インマルサットが全球型の新通信サービス“Inmarsat ELERA”を発表
@Press / 2021年8月12日 18時30分
12 August 2021(日本語):本日、インマルサットは、(前回のORCHESTRA発表に続き)この2週間で2回目となる重要な発表となる、Inmarsat ELERAを発表しました。これは、急速に進化するモノのインターネット(IoT)の世界に対応できる理想的なグローバル狭帯域ネットワークであり、航空、海事、政府、特定の企業を含むグローバルモビリティの顧客向けに最適なサービスとなっています。
インマルサットのCEOであるRajeev Suriは、「ELERAは、接続されたIoTの世界のニーズに完全に適合しています。全球型としての“グローバルリーチ”はもちろん、耐障害性、高速化、端末の小型化・低コスト化など、すべてお客様のニーズに応えるために他社に先んじていることを保証するものです。」と、今回の発表についてコメントしています。
「ELERAは、真の勢いがあり、新たなイノベーションと強力なパフォーマンスを提供する企業のさらなる証です。」とSuriは加えてコメントしています。「私は、インマルサットが今年2021年に、前年に比べて力強い成長を遂げることを期待しており、その成長は当社のほとんどのビジネスユニットに及ぶでしょう。私たちの進歩は上半期に明らかで、売上高とEBITDAの力強い成長、そして堅調なキャッシュフローを実現しました。私たちは、成長の促進に焦点を当て、意思決定を加速させ、新たなイノベーションを立ち上げるために戦略を鋭くし、より商業的に焦点を当て、顧客中心の文化を創造しています。」
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/271172/LL_img_271172_1.jpg
inmarsat CEO, Mr.Rajeev Suri
■ELERAの特徴
ELERAは、インマルサットのモバイル衛星サービス(MSS)におけるNo.1の地位の上に構築されており、陸、海、空でこれまで先駆的とされてきた導入の数々の事例を打ち破り、また加速させ、スケーリングするイノベーションの足がかりとなります。インマルサットのワールドクラスのLバンドネットワークを基盤とし、高速化から小型・低コストの端末、そして年内に打ち上げ予定のインマルサット6衛星(I-6 F1)まで、さまざまな新しい技術を組み込んでいます。
ELERAは、インマルサットがGEO、LEO、5Gを1つの調和のとれたグローバル通信ソリューションに統合した世界初のネットワークである“ORCHESTRA”を発表してからわずか14日後に発表されたもので、衛星通信のグローバルモビリティ分野にインマルサットが戦略的に注力していることを示しています。またELERAは、インマルサットが衛星通信のグローバルモビリティ分野に戦略的に注力していることを示すとともに、大きな技術革新と成長を実現する勢いのある企業であることを示しています。
ELERAのユニークな機能は、インマルサットの優れたスペクトルと衛星ネットワークの理想的な軌道位置と相まって、自律輸送や無人航空機(UAV)から産業・農業のIoTアプリケーションまで、新しいIoT導入に向け、必要不可欠な通信媒体となるでしょう」と述べています。
■ELERAイノベーション
ELERAは、市場をリードするインマルサットのLバンドネットワーク上に構築されており、あらゆる条件下での独自の回復力と全球での完全なるコネクティビティを備えた、世界で最も信頼性と柔軟性の高いグローバル接続サービスを提供します。世界的な海上・航空安全サービスや人道的ミッションから、農業、輸送、公共事業などのIoTアプリケーションまでをトータルでサポートしています。
当社が近い将来、市場投入を目指して投資している新技術には、Lバンドで最大1.7Mbpsの速度を実現する周波数管理技術、最小の設置面積で低コストのLバンド端末、これまでに作られた商業通信衛星の中で最大かつ最も洗練された2つの新しいLバンド衛星などがあります。
ELERAネットワークに搭載されている新しい周波数管理機能(キャリアアグリゲーション)は、Lバンドの顧客に世界最速の速度を提供し、世界の他のLバンドネットワークの能力をはるかに上回るものです。また、この技術は、インマルサットのモビリティ、政府機関、IoTの顧客向けに、今後数年間で様々な分野のアプリケーションに展開される予定です。さらに、ELERAは、Lバンドユーザー向けに最小の設置面積と低コストの端末を実現し、インフラ、鉄道、物流、鉱業、農業、政府、海運、航空などの垂直セクター向けに、大規模な衛星通信IoTのための理想的なフレームワークを提供し、クラウドによる管理をサポートします。
インマルサットは、ELERAネットワークを強化するために2つの新しい衛星を打ち上げます。2021年末に最初の打ち上げが予定されているI-6衛星は、これまでに製造された商業通信衛星の中で最大かつ最も洗練されたものです。各I-6衛星のLバンド容量は、インマルサットの第4世代宇宙船と比べて大幅に増加し、特にビームあたりの容量が50%増加するため、同じ地域でより多くのデータを伝送できるほか、ビームルーティングの柔軟性も無制限になります。
ELERAはまた、インマルサットの音声対応機器のポートフォリオを大幅に拡張し、何十万人ものお客様に新しい機能と革新を提供します。この取り組みは、インマルサットの音声サービス革新へのコミットメントを示すものであり、衛星経由の携帯型音声サービス市場に対する長期的なコミットメントを明確にするものです。
また「ELERAは、インマルサットが今後数年間にわたってIoTやモビリティのお客様に提供する機能をどのように変化させていくかを示す画期的な事業ビジョンであり、Lバンドサービスに対する当社の長期的なコミットメントを裏付けるものです」と述べるとともに、「また当サービスは、Lバンドサービスに対する当社の長期的なコミットメントの裏付けとなるものでもあります。今後数ヶ月の間に、これらの革新的な技術の詳細を当社のパートナー・コミュニティとも共有し、企業の主軸となる中間目標を達成するたびに、更新・継続されたプログラムを随時発表してまいります。」とインマルサットのCEOであるRajeev Suriはコメントしています。
*ELERAへの投資については、インマルサットの現在のCAPEXプランとガイダンスにすでに含まれています。
■インマルサットについて
インマルサットは、グローバルな移動体衛星通信の世界的リーダーです。インマルサットは、世界で最も多様な移動体通信衛星ネットワークのグローバル・ポートフォリオを所有・運営しており、Lバンド、Kaバンド、Sバンドをカバーする多層のグローバル・スペクトラム・ポートフォリオを保有することで、提供するソリューションに比類ない通信幅と多様性を提供しています。また、インマルサットの長年にわたるグローバル規模での販売ネットワークは、世界の主要なチャネルパートナーだけでなく、インマルサット独自の強力なダイレクトリテール機能を含んでおり、エンド・ツー・エンドの顧客サービスの保証を可能にしています。
同社は、世界で最も信頼性の高いグローバルな移動体衛星通信ネットワークを運用し、40年以上にわたってビジネスやミッションクリティカルな安全・運用アプリケーションを支えてきた比類ない実績を有しています。また、移動体衛星通信の技術革新の主要な原動力であり、多額の投資と技術・製造パートナーの強力なネットワークによってリーダーシップを維持しています。
インマルサットは、多様な分野で事業を展開しており、事業戦略に必要な資金を有しています。また、海事、政府、航空、企業向けの衛星通信市場で主導的な地位を占めており、世界中のお客様から信頼され、迅速で高品質なパートナーとして一貫して事業を展開しています。
詳細については、Twitter( https://twitter.com/InmarsatGlobal )を参照してください。
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プレスリリース提供元:@Press
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