2013年ザイード・フューチャー・エネルギー賞、日本からの応募を募集
@Press / 2012年6月11日 14時0分
[アラブ首長国連邦アブダビ] ザイード・フューチャー・エネルギー賞( http://zayedfutureenergyprize.com )の目的と国際体制の紹介と2013年の同賞への参加を促すため、同賞の担当者ナワル・アル・ホザニ博士が日本の産業界と国際企業の関係者及び、一般財団法人日本エネルギー経済研究所(IEEJ、所在地:東京都中央区勝ちどき、URL: http://eneken.ieej.or.jp/ )において、2012年5月28日会見を開き、同賞の説明を行いました。
このIEEJと、アブダビを拠点とする多岐にわたる再生可能エネルギーを扱うマスダール社( http://www.masdar.ae )とザイード・フューチャー・エネルギー賞のパートナシップとアル・ホザニ博士の来日により、世界中のより多くの国や組織に同賞への参加機会を提供するという目的を果す事ができました。
IEEJ本部で行われた会見でアル・ホザニ博士は、同賞の内容や募集分野に関するプレゼンテーションを、株式会社東芝、シャープ株式会社、JXホールディングス株式会社、ソーラーフロンティア株式会社、2010年の同賞受賞者トヨタ自動車株式会社などの日本有数の組織からなる豪華な顔ぶれを前にして行いました。トヨタ自動車からスピーカーとして参加したプリウスの開発者は、2010年に同賞を受賞した際の体験談と、懸賞金を奨学金として使い、日本社会に還元する事ができたと発表しました。
アル・ホザニ博士は、ここ数年アジアは再生可能エネルギー分野で大きな役割を果たしていると述べました。アジア大陸における取り組みは、昨年度アブダビで開催された世界未来エネルギーサミットで顕著に示されています。さらに、2008年の10%から2035年の15%に世界の再生可能エネルギーの使用率を増加させる目標に対してもアジアは大きな役割を担うとみられています。
国家レベルでは、日本は再生可能エネルギーに力を入れており、太陽光などの再生可能エネルギーに対する投資を促す法案などがその取り組みの一部で、地熱、風力、水力発電の建造に関わる規制緩和も進められています。さらに日本は2012年に固定価格買取制度を導入し、今後再生可能エネルギー分野に対する投資が活性すると期待されています。
「ここ3年、ザイード・フューチャー・エネルギー賞への日本からの応募は、2つから4つ程度にとどまっています。他の参加国から比べると、かなり少なくなっています。革新性とクリーンテクノロジーの第一線を走る日本の組織や高校の2013年の同賞への参加を促す事は、我々にとって当然な事です。この招待により、革新と人的資源の開発を通し、結束して、持続可能性に取り組むための重要なパートナーとなるこの素晴らしい国からの応募が増える事を願っています」とアル・ホザニ博士は述べています。
2013年のザイード・フューチャー・エネルギー賞の懸賞金の総額は400万米ドル(日本円で約3億2千万円)になります。同賞への応募は2012年3月5日から受け付けが開始しています。同賞は企業、個人、組織、そして高校からの応募を2012年7月16日まで受け付けています。
同賞の応募分野は、大企業、中小企業、非政府組織(NGO)、生涯功労賞、そして新たに設立されたグローバル高等学校の5つの分野に拡大されています。
ザイード・フューチャー・エネルギー賞の審査委員会は、世界各国の経験豊富なエネルギー産業界の専門家、教育者、指導者、著名人によって構成されています。
同賞の審査委員会会長は、アイスランド大統領のオラフル・ラグナル・グリムソンが務め、また、その会員には元韓国大統領の韓昇洙、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)事務局長のアドナン・アミン、南アフリカ共和国エネルギー相のエリザベス・ディプオ・ピーターズ、元モルディブ共和国大統領のモハメド・ナシード、マスダール社会長のアハメド・アル・サエグ、マサチューセッツ工科大学(MIT)学長のスーザン・ホックフィールド、アカデミー賞受賞俳優で環境活動家でもあるレオナルド・ディカプリオが務めております。
【ザイード・フューチャー・エネルギー賞について】
2008年にマスダール社により設立され運営されているザイード・フューチャー・エネルギー賞は、環境保全を重視し、それをアラブ首長国連邦の歴史と伝統として位置付けたアラブ首長国連邦の創設者で初代大統領の故ザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーンのビジョンを象徴するものです。毎年開催されるこの賞は、再生可能エネルギーと持続可能性に革新、長期的ビジョン、リーダーシップをもたらした貢献を称えるものです。
ザイード・フューチャー・エネルギー賞は、世界の環境問題解決に関してもっとも革新的で、先見的な主導者から対象を選出してきました。この賞の受賞者、候補者、その他の参加者たちの様々な解決策により、数多くのプラス影響を環境に与えてきました。参加者はエネルギー消費量削減、温室ガス排出量削減、そしてクリーンで再生可能なエネルギーの生産を増やすための革新的な解決策を見つけてきました。今後もザイード・フューチャー・エネルギー賞は、エネルギー関連の発展に貢献し続ける人々を称えていきます。
変化し続ける業界に今後も対応するために表彰部門を増やし、2012年は下記の部門で表彰を行います。
・大企業部門 :表彰(報奨金無し)
・中小企業 :150万ドル
・非政府組織(NGO) :150万ドル
・生涯功労賞 :50万ドル(候補になるには第二者からの推薦が必須)
・グローバル高等学校賞:50万ドルを5地域(アフリカ、アジア、南北アメリカ、
オセアニア、欧州)で分け、1つの学校で最大10万ドル
グローバル高等学校賞は、国連事務総長の「すべての人のための持続可能エネルギー」のイニシアチブに関するアラブ首長国連邦の取り組みでもあります。応募する高等学校は、イニシアチブのテーマである再生エネルギー、エネルギー利用、エネルギー効率のうちひとつ以上に関わるプロジェクト案の提出を求められます。
【今年度の日程】
2012年 3月 5日 :応募開始 (生涯功労賞の推薦も受付開始)
2012年 7月16日 :応募終了
2012年 9月 9~10日:審査委員会会議
2012年 9月26~27日:選考委員会会議
2012年10月17日 :審査員審議
2013年 1月15日 :表彰式
【評価過程】
全応募は、外部の調査分析会社による審査後、運営チームを交えて表彰候補を選びます。候補者は審査委員会により厳選され、その後選考委員会により最優秀候補が選ばれ、審査員に最終候補者として提出されます。
応募者は審査・選考の全過程において、影響力、革新性、長期的ビジョン、リーダーシップの4つの点を採点形式で評価されます。この過程により、我々が求める、エネルギー分野の発展に貢献した受賞者を選ぶうえで必要となる詳細な分析が可能となっています。
その他「ザイード・フューチャー・エネルギー賞」について詳しくは下記をご覧ください
公式WEBサイト: http://zayedfutureenergyprize.com (英語サイト)
【ザイード・フューチャー・エネルギー賞について】
ザイード・フューチャー・エネルギー賞は環境保全を重視し、それをアラブ首長国連邦の歴史と伝統として位置付けたアラブ首長国連邦の創設者で初代大統領の故ザーイド・ビン・スルターン・アール・ナヒヤーンのビジョンを象徴するものです。同賞は次世代のエネルギーに革新をもたらす、将来に向けたソリューションの開発を促すのを目的としています。毎年開催されるこの賞は、次世代のエネルギー、気候変動、持続可能な再生可能エネルギー源に世界的な貢献をした個人、企業、組織を表彰しています。
<詳細情報>
WEBサイト : http://zayedfutureenergyprize.com
Facebook : http://www.facebook.com/group.php?gid=54163025533
ツィッター: http://twitter.com/zfep
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提供元:@Press
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