「今ここで地震が起きたらどうなるか?」を簡易表示するスマートフォンアプリケーション『もしゆれ』を公開
@Press / 2012年8月3日 16時30分
独立行政法人防災科学技術研究所(理事長:岡田 義光)は、8月3日(金)、本年度3本目となる防災アプリケーション『もしゆれ(正式名称:もしもいまここで大地震の揺れに見舞われたらワタシはどうなる?)』(以下、本アプリ)を公開しました。
ダウンロード: http://itunes.apple.com/app/moshiyure-moshimoimakokode/id523545683?l=ja&ls=1&mt=8
本アプリは場所毎の地震ハザード(危険情報)を取得し、その場所で起こりうる被害の可能性を伝えることで、平常時のユーザの防災・減災行動を喚起することに焦点を当てたiPhone(iOS)アプリケーションです。
本アプリを起動し判定カメラボタンを押すと、GPS等で取得した位置情報を元に、今ここで大地震が発生した場合に実際に起こりうる被害の種類について、自分の顔写真と重ねて17種類の被害結果画像(建物倒壊や家具倒壊、津波や液状化など)を表示します。
<『本アプリ』概要紹介>
■ 本アプリについて
本アプリは、防災科学技術研究所の提供する全国地震ハザードの公開API(J-SHIS Web API http://www.j-shis.bosai.go.jp/api-list )と自分撮りカメラのマッシュアップアプリです。日本では、常日頃から大きな揺れに備えるべきです。大地震の時、今いる場所で自分の身に何が起こるかを具体的にイメージすること。そこから地震対策の準備は始まります。あらかじめできる対策は何か、いざという時どうすればいいか考えるきっかけとして、防災にお役立てください。
■ 本アプリの機能と特徴
本アプリの主な機能と特徴をご紹介します。
【自分撮りAR】
結果をユーザの自画像に重畳するAR(拡張現実)的な表示方法を採用しました。これは、使用者が自覚を持って、地震による被害を直感的に把握するためです。
【1タップ操作】
子供からお年寄りまで誰もが簡単に使えるよう、操作の単純性にこだわりました。結果を表示するためには、たったの1タップ、「判定ボタン」を押すだけです。
【J-SHIS Web API参照】
元データとして使用している地震ハザード情報はJ-SHIS APIを用いて取得しています。250m毎の地震や地盤の情報を、精度や情報量のフィルタリングを行い利用しています。
【結果はソーシャルでシェア】
結果画像はFacebook、Twitterを通じて友人や家族などにシェアすることができます。自分の家で、よく行く場所で、旅行先や自分の普段いる場所以外でも、試して共有しましょう。
Facebookページ: http://www.facebook.com/ifearthquake/
■ 本アプリが担っている社会的な役割
1. 地震は遠くの事と捉えがち→地震を直近の自分のこととして捉え行動できるようになる
2. J-SHIS APIをはじめとする防災APIの存在を知ってもらう→アプリ開発者の開発を促進
3. 防災に関する話題を一般化・日常化→防災減災対策に取り組むことの敷居を下げる
■ 解説ページ: http://www.ifearthquake.bosaiapp.com/
【内容に関するお問い合わせ】
独立行政法人防災科学技術研究所
社会防災システム研究領域
災害リスク研究ユニット
東 宏樹(あづま ひろき)
電話 : 029-863-7857
携帯電話 : 080-4325-4503
メールアドレス: azzie@bosai.go.jp
【発表に関する連絡先】
独立行政法人防災科学技術研究所
社会防災システム研究領域
アウトリーチ・国際研究推進センター
アウトリーチグループ
大石、松宮
電話 : 029-863-7783
FAX : 029-851-1622
@Pressリリース詳細ページ
提供元:@Press
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