国内初!「TOF-SIMS分析」に新機能「GCIB」サービススタート ~有機ELパネル積層膜の層構造解析が可能に~
@Press / 2012年6月20日 11時30分
受託分析を行うMST一般財団法人材料科学技術振興財団(本部:東京都世田谷区、理事長:沖村 憲樹、以下 MST)は、2012年6月から材料表面の構造解析を行う「TOF-SIMS分析」において、新機能「GCIB(ガスクラスターイオンビーム)」を搭載しサービスをスタートしましたので下記のとおりお知らせいたします。
■背景
以前よりご好評いただいております「TOF-SIMS分析サービス」は、エレクトロニクス製品や医薬関連企業の研究開発部門を対象に、分析装置「TOF-SIMS」を用いて製品材料の受託分析を行い、材料表面の構造解析を行うことで成分の分布状態や異物の評価といった課題を解決するサービスです。
これまでの「TOF-SIMS分析サービス」では、有機ELパネル積層膜のような有機材料を解析する際、材料表面に照射するイオンビームにより有機物が分解されてしまい、正しい分析結果を得ることが困難といった問題点がありました。このたび、近年ますます微細化して行く有機ELパネルの研究開発を後押しすべく、これまでの課題を解決した新機能、「GCIB(ガスクラスターイオンビーム)」を搭載しサービスをスタートしました。
<追加機能について>
「GCIB(ガスクラスターイオンビーム)」機能は、低エネルギーのイオンビームを用いることでダメージの無い深さ方向分析が可能となり、有機ELパネルに積層された有機膜の各原料が推定可能です。また、従来より深さ方向分解能も向上し、有機EL画素を狙った狭い領域でも評価します。
■新機能「GCIB(ガスクラスターイオンビーム)」概要
開始日 :2012年6月開始。分析受付中です。
深さ方向分解能:6nm(300nmの深さにおいて。従来の17nmから大幅に向上しました)
分析料金 :¥297,000
納期 :10日(分析を行う材料受領日から、速報データ提出まで)
ご利用例 :有機ELの他、積層した有機物、表面改質層に応用が可能です。
■会社概要
商号 : 一般財団法人材料科学技術振興財団
代表者 : 理事長 沖村 憲樹
所在地 : 〒157-0067 東京都世田谷区喜多見1-18-6
設立 : 1984年8月
事業内容: 材料の受託分析サービス、研究助成、学会支援等の公益事業
URL : http://www.mst.or.jp/
【本サービスに関するお客様からのお問い合わせ先】
一般財団法人材料科学技術振興財団
Tel:03-3749-2525
@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press
この記事に関連するニュース
-
皮膚内部に浸透した成分を生体に近い状態で立体的に可視化する世界初の技術を開発
PR TIMES / 2024年9月12日 12時45分
-
10月25日(金) AndTech「有機EL/高性能OLEDの最新技術と設計指針・発光素子・塗付材料・ハイバリア膜を中心とした各種構成部材の開発動向」WEBオンライン Zoomセミナー講座を開講予定
PR TIMES / 2024年9月11日 16時45分
-
有機EL素子の超低輝度における挙動を調べる検査技術を開発
PR TIMES / 2024年9月10日 12時45分
-
小惑星リュウグウの水は地球の海水に似た成分であるとJAMSTECなどが発表
マイナビニュース / 2024年9月6日 19時7分
-
全固体電池を幅広いレンジで俯瞰できる新たな分析方法を開発
@Press / 2024年8月28日 13時0分
ランキング
-
1PAULの「3080円・高級モーニング」超正直な感想 フランス発ベーカリー・カフェチェーンの実力は?
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 8時0分
-
2「佐渡島の金山」世界遺産登録、経済効果585億円…政投銀が3年前の試算を上方修正
読売新聞 / 2024年9月21日 17時22分
-
3「うどんみたいな布団」が突如爆売れ、Xで16万いいね 「売れたらラッキーくらいに思ってた」と担当者
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月21日 7時40分
-
4渋谷・おしゃれ飲食街の「インフレ」が進む"裏事情" 立ち飲みのワイン1杯1200円も躊躇なく飲む若者たち
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 9時0分
-
5建設業で若者が職人になりたがらない根本原因 仕事量で給与が変動する不安定な給与形態
東洋経済オンライン / 2024年9月21日 8時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください