触ることも可能
MBSニュース / 2024年9月17日 19時30分
-
地球とほぼ同じ構造「金星」実は全然違う環境の訳 表面温度は400度以上、気圧も地球の90倍も!
東洋経済オンライン / 2024年9月16日 19時0分
-
「それが中国流のやり方だ」北極圏でひそかに進む「軍民両用」研究の実態...ロシアとの接近、核持ち込みの懸念も
ニューズウィーク日本版 / 2024年9月5日 17時17分
-
「普通のおばさんが隊長、特別なことではない」女性初の南極地域観測隊隊長がみせる“自身の姿”
週刊女性PRIME / 2024年8月24日 8時0分
ランキング
-
1ほっかほっか亭「コラボ依頼して賛否」への違和感 日清食品「10分どん兵衛」の成功例に倣えるか
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 15時20分
-
2ミニストップ、外国籍の利用客に“不適切な張り紙” 「問題を重く受け止め」謝罪
ORICON NEWS / 2024年9月20日 15時53分
-
3血管をむしばむ「超加工食品依存症」に要注意!医師が食べてほしくないもの3選
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年9月20日 11時0分
-
4あの「ポーター」が人気商品を大胆に変えた裏側 価格2倍にしても素材変えた吉田カバンの挑戦
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 13時0分
-
5漁業関係者、「ぬか喜びにならなければ」=歓迎も中国側の手のひら返し警戒
時事通信 / 2024年9月20日 20時55分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください