ビートコミュニケーション、麗澤大学へ学内SNSを導入 6,000名の卒業生と学生(約2,700名)、全教職員が参加する学内SNSの成功事例
@Press / 2012年7月9日 9時30分
株式会社Beat Communication(本社:東京都港区、代表取締役:村井 亮、以下 Beat Communication)は、学内SNSを麗澤大学(所在地:千葉県柏市、学長:中山 理)へ導入したことを発表します。
■導入の背景
現在、卒業後の早期退職が大きな社会問題になっています。こうした問題に対して、麗澤大学では、学生への情報提供、および教職員とのコミュニケーションを活性化させる事で、就職後の早期退職(ミスマッチ就職)を防ぐことを目的として、Beat Communicationが提供するパッケージ製品Beat Office1.4(現最新バージョンはBeat Shuffle)を2009年度に導入いたしました。学内SNSシステムを構築することで、就職活動の状況を把握し、学生の人柄や適性に合わせた求人情報提供や面談支援を行うことができます。その結果、思い込みや情報不足による誤った就職活動を防ぐことに成功しています。
さらに、本システムを介して、学生間や学生と教職員、更には学生と卒業生が多面的に関わりを持つことが可能となり、学内SNSでの交流をきっかけに、キャンパスライフ全体(授業や課外活動など)が向上し、麗澤大学の目指す学士力の確保と教育力の向上に貢献しています。
■製品採用の理由
麗澤大学が導入したBeat CommunicationのSNSは、コミュニティ、Q&A、ブログ機能など利用者間のコミュニケーションを円滑にする目的特化型SNSシステムです。「Beat Office」は、これまで10,000人以上の大規模企業および団体や、コンシューマー向けのプラットフォームとして数多くの導入実績があり、企業や学校などの組織に提供するSNSシステムとして業界随一の安定性を誇ります。今回の麗澤大学による採用は、これまでの導入実績から蓄積されたノウハウをもとに開発された利用者にとって利便性の高い機能やシステム稼働に対する安定性が高く評価されたことによるものです。
■導入後の効果
・紹介企業への内定者の大幅な増加
キャリアセンターがSNSコミュニティに情報配信した企業への内定取得学生が急増。学内SNS導入翌年度の2010年度は、企業紹介を通して19名の実績であったのに対して、導入後の2011年度ではSNSのコミュニティ機能に運用の改善を加えた事により、情報配信した企業へ107名が内定を取得。SNS導入前に比べて5倍以上の大幅な実績に貢献する具体的な成果をあげました。また、学生に合わせた適切な情報提供や、キャリアセンター利用促進の活動(相談支援などへ導く)が課題となっていましたが、SNSシステムの様々な機能を活用して、工夫を重ね、効果的に情報を発信する環境が整ったことにより、従来では成し得なかった、学生一人ひとりの資質や人柄、就職活動の状況を把握して“きめ細やかなコミュニケーションサポート”を実現することができました。
【就職先企業の情報源と満足度】
URL: http://www.atpress.ne.jp/releases/27974/3_3.png
上記のグラフからは、学生にとって重要な情報源として、「学内説明会」の出席や「キャリアセンターへの相談」が、比較的に満足度が高いことが分かります。また、「就職ナビ」は、麗澤大学に届く求人を検索できる以外に、卒業生情報や、スタッフが企業訪問(年間約700件)した記録、就職支援イベントや相談の予約などができるSNSとシステム連携した就職支援システムです。SNSからSSO(シングル サイン オン)でストレスなくアクセスができ、コミュニティで紹介された企業情報をより詳しく調べることができます。
・キャリアセンターの活用が活発に。学内SNS導入前の約4倍の5,778件
学生のキャリアセンター離れが進む中、キャリアカウンセリングの利用状況が過去4倍と著しく改善しました。その要因として、学内SNSを通して容易に、そして効率的に、窓口の利用に関する情報を取得できる環境が整っています。
学内SNS導入後、学生は職員と事前にSNSシステム内でやり取りをする頻度が増え、キャリアセンター職員との“コンタクトが容易”になり、窓口を利用する“抵抗感”が緩和されています。
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SNSシステム導入前である2008年度と比較して2011年度の学生面談件数は5,778件(2012年3月15日現在)とキャリアカウンセリングの利用状況が著しく改善されています。
・学生の88.7%が利用
麗澤大学の学内SNSは、高いアクティブユーザ率を誇っており、88.7%の学生が利用しています。学生の安定的なアクセスを確保することを前提に運用しており、運営委員会を設け学生の利用促進について検討を繰り返し、ファシリテーションを実施することで今回の高い利用率を実現しました。
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・438件のコミュニティが運営 (2012年6月11日現在)
学生間や教職員との交流の場となる「コミュニティ」が438件運用されています。また、コミュニティ内での情報交換の量を表すトピック投稿件数は、10,700件(累積)を超え、これらのトピックに対して返答するコメント投稿数は、15,000件(累積)を超えていて、活発に接点がもたれています。
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■今後の展望
麗澤大学は、学内SNSを学生支援のポータルサイトとして運用しており、所管を学生支援グループに移管していきます。運営委員会を一層強化し、ログイン率100%を目標に、すべての学生が利用できる学内システムを目指します。これを機に、正課教育の充実、正課外教育の活発化などの観点から、SNSシステムを活用した教育支援・生活支援の強化を実現するプログラムとして、「学生を放っておかない」「ひとりにしない」というフレーズを掲げ、学生一人ひとりのキャンパスライフを多方面からサポートし、更に積極的に活用していきます。
■会社概要
社名 : 株式会社Beat Communication
代表 : 代表取締役 村井 亮
設立 : 2004年1月6日
資本金: 34,000,000円
所在地: 東京都港区南青山5-8-1 Scene Akira 3F
URL : http://www.beat.co.jp/
2003年に国内で初めてSNSを始め、2004年には世界初の社内SNSパッケージを開発した会社。東日本電信電話株式会社(NTT東日本)、株式会社NTTデータ、日本興亜損害保険株式会社、株式会社損害保険ジャパン、三井不動産レジデンシャル株式会社、キヤノンマーケティングジャパン株式会社など多くの大手企業・団体にSNSシステム等を導入している。
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