ケアネットとウェルビー、高血圧患者500人に調査 「減塩意識が高い」「家庭血圧測定習慣がある」「家庭血圧測定値をより重要と考えている」 高血圧患者では血圧コントロールが良好

@Press / 2012年9月24日 13時0分

医師・医療従事者向け情報サービスサイトを運営する株式会社ケアネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大野 元泰、証券コード:2150)は、株式会社ウェルビー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:比木 武)と2012年8月31日から9月4日までの期間において、高血圧患者500人に対し、家庭血圧測定状況に関する調査を実施しました。
現在、わが国の高血圧人口は4,000万人ともいわれ、急速な高齢化が進行している状況下、今後さらなる高血圧人口の増加が予想されています。一方、家庭血圧計の普及率は高く、高血圧患者の77%は所有しており、臨床医の90%は患者さんに家庭血圧測定を勧めていると報告されています。本調査は、高血圧患者に診察室血圧および家庭血圧の血圧コントロール状況および、それに影響を与えると考えられる生活習慣を尋ねたもので、その結果、減塩意識の高い方、家庭血圧測定習慣がある方、診察室血圧値より家庭血圧値を重要視する方で血圧コントロールが良好であることが明らかになりました。

結果概要は以下のとおり、詳細はケアネット・ドットコムにてご覧いただけます。
http://www.carenet.com/special/1209/investigation/index.html


【結果概要】
本調査は2012年8月31日から9月4日までの期間において、高血圧症で「定期的に医療機関に通院している」500人を対象にオンラインにて実施。回答者500人中、50歳未満が24.4%、50歳代が43.0%、60歳以上が32.6%、男性が82.8%。
以下、診察室収縮期血圧が140mmHg未満、家庭収縮期血圧が135mmHg未満(いずれも回答者の申告による)を「血圧コントロール良好」と定義し、血圧コントロールに影響を及ぼす患者さんの生活習慣について分析した。


◆「減塩意識が高い」高血圧患者は血圧コントロールが良好
「食事での減塩を心がけている」と回答した高血圧患者は48.4%。「減塩を心がけている」高血圧患者では血圧コントロール良好者の割合が52.3%であり、「減塩を心がけていない」または「どちらとも言えない」患者さんの47.1%より血圧コントロール良好者の割合が高かった。

◆「家庭血圧測定習慣がある」高血圧患者では血圧コントロールが良好
回答者の92.6%が家庭血圧計を所有しており、53.2%が1週間に1回以上測定する習慣があった。「家庭血圧測定習慣がある」高血圧患者では血圧コントロール良好者の割合が53.8%であり、「家庭血圧測定習慣がない」患者さんの43.5%より血圧コントロール良好者の割合が高かった。

◆「家庭血圧測定値をより重要と考えている」高血圧患者では血圧コントロールが良好
回答者の31.8%が「家庭で測定した血圧値が診察室で測定した血圧より重要」と回答し、これら「家庭血圧測定値をより重要と考えている」患者さんの54.2%が血圧コントロール良好であったのに対し、重要視していない患者さんでは血圧コントロール良好者の割合は47.4%にとどまった。

◆不眠症のある高血圧患者では血圧コントロールが不良
回答者の20.0%が不眠症を自覚しており、「不眠症がある」患者さんでは、血圧コントロール良好者の割合が44.4%と低く、「不眠症なし」「どちらとも言えない」と回答した高血圧患者より血圧コントロールは不良であった。

◆家庭血圧測定習慣のある高血圧患者は減塩意識が高い
「家庭血圧測定習慣のある」患者さんでは「減塩を心がけている」割合が56.0%。一方、「習慣のない」患者さんでは39.9%と約16%の開きがあり、「家庭血圧測定習慣のある」患者さんは減塩意識が高いことがうかがえる。

◆降圧目標を覚えているかどうかは血圧コントロールに影響していない
「降圧目標を覚えている」と回答した患者さんの中で正常血圧の割合は47.5%、一方「覚えていない」患者さんの割合は48.0%とほぼ変わらない。


【苅尾 七臣氏(自治医科大学 内科学講座 循環器内科 主任教授)のコメント】
今回の調査で、高血圧患者の約30%が、さらに高血圧を診療している医師の約80%が、家庭血圧を重要視しているのを見て安心した。実際に、我々が約10年前に実施したJ-MORE研究では、診察室血圧が140/90mmHg未満の患者さんのうち、50%以上が家庭血圧のコントロールが135/85mmHgを超えている仮面高血圧であった。インターネット調査の特性上、若年者が多く、比較的真面目な方が回答しているなどその限界はあるものの、今回の調査ではその頻度は1/3程度にとどまっている。この10年間で、医療現場では、かなり家庭血圧重視の高血圧診療が浸透し、実際に家庭血圧のコントロールが良好になってきたと推測される。また、家庭血圧測定習慣がある患者さんでは減塩意識が高いことより、家庭血圧測定は、医師任せにせず、生活習慣の改善に自己責任を持たせる第一歩と位置付けられる。いわゆる、「バイオフィードバック」がかかっていると言える。現在、「高血圧治療ガイドライン(JSH2014)」の作成が始まっているが、その中でも家庭血圧重視の高血圧診療はますます強調されることになるであろう。


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【株式会社ケアネット 会社概要】 http://www.carenet.co.jp
◇所在地 :〒102-0074 東京都千代田区九段南1-5-6 りそな九段ビル
◇設立  :1996年7月1日
◇代表者 :代表取締役社長 大野 元泰
◇公開市場:東証マザーズ(証券コード:2150)
◇事業内容:
<製薬企業向けの医薬営業支援サービス、マーケティング調査サービス>
・インターネットによる医薬情報提供システム『eディテーリング(R)』
・インターネットによる市場調査システム『eリサーチ(TM)』
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