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東北支援のためのダイアログ・イン・ザ・ダーク東京 特別企画『東北の夏 ~祭り~』7月14日から毎日開催

@Press / 2012年7月4日 13時30分

陸前高田「うごく七夕まつり」
ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ(所在地:東京都渋谷区、代表理事:志村 季世恵、 http://dialogue-japan.org )は、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク2012」を、東北の支援のために“東北の夏まつり”をテーマに7月14日から主催します。


■メッセージ
「ダイアログの出番なのです!!」
東北に対話の場を。それがダイアログ・イン・ザ・ダーク、全スタッフの願いです。

私達の頭の中には、震災後に出会った東北の子ども達の切なる願いがこだましています。
子ども達は今の東北に最も必要なものは「分かち合う」「話しあう」「助け合う」ことだと話してくれました。震災直後、重要なものは、「見える形=モノ」でした。物資、ライフライン、命に直結するものばかりです。けれど時が経つにつれ状況は変化し必要なものは変わります。形あるモノは少しずつ行き届いてきましたが、現在もっとも不足しているものはモノではなく「見えない形=人と人の信頼、温かい関わり、コミュニケーション」なのです。
ダイアログ・イン・ザ・ダークは見える形のモノを運ぶことはできないけれど、目には見えない大切な対話の場を作ることは得意中の得意です。それも楽しくそして感性豊かに、人と人が関われる状態で!目を使わない(視覚障害者)スタッフも目を使うスタッフも東北に大切な場を創出するための準備を始めました。この活動にご賛同いただき私たちと共に東北の応援を頂ければ大きな励みになります。東北に温かい温もりの場が復興できますようにどうかご協力よろしくお願いいたします。

ダイアログ・イン・ザ・ダーク2012
東北の夏まつり実行委員会
委員長 志村 季世恵


【開催概要】
■開催日時  :2012年7月14日(土)~  平日も毎日開催
■開催場所  :DIALOG IN THE DARK TOKYO会場
        東京都渋谷区神宮前2-8-2 レーサムビルB1
        東京メトロ銀座線 外苑前駅下車 徒歩10分
■参加人数  :1ユニット 8名様 (完全事前予約制)
■参加費(税込):大人 5,000円 学生 3,500円 小学生 2,500円
■主催    :一般社団法人ダイアローグ・ジャパン・ソサエティ
■監修    :DIALOGUE SOCIAL ENTERPRISE(R) Dr.Andreas Heinecke
■協力    :J-WAVE・TBSラジオ&コミュニケーションズ、東北観光博、
        SAVE・TAKATA、LIGHT UP NIPPON、
        じゃんがら念仏踊り(福島県)、気仙沼みなとまつり(宮城県)、
        陸前高田うごく七夕まつり(岩手県)  他


■ダイアログ・イン・ザ・ダーク アテンドスタッフの願い
・檜山 晃 Akira Hiyama
被災地に対し全盲の自分が出来ることがあるのか…?震災以降毎日そう考えていた。でも一体何を?どうしたら?関わりたくてもどうすればいいのか分からない。ある時はっと気がついた。同じなのだ。街中で視覚障害者である僕を見かけた時に戸惑う健常者と。気がつけば、今の僕はその人達の立場になっている。生まれた時からマイノリティーであった自分が、震災に関してはマジョリティに変わっていた。立場は状況によって変化する。であるならば助けられる側の気持ちやストレスをよく知っているのは自分なのだ。いつまでもおんぶに抱っこで助けられているだけでは問題は解決できないことは、僕が一番良く知っている。それを伝えればいいのだ。「本当に助けてほしいことを言葉にし、助けてと伝えることのできる勇気」なのだ。僕はそれが本物の自立なのだと思う。ダイアログの暗闇を東北に作りに行く。真っ暗を子どものように楽しんでほしい。

・川端 美樹 Miki Kawabata
一緒にライブを行う予定で練習をしていた友人が震災で亡くなりました。ライブで演奏するはずだった大切なギターを自分のコートの中にくるませ、まるで我が子を津波から守るように抱くような形で亡くなったのです。ギターはおじいちゃんの形見でした。その年、予定していたライブは中止となりました。命が消えるということは何もかもがストップしてしまうことだと私は改めて知りました。震災での死者・行方不明者は、約1万9千人。想像もつかない数のストップが東北にはあるのです。私が視力を失った時に、感じたストップから解き放したものは何であったのか。それは人の力でした。すると状況を受け入れる力と感性を研ぎ澄ませ感じる力が再生するのです。人は孤独な状態にあります。閉ざされたドアをノックし扉が開きそこから進むことができるのは人の力。温かく声をかけ合い、人と関わることなのです。ダイアログの空間の中には、そんな要素が幾つもあります。だからこそダイアログ・イン・ザ・ダークを東北に。次の東北に進むことが出来ますように願いを込めて私もそこに関わります。

・上田 喬子 Takako Ueda
東北を支援したい。行きたい。与えてあげたい。何かが出来るから行く。そんなことではないのです。私が東北に行きたいのは純粋に人ごとではないからです。震災直後は見えない自分は何も出来ない自分でした。でも今は違います。今だからこそ私達なのです。この時に共に話し、気持ちを言葉にする必要があるのだと私は思っています。感じてほしい。そして、助け合うことを思い出し困った時には助けてと言ってもいいことだということを伝えたい。


【ダイアログ・イン・ザ・ダークについて】
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、まっくらやみのエンターテイメントです。
参加者は完全に光を遮断した空間の中へ、何人かとグループを組んで入り、暗闇のエキスパートであるアテンド(視覚障がい者)のサポートのもと、中を探検し、様々なシーンを体験します。その過程で視覚以外の様々な感覚の可能性と心地よさに気づき、そしてコミュニケーションの大切さ、人のあたたかさを思い出します。1989年にドイツで、哲学博士アンドレアス・ハイネッケの発案によって生まれたこのイベントは、世界30か国・約120都市で開催され、1999年より日本でも約100,000人が体験しています。2009年3月からは東京 外苑前で長期開開催しています。 http://www.dialoginthedark.com


■参考図書:「まっくらな中での対話」茂木 健一郎 講談社文庫
http://amzn.to/goXVnY

@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press

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